八ヶ岳ライフ功労者列伝 — ①最強の枕木テラス&スロープ

今日も仕事の隙間時間に、Galaxy Note 9で八ヶ岳の状況をチラッとチェックする(楽しむかな?)1日。

昨日、あれ程に積もった雪は、今日の午後3時前の時点で、既にかなり解けていた。枕木スロープ、メインウッドデッキの上にはもう雪は残っていない。

隙間時間にチェックした今日の午後3時前の八ヶ岳枕木テラス周辺の画像。枕木スロープ、メインウッドデッキ、ガーデンファニチャに積もった雪はすっかり解けている。枕木テラスに残った雪の厚さも2~3cm程度だろう。

それにしても、枕木テラス&スロープとウッドデッキは、20年目を迎えた我が八ヶ岳ライフの中で本当に「貢献の大きい存在」だ。人ではないが、敢えて「功労者」と呼びたくなる!

DIYから19年目を迎えた「枕木テラス&アプローチ」の現在の姿。コールタールの色も落ちて、いい具合に「年齢(よはひ)を重ねた」雰囲気が漂っている。メインテナンス・コスト・フリーという意味でも「八ヶ岳ライフ」における最強のペアだ。

実は、20年前に八ヶ岳本宅を購入した際に、ウッドデッキもテラスも、敷地内にはまったく存在していなかった。その後、本宅ウッドデッキ → 枕木スロープ(含む駐車場)→  枕木テラス → 本宅ウッドデッキ増設(メイン化) → オフィスウッドデッキの順番で増設・拡張し、現在の姿に至っている。

勿論、すべてDIYである。ウッドデッキだけで、面積は137㎡(約75畳)。枕木の駐車場とスロープの面積は計測した事はないが、フルサイズの枕木を350本使っているのだけは確かである(https://triglav-research.com/?p=21276)。

枕木1本の平均的面積は0.55㎡程度なので、350倍すると約193㎡(約106畳)。我ながら「凄い広さ」だなと感心する。

どうして、ここまで「ウッドデッキ」や「枕木のテラス等」にこだわったのか? 枕木テラスやスロープについては、尊敬する「柳生博師」の教え(影響)である。

八ヶ岳本宅購入決定直後に、初めて「八ヶ岳倶楽部」を訪れた。その時に、セカンド・レンジローバーがちょっと離れた枕木駐車スペースの上にポツンと1台駐車してある光景があまりにも美しかった(何故か、その時のデジタル写真がどうしても見つからない)。おそらく、柳生さんの愛車だったのではないかと思う。

その初回訪問時に、八ヶ岳倶楽部で売っていた「風景を作る人 柳生博(生和寛著 辰巳出版)」 を購入。枕木の堅牢さと素朴な美しさに、すっかり魅了されてしまったのである。

その直後から、枕木の大量調達に私自らが動き、八ヶ岳ライフ2年目のGWまでに計350本の枕木を購入。知人Tさんの助けを借り、GW休暇中に「枕木のスロープ」を一気に作り上げた。

3回に分けた調達した最後の「枕木軍団」が到着したのが2001年5月3日。調達総本数は350本。今思えば、セルサイドのアナリストとして多忙な中、よくそんな「無謀」な事が出来たなと思う。
輸入物もの(カナダとオーストラリア)枕木、は国産枕木と比較して大きい。だが、最も頑丈なのは「国産枕木」で、駐車スペースは国産枕木を中心に作ってある。
いつも大規模DIYを手伝ってくれる友人Tさんは建機の操作は何でもOK。現在では、国内大手エアラインのエンジン整備部門の社長さんである。私はロジスティックは得意だが、建機の操作は出来ない。我が八ヶ岳ライフの「最大の功労者はTさん」だと感謝している!
たった1日で枕木スロープを2人で作ってしまった。デジカメの性能は、当時は夕方になるとこの程度の写真しか撮れなかったのだ…
枕木スロープ完成後、翌4日から駐車スペースに着手。ランクル100クラスの大型RVが余裕で2台駐車できるというのが、駐車スペースの基本設計だった。
5月5日の昼前には枕木アプローチとテラスは完工。正味の作業は、ほぼ2日だった。

枕木スロープと駐車場の完成後、6月に八ヶ岳倶楽部を訪れた。その際に、柳生さんご本人に、枕木スペースを作った経緯や完成後の写真をお見せすると「本当によく頑張ったね。でも枕木をこれだけ調達するのに苦労したでしょう。」と暖かい言葉を掛けていただいた。

枕木駐車場とスロープ完成後、6月に八ヶ岳倶楽部を訪れた際に柳生さんに完成した枕木スペースの写真をお見せした。暖かい言葉を掛けていただき、「風景を作る人」にサインも頂戴した。

お願いすると「風景を作る人」に、快くサインもして下さったのである。この本が「私の宝物」であるのは言うまでもない。

その年の9月の初めには、残った枕木で「テラス」を増設。あれから今年で早19年目。オフィス建設の際に大型ユンボの重量で数本が破損したが、建設業者さんが無料で破損分を交換してくれたため「追加コストまったくゼロ」で、D4の駐車場、焚き火やBBQのスペースとして「大活躍」してくれている。

スロープや駐車場で使った残りの枕木でテラスの作成に着手したのは2001年の9月8日だった。
枕木テラスも正味2日間で作り上げてしまった。まだ40歳前だったので、それだけのパワーがあったのだと思う。
しかしまあ、素人が2日で作った割には、美しい枕木のテラスである。D4もかつての愛車ランクル100も枕木テラスの手前1列目までスロープを降りてきて、そこに駐車。共に、車重2.5tの重量級である。

現在の愛車D4、その前のランクル100は共に車重2.5tのヘビーなRV車である。よくぞ車重に耐えているなと感心する。

枕木の重さは1本50~60kgで、中には70kg近いのもある(業者さん談)。まだ40歳前だったからこそ出来た「重労働」でもあった。

最近、こんな具合に、20年目を迎えた「八ヶ岳ライフ」を振り返る事が増えてきた。

還暦まで、あと1年8ヵ月。そろそろ「八ヶ岳ライフの前半戦」を総括する時期が訪れているのかもしれない。