『三十三番土偶札所巡り』—10番「ミス いしのつぼ」・11番「縄文の仮面小町 ウーラ」

6月7日は、第2次山籠もり期間中の最初の完全休養日。午前中を使って、三十三番土偶札所巡りの4日目、韮崎市、南アルプス市界隈の考古博物(資料)館3館を探訪する計画を立てた。

最初の探訪先は韮崎市民俗資料館(にらみん)」である。1回目の探訪は、2015年3月15日なのでもう随分と前だ。

その後は、「南アルプス市ふるさと文化伝承館」とセット的に数回探訪。前回の探訪からは2年以上のブランクがあるが、私的には「お馴染みの考古資料館」のひとつである。

資料館正面の駐車場到着は9時20分。エントランスに鎮座する「ミス石之坪」をモデルとした大きなマスコットにご挨拶し受付に向かった。

韮崎市民俗資料館(にらみん)の建物。井戸尻考古館とちょっと雰囲気が似ている。
「にらみん」のエントランスドアを入ると右手に「ミス石之坪」をモデルにした大型マスコットがお出迎えしてくれる!

こちらは入館料無料。受付を済ませ、女性職員さんに「御朱印」をお願いすると「お城でしょうか?土偶の方でしょうか?」という想定外の答えが返ってきた。「土偶です。」と返事をすると「初めてで慣れていないので、ちょっとお時間掛かってもよろしいですか?」との事。

「見学しておりますので、ノンビリとやって下さいね!」とお伝えし、御朱印帳を渡して、2階の展示室に向かった。やったね!ここも「巡礼&ご朱印 第1号」達成だ \(^o^)/

この資料館の巡礼対象は、10番「ミス いしのつぼ」11番「縄文の仮面小町 ウーラ」である。

展示場所は、これまでの探訪時とまったく変わっていなかった。まずは、10番「ミス いしのつぼ」にご挨拶。相変わらず美しい地肌で涼しげな表情の美人土偶さんだ。

10番「ミス いしのつぼ」御朱印
10番「ミス いしのつぼ」Instagram投稿写真。これはレプリカではなく、かつて撮影した実物写真。

だが、今回は何故か「レプリカ展示」。だが、これまでの探訪で何回も実物にお目に掛かっているので問題はなし。御朱印をしっかりとゲットできればOKなのだ!

10番「ミス いしのつぼ」の今回ご対面したレプリカの横顔。美人さんは、正面から見ても横から見ても美しいのだ!

続いて「ウーラちゃん」にご挨拶。仮面の女神さま、辰野の仮面土偶さん、そしてウーラちゃんは「仮面土偶3姉妹」。中でも、ニッコリ微笑むウーラちゃんの愛嬌は抜群である。

11番「縄文の仮面小町 ウーラ」御朱印
11番「縄文の仮面小町 ウーラ」ちゃん実物。ブラックウーラ風にちょっと加工してみたが、これも悪くないかな…
ウーラちゃんが、2009年に大英博物館に出張展示した事を示す資料。お隣の「坂井遺跡」の土偶さんには、まだお目に掛かった事がない…

入館後7分程で、10番、11番巡礼は無事に終了。見学・滞在時間は25分間までと計画してあったので、その後は他の展示物を鑑賞。前回訪問は2年以上前なので記憶は定かではないが、土偶さんの展示数が増えたような気がするな…

他の土偶さん系展示物がこれまでの訪問よりも増えていたように思うのは気のせいだろうか?この他にもショーケース展示が1セットあった。

予定より早く約15分で2階展示室の見学を終え、1階の受付に向かった。ちなみに、2階見学中は、こちらも私の「完全貸し切り状態」だった。

受付で女性職員さんと目が合うと「御朱印、もう少しお時間下さい。」との事。ふと見ると、エントランスにお客さんが一人。

ご記帳を待つ間、このお客さんと職員さんの遣り取りや1階展示物を見て、にらみんが「続100名城スタンプラリー 新府城」のご記帳所である事に気が付いた。これで、最初に御朱印をお願いした際の質問の意味が判明。

まだちょっと時間が掛かりそうな様子だったので、外に出て「大型水車」等を見学。ここで「にらみん」が、NHKの朝ドラ「花子とアン」のロケ地のひとつであった事を思い出した。

外で1~2分だが大型水車小屋を見学。

だが既にロケ地となった施設は見学済みだったし、時計を見ると滞在時間は23分になっていた。ちょっと慌てて受付前に戻って、改めて周辺の展示物を見ると、土偶さんの絵葉書やトートバックらしきものがパッケージされたグッズを販売していた。

入館料無料の考古館では、何かグッズを売っていた場合は購入して「お礼」をする仕来りなので手に持って受付にうかがうと、ちょうどご記帳も終わっていた。

最後に入館料無料のお礼に購入した「にらみん」訪問の記念セット。

これにて10番・11番札所の巡礼は完了!滞在時間はピッタリ25分。私は次の目的地である同じ韮崎市の「ふるさと偉人資料館」へと向かった。