新芽、新芽、新芽… 鹿軍団との闘いは続く

我が家の庭の異形のソメイヨシノは、早くも八分散り(こういう表現もある事を最近知った)。葉桜が輝き、ホスタさん達が地中から顔を出し終えると、庭の木々は一斉に新芽を吹き始め、正に「新緑の候」が到来する。

異形のソメイヨシノはすっかり「葉桜」化。八分散りといった感じだな…
毎日観察してきた(かつての)蕾の周辺は、すっかり葉で囲まれている。
オフィスの脇に2本自生している白樺は早くも葉が茂り始めた。
シュガーメイプルの新芽はいかにも「美味」そうだ。苗を植樹した直後に見事に鹿軍団に毟り取られ、復讐を誓った時の事を忘れない。
クリムゾンキング(ノルウェーカエデ)は新芽も赤紫で美しい。

既に「鹿除け銀マット」は外してあるので、鹿軍団の大好物である「楓(カエデ)系」の新芽が被害に遭わないように防御ネットをチェックしたり、ブルーベリーに「害鳥除けの魔法の粉袋」を吊したりと、細々とした庭仕事を日々、楽しむようになる。仕事の合間の息抜きにはちょうど良い。

クリムゾンキングやシュガーメイプルと言った「楓系」の大木に育つ木は「防御ネット」で守ってやらねばならない。
毎年、ブルーベリーの鉢植えの中央に「天然ヒトデ」の成分を粉末にして袋詰めした「害鳥駆除剤」を吊す。鹿の食害で壊滅状態となったブルーベリー達は、メインウッドデッキの上でリハビリ状態継続中だ。
一斉に芽吹き始めたブルーベリーの鉢植えの中央に「魔法の粉」を吊した。

鹿軍団との闘いも20年続けていると、お互いの「知恵比べ」のようになってくる。ホスタさん達の防衛網である「結界石《改》」もやや効力が薄れてきたようで、昨年夏場には一部のホスタさんが被害を被った。さらなる改良を検討せねばならないかもしれない。

ちょっとした油断が大いなる後悔となるのが、鹿軍団との闘いなのだ。

その点、鹿軍団が忌避する草木は手がかからない「優等生」だ。我が家においては「ブッドレア」と「馬酔木」である。もう一種程、優等生を植えたくて、昨年から色々と調べているのだが、どうも良い候補が見つからない。

鹿軍団は見事な位に「馬酔木(アセビ)」には見向きもしない。鹿の食害がゼロなのは嬉しいが、ブッドレアと比較すると生長が遅いのが難点だ。屋久島馬酔木が白い可憐な花を咲かせている。

手間暇が掛からず、寒さに強く、美しく大きな花(濃いブルーとホワイト)を長期間咲かせ、様々な蝶を呼び寄せると言う「私好みの条件」を見事なまでに満たしてくれる「ブッドレア」がオフィスの周辺をバリアのように囲ってくれているので、まあ良しとするか。

今日も、敷地内から1歩も外に出ない1日だった。テレビは相変わらずSARS-CoV-2のニュースか、ドラマの「特別編集版」と銘打った再放送ばかりである。さすがに、もうウンザリだ。

ノンビリと温泉にでも浸かりたいのだが、軒並み休業期間延長となっている。せめて温泉だけでも営業再開してくれないだろうか…