【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.6】神奈川県立歴史博物館(神奈川県)

探訪博物館: 神奈川県立歴史博物館(http://ch.kanagawa-museum.jp/
探訪日: 2019年4月19日
探訪目的: 名も無き土偶さん達と旧横浜正金銀行本店

4月19日は5年に1度の宅地建物取引士法定講習日。講習前日、Googleマップで会場を確認していたら、すぐ近くに「神奈川県立歴史博物館」がある事に気が付いた。講習会場から徒歩で2~3分の場所である。この博物館は、館内補修工事のため未探訪であり、土偶さんも数体展示されている事をすぐに思い出した。

「これはもう講習のついでに探訪するしかない!」とすぐに考えたのだが、Webで調べると、開館時間は午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。講習スケジュールと突き合わせすると、講習前も後も開館時間外である事が判明。諦めるしかないかなと思いかけた時に、昼休み時間が11時55分~12時45分の50分間もある事に気が付いた。そうだ、昼休みに行けば大丈夫と判断し、45分間の探訪計画を立てたのである。往復と受付に10分、見学に10分、昼食に15~20分、最後に博物館周囲を見て回るのに5~10分という時間配分だ。

当日は、ほぼスケジュール通りに午前の講習が修了。講習用の教室からビルの外に出るまでの階段が混み合ったため、県立博物館まで5分程度を要してしまったが、正午過ぎには受付に到着。300円の入館料を支払って、事前に調べてあった3Fの原始・古代「さがみの古代に生きた人びと」展示室へと直行した。

これが神奈川県立博物館受付エントランス側の外観だ。
原始・古代の展示スペース。展示品の数は多くはないが、ゆったりとした上品の雰囲気な展示スタイルだ。

この日は、原始・古代コーナーのみ最長10分間と見学時間を決めていたので、真っ先に「土偶さん」展示スペースを見学。展示されている土偶さんは全部で10体。どれも小柄で、ニッコリ笑顔系のお顔が目立った。3体はSONYのコンデジならスマイルシャッターが作動するかな?

土偶さんの展示数は10体で、どれも小柄。
展示されていた10体の土偶さんの内、右上2体のアップ写真。ニッコリ系穏やかで微笑ましいお顔。
土偶さんの展示は、そのほとんどがお顔である。いくつかはSONYのスマイルシャッターが反応するに違いない!

土偶さんの左側には土版と土器の一部と思われる八ヶ岳界隈ではお馴染みの笑顔系の顔面も展示されていた。こういった土偶さんや土器のお顔を見ていると、縄文時代には八ヶ岳界隈と相模は同じ文化圏であったのだろうなと思えてくる。

土偶さんの左側に展示された土版と土器の一部と思われる顔面。八ヶ岳界隈でお馴染みのお顔である。

土偶さんの見学時間は5分程。残りの原始・古代コーナーを3分程でさらっと見て回り、博物館1Fの喫茶店へと向かった。喫茶店の場所もメニューも勿論、調査済みである。サンドウィッチセットを注文し頬張り終わったのが12時25分。

すぐに博物館の外に出て、改めて博物館の外観を眺める。この建物は旧横浜正金銀行の本店である。言うまでもなく旧東京銀行の前身なので、現在の三菱UFJ銀行のルーツのひとつでもある銀行の由緒正しき建造物なのだ。かなり大きな建物だが、銀行アナリストとしては1周巡っておくべきだろうと考えて、早足で歩きながら何枚か写真撮影。

博物館の周囲をグルッと1周した。旧横浜正金銀行の本展である事を実感させる重厚な雰囲気である。
この角度はお洒落だなあ~。無粋な交通標識とホテルの看板がなければ、もっと素敵なのだが…

1周した後はそのまま講習会場に向かい、12時35分には講習会場のあるフロアに戻った。予定よりもさらに短い所用時間40分間の土偶さん探訪。たった5分間の土偶さん見学時間も含めて、これまでの【縄文土偶探訪記】では、最も慌ただしい内容となった。

Revival seasonは、こんなスタイルも有りだよな… そう自分に言い聞かせた。Revival seasonも、既に Vol.6まで来たぞ!