やっとキノコの勉強を始めた —奥がとっても深そうだ…

前回、八ヶ岳オフィスを離れたのは台風21号襲来の前日、9月3日の午後4時過ぎだった。台風の被害は「カメラ一発」越しに確認するしかなかったが、幸い無かったようだ。

今朝7時半のオフィス周辺の様子は薄曇り。室内気温は本宅が18℃、オフィスが20℃と表示されているので、おそらく外気温は14-15℃程度だろうか? いや、もっと低いかな… 次回滞在時には、秋の気配がさらに深まっているに違いない。

前回滞在の最終日に、キノコの勉強をしようと思って、八ヶ岳本宅のホビールームの書棚を探したが、キノコ関連の図鑑は無かった。はて、森林インストラクター試験の時に2-3冊購入したはずだが?

よく考えたら、試験勉強の関連書籍は川崎自宅ビルトイン車庫に作成した書棚にまとめて置いてあることを思い出した。勿論、この棚もセルフビルドである。自宅帰宅後に探したら、キノコ図鑑の類はすぐに2冊見つかった。だが、どちらもかなり大きくて厚い。携帯用のポケット図鑑も1冊買った記憶があるんだが、勘違いだったかな?

書棚に保存してあった試験勉強ノートをパラパラめくって気がついた。ポケット図鑑をバラして、過去問だったか練習問題だったかは定かではないが、重要そうなキノコのページだけを選んでノートに貼って、ポイントを書き込んであった。

実践的な知識を身に付けるのではなく、効率的に試験に合格するだけのために、私がかつて使っていた手法である。今なら、必要なページをスクショし、Note Alwaysに貼り付けて、Apple Pencilでコメント書き込めば済むことを、随分と手間暇かけていたものだと懐かしく思った。

フィールドでハンディ図鑑を持ち歩き、実物に遭遇したらデジカメでズーム撮影して、その場で図鑑で確認して名前と特徴を覚えてしまう。野鳥の時に実感したが、これが『通(つう)』になるための一番手っ取り早い方法なのだ。

そんなわけで、ハンディ図鑑で出来れば好みの縦長なタイプはないかと探した。すると「おいしいきのこ 毒きのこ」という妙にそそるタイトルのハンディ図鑑が見つかった。幸い、紙の書籍だけでなく電子書籍も発行されていたので、まずは電子版を購入。内容が気に入ったので、すぐに紙の書籍も注文した。

早速、電子書籍版の図鑑とこれまで八ヶ岳で撮り溜めしてきた「きのこの写真」を突き合わせしてみた。ところがキノコの場合、種類の特定が本当に難しい。「モドキ」とか「ニセ」という名称の付された外見の似たようなものが多くて、野鳥のように種類判定に確信が持てないのである。

漸く、ひとつだけ間違いないと思えたのが、オフィスエントランスの周辺に毎年顔を出す「アミガサタケ」だった。食用の際には「ゆでこぼしてから利用する。じっくり煮込む料理向き。生食は中毒。」との解説があった。

そう言えば、以前調べた際にはグラタンやシチューの食材に適していると書かれていた記憶がある。「よーし、来年の春は必ずアミガサタケを食すぞ!」と心に誓ったのは言うまでもない。

だが、さらに図鑑のページをめくっていったら「シャグマアミガサタケ」とよく似たキノコが登場。こちらは『毒』、そして「猛毒なのに毒抜きして食べられる。だけど湯気には要注意。」とわけのわからない解説付き。

う〜ん「キノコ道」は奥が深そうだ。やっぱり「師匠」を探すしかないかな,,,