タケニグサ『局所殲滅戦2020』— イイ汗をかいたな…

昨日は午前10時過ぎからずっと雨。決算分析作業に集中するには「最高の環境」であり、ついつい調子に乗って午前3時頃まで仕事をしてしまった。

いつものように6時前に目覚めたのだが、その後、珍しく二度寝をしてしまい、通常よりも1時間半遅れで山籠もり生活がスタートした。

午前中はScanSnapで、金融誌や学会誌の自炊作業や資料整理をして、その後は昼食。

昨日の頑張りで仕事の方は計画よりもかなり進捗したので、午後は読書でもしようかと思ったのでが、ふと、気が付いた。「タケニグサへの対応がまだだったぞ!」と…

今日は雲ひとつ無い快晴だが、心地良い風が吹き暑さは感じない。草刈り作業には格好の天気である。

今日も本当に素晴らしい天気だな。だが、昨日の雨は、庭の木々にも私の仕事にも「慈雨」だった。

さらに、今年は2月と5月の2回の事前偵察(https://triglav-research.com/?p=26778https://triglav-research.com/?p=27555)を行い、対タケニグサの戦略は構想済みである。

早速、草刈機を用意して、燃料補給はきっかり2回、午後1時から2時間半までの作業を行う事にした。

草刈機を使うのは8ヵ月ぶりかな?

これまでの所、私とタケニグサとの戦績は、ほぼ五分五分だ。我が領土(敷地)内への進出は完全に食い止める事が出来ているが、隣接する財産区林内での繁茂ぶりは「タケニグサの好き放題」である。

だが、タケニグサの領土拡大も野放図というわけではなく、我が家の敷地に隣接する長さにして100m程度のエリアである事がわかった。さらに、エイリアンのクイーンを彷彿とさせる無気味で大きな茎が集中して生えるエリアも特定済みである。

タケニグサのクイーンの繁殖エリア。大きな株が10本以上あった。
タケニグサのクイーンの中では最も小ぶりな株だが、既に、枯れた茎と茎の中央から新芽が出始めていた。草刈機で根元から破断した。

その結果を踏まえた上での、2020年の戦略は『局所殲滅戦』である。100m近くの長さで帯状に生えるタケニグサすべてを殲滅するのはもう諦めた。

我が家のメインウッドデッキから下に伸びるスロープを20m程の幅に限定した上で、林野の下草も含めタケニグサを徹底的に、繰り返し繰り返し刈り取る事にしたのだ。

下草を刈った状態。今年はこのエリアには、タケニグサは繁茂させない!

この20mは、100mの帯のほぼ中央に位置するので、タケニグサの繁茂帯は40mずつのブロックに2分される事になる。さらに東側の40mブロックにある「クイーンゾーン」を新芽が出始めたこの時期に茎の根元から草刈機で伐採するという作戦だ。

繁茂帯を分断した上で、タケニグサがどう反撃してくるかを今年は見極めようと思う。

財産区林については、数年前の大規模伐採の際に、草刈りをする分には構わない(松や広葉樹を伐採するのは不可)と許可をもらっているので、タラノキを除いて下草を綺麗に刈り取った。

ラタノキは山菜の王様なのでしっかりと温存。このタラノキは高さ2.3m程あった。

草を刈り取ったエリアの先端部分には、クサボケやイカリソウが群生する私のお気に入りの場所があり、その先は涸れ沢となっている。夏から秋にかけてはタケニグサに完全に覆われてしまうエリアだが、今年は何とかこの部分だけには繁茂させないようにしようと改めて決意!

クサボケのオレンジの花は林の中では小さくても目立つ。勿論、伐採はしない。

1時間15分程で財産区林の下草刈りは終わったが、まだ草刈機の燃料があった、そこでさらに10分程、我が家の敷地内の林床風な部分の下草刈りも行った。すると、自生する小さな紅葉(楓)を2本発見。

最初に見つけた自生の楓。葉の形状からするとヤマモミジだな。
次に見つけた自生の楓。葉の先や周辺が赤い。何と言う種類だっけ?

種類は明らかに別のようだ。こんな経験は八ヶ岳ライフ20年にして、2018年に次ぐ2回目である。

そう言えば、2018年は大規模な「タケニグサ殲滅戦」を行った時に見つけたんだよな… どうやら「森林の神様」が、タケニグサと戦うとご褒美をくれるようである。今日は植木鉢がないので、後日、救出作戦を行おう。

1時間半近くもぶっ通しで草刈機の作業をすると、汗だくになる。草刈機等の片付けを終えた後、メインウッドデッキのガーデンベッド2号に寝転がって休息。傍らのガーデンテーブルには「Asahiのドライゼロフリー(5つのゼロ)」を置く。

作業で汗を書いた後は、この「5つのゼロ」を飲む事が増えてきた。

私はアルコールは1滴も嗜まないが、何故か、最近、作業後にはゼロフリーを美味しく感じるようになった。ああっ、本当にイイ汗をかいたな…