憂鬱な「雨」の新年度入り — アウトブレイクに見入った日

何歳になっても4月1日の新年度入りというのは、それなりに身が引き締まる思いがする。エイプリル・フールの「お茶目な日」でもあり、加えて、家族のひとりの誕生日でもある。

そんな「特別な日」は青空の下で迎えたいと願っているのだが、今日は生憎と朝から「憂鬱な Rainy day」である。まあでも、29日の雪のように「自粛生活」の実効性を高める上では、悪くはない雨かもしれない。

今後数日は、自宅での在宅勤務&自粛生活という味気ない日々が続く。「義務」という言葉は嫌いだが「人としての嗜み」と思えば気分が楽になる。

不特定多数の人が犇めくスペースには近寄らないと決めてはいるが、今日は誕生祝いのケーキを買うために新百合ヶ丘駅周辺に出掛けねばならなかった。

自宅最寄り駅「新百合ヶ丘」マプレ通り脇の桜。満開の盛りを過ぎた時期かな? まだ十分に美しいがこの雨では…

D4を置いた駐車場から人通りのなるべく少ないルートを選びケーキ店に向かった。10時の開店と同時に入店して、ぱっとケーキを選んで、さっと電子マネーで支払い、すっと撤収。ここまで用心深いとちょっと喜劇っぽい。

人混みを避けて、マプレ通りはわざわざ2F通路を歩いた。雨と外出自粛の相乗効果だと思うが、人出は予想以上に少なかった。

だが「こばち~」とは、そういうものなのである。

その後は、自宅書斎でひたすら在宅勤務。最近、書斎での仕事の際には、デスクトップPC画面の右上に映画を流して「ながら鑑賞」するのがマイブームとなっている。今日はパンデミック映画の名作「アウトブレイク(OUTBREAK)」を選んだ。

アウトブレイクは国内外のパンデミック系映画の中ではやはり一番面白いな… とても1995年の映画とは思えない緊迫感が漂う。

冒頭「人類の優位を脅かす最大の敵はウイルスである」というテロップが流れるなど、今から25年前の映画とは思えないリアル感が漂う。

映画の冒頭に流れるテロップ。COVID-19パンデミックで私も実感した。

これまでに5~6回は鑑賞した映画だが、新型ウィルスに感染したザイールの傭兵キャンプを補給物資の投下と偽って爆弾で消滅(焼き払って)させてしまう導入部のシーンは衝撃的だ。

傭兵キャンプをウィルス封じ込めのためにいきなり爆撃してしまうなんて、映画のストーリーとは言え、アメリカって凄いな…

途中から、仕事よりも映画を観る方がメインになってしまった… 「零細企業経営者の在宅勤務」とは、こんなものなのである。