約3週間ぶりの八ヶ岳オフィス

昨日の午前8時半少し前に八ヶ岳オフィスに出社した。前回、八ヶ岳を離れたのは3月24日の早朝(7時前)だったので、実に3週間ぶりの八ヶ岳である。

八ヶ岳を離れた3週間の内、最初の1週間は東北出張等、真面目な講演活動だったが、4月2日〜12日までは、社主さま(家内)と2人でロサンゼルス役員慰安旅行を楽しんできた。今月21日までは「20日間の完全休暇期間」と決めているので、基本的には仕事はせずに、心穏やかに「平成」という時代を見送るつもりでいる。(http://triglav-research.biz/?p=24348

だが、出社初日となった昨日は、WindowsデスクトップPCの反乱(故障)という予期せぬトラブルに見舞われ、ほぼ1日を不毛な作業に費やしてしまった。天気もぱっとしない曇り空で、夜にはかなり激しい雨が降ったので、八ヶ岳ライフを楽しむといったような気分にはならなかった。

今日は元々、完全休暇期間中の「例外日」として、ロサンゼルス滞在中に届いていたビジネス関連の問い合わせや依頼を「一気に捌く」予定。ジェットラグの影響もあってか午前4時過ぎに目覚め、ビジネス用のメールアカウントを再接続し、旅行中のメールを受信したら、事前予想の2倍位の要処理案件が届いていた。「これじゃあ、完全休暇期間が台無しじゃないか…」とボヤキながら、何とかお昼までにすべての作業を終えた。

八ヶ岳オフィスでは、常にWindowsとMac2台のデスクトップPCで仕事をしてきたので、Windowsが使えないとどうしても作業効率が一気に低下する。非効率な仕事はしたくないので「残り1週間の休暇期間中も、ビジネス系のメールアカウントは再び切断してしまおうか?」と本気で考えている。「完全休暇」とはそういうものだと思う。

軽い昼食を終え、午後1時過ぎになって、漸く「八ヶ岳ライフ」を楽しむ心のゆとりが復活してきた。思えば1月最終週からの2ヵ月程は、八ヶ岳滞在中も朝から晩まで資料作成に没頭する味気ない日々を送ってきたのである。GW明けには「決算分析バトルモード」にトランスフォームする事になるが、もうあの2ヵ月のような「無粋な」仕事への取り組み方は絶対にやめようと心に誓った。

それにしても今日は、昨日と打って変わって素晴らしい天気だ。八ヶ岳ブルーの空が広がり、ほんわかと優しく暖かい。この陽気ならば、鉢巻道路の桜の開花も始まるんじゃないかとオフィス周辺をD4でショートドライブしてみたが、まだその気配はなかった。

今日の昼食後、オフィス周辺をショートドライブ。桜の満開時にはピンクに染まる鉢巻道路もまだ桜開花の気配は感じられなかった。

よくよく考えたら、ロサンゼルス滞在中に富士見町には「大雪」が降ったのである。ロスでディズニー・リゾートの13時間オプショナルツアーを楽しんだ日、ホテルに戻ると社主さまが「長野県富士見町に大雪警報」という通知が届いたと驚きの声を上げた。この日のロスは、気温が日中には30度を超えて半袖でも汗ばむほどの陽気だったので、俄には信じられなかった。

ディズニーリゾートを訪れた4月9日は日中の気温が30℃を超えて、夏の風情であった。ゆえに八ヶ岳の「大雪警報」を鵜呑みには出来なかった。

何かの間違いだろうと、すぐに「カメラ一発」でオフィス周辺の状況を確認。そこには「積雪20cmといった感じの雪景色のオフィス周辺」が映し出されていた。どう見ても、今年1番の積雪量である。同時に、ロサンゼルスからも簡単に八ヶ岳の状況が確認できるIT技術の進歩(一般化・大衆化と言うべきかな?)に改めて感動。

カメラ一発を開いて驚愕。枕木テラスは積雪20cmといった感じである。間違いなく今年1番の積雪量だった。

「4月の名残雪」なので1日で消えてしまうんじゃないかと期待して翌日も「カメラ一発」を開いた。晴れてはいたが、そこは「雪国」のままであった。4月にこれだけ雪が積もるのは珍しいな… 異常気象が加速度的に進んでいるようで、かなり「不気味」である。

翌日は晴のようだったが、雪はまだまだ敷地内を覆っていた。

昨日の朝、出社した際には、敷地内の雪はほとんど解けてしまっていた。今日の夕方の時点では屋根から滑り落ちてウッドデッキの上に高く積もっていた雪がかろうじて残っている程度である。この雪も明日にはほとんど解けてしまうだろう。

今日の八ヶ岳オフィスの様子。庭には雪の欠片も無く、陽射しは優しく暖かかった。
屋根から滑り落ちて積もった雪がかろうじてメインウッドデッキの上に残っていた。この雪も明日には解けてしまうだろう。

我が家のソメイヨシノの蕾はまだまだ固く、開花の兆しは感じられない。今年も満開になるのはGW中だろうか? だが、沈むゆく夕陽は着実に強さと輝きを増していて、八ヶ岳の遅い春の訪れを実感させてくれる。

八ヶ岳オフィス敷地内の唯一の桜の木(ソメイヨシノ)の蕾はまだまだ固い。今年も満開の時期はGW中だろう…
財産区林の樹間に沈む夕陽が春の訪れを物語っている。

少し早いが、「焚き火」を楽しもうか?と、5秒ほど思案。や〜めた。今日はのんびりと「鹿の湯」に浸かる事にしよう。そして明日から【縄文土偶探訪記 Revival season】の配信を開始だ!

成田での前泊を含めると9泊11日となった「ロサンゼルス役員慰安旅行」は本当に楽しかった。だが、私が一番好きで心安まるのは「八ヶ岳西麓のオフィス周辺」である。サンタモニカの美しい街並みを散策している際にふとそんな事を考えていたら、偶然、社主さまが「やっぱり八ヶ岳が一番かしら…」と口にした。我が社の社主さまは本当に見る目がある!!

サンタモニカの街並みはとても美しかったが、やっぱり私は「八ヶ岳」が一番好きで落ち着く!