『銀座NAGANO』との遭遇 — 長野県のアンテナショップは色々な意味で凄い!

社主さまとの八ヶ岳での楽しい休暇期間は今週の月曜日まで。今週残りのWeek days は、前半が東京でのお仕事、後半は地方講演出張である。

「蒸し暑さ」のせいもあるのだろうが、東京滞在中に感じる「瘴気(都市としての悲鳴)」のようなものが、今年の4月以降、さらに酷くなってきているような気がする。そのため、「東京に出掛ける日数を極力少なくする」というのが、弊社(私)の最近の基本方針だ。

そして、出掛けた際には、可能な限り(効率的に)多くの案件をこなす事としている。講演やプレゼンの空き時間には「情報収集(人と会い、話し、聞く)」に徹底的に時間を割く。かなりタイトに予定を組むのだが、それでも時々、ポッカリと「隙間時間」が出来る。苦手な「魔都東京」が、私にささやかなプレゼントを贈ってくれるのは、そんな時(だけ)である。

昨日も、ちょっと遅めの会食を銀座で終えた後、次の予定まで20分程の空き時間ができた。ちょうど、愛用のMONTBLANC STARWALKERのインクが切れかかっていた。レフィルはファインライナー用なので普通の文具店では扱っていない。「伊東屋銀座店」まで400500mの場所だったので、徒歩で向かった。

途中、銀座すずらん通りを足早に歩いていたら、左手に「NAGANO」という文字が見えたような気がした。数歩歩いてから振り返ると銀座NAGANOとある。ん??何だ、このお店。NAGANOって、長野の事かな?興味を覚えて、滞在時間5分以内と決めて、店内に足を踏み入れた。1Fには、見慣れた商品や食材がズラッと並んでいた。そう「長野(県)のアンテナショップ」である。

銀座すすらん通りを急ぎ足で歩いていると「NAGANO」の文字が左手に見えたような気がした。振り返ってみると「銀座NAGANO」とある。この一等地に何なんだろう? このショップ…
1Fのショップ内。見慣れた商品や食材がズラッと並んでいる。誰が見ても「長野のアンテナショップ」とすぐに気が付くだろう。「牛乳パン」買いたかったな…

階段で2Fに上がるお客さんが何人もいたので、私も行ってみた。2Fはイベントスペースと観光案内コーナー。観光案内担当の方に「長野のアンテナショップって、以前は別の場所じゃありませんでしたか?いつから銀座に移ったんですか?」と質問。すると「2014年秋からここです。その前は、有楽町でした。」との答えが返ってきた。ここで漸く、かつては「交通会館」内にあった事を思い出した。

さらに「1F2Fだけですか?」と尋ねると、「4Fもそうです。移住や就職の相談コーナーがあります。」との事。後で調べたら「ビジネスマッチングや打ち合わせのほか、UIターン支援、移住・週末の信州暮らし、就職相談も、ワンストップサービスで対応」と記されていた。1F2Fのスタッフ数の多さに感心していたのだが、さらに4Fも有ることに驚いた。

2Fの観光案内コーナー。長野県各地の観光パンフレットがスラッと並んでいて「壮観」。それにしても1Fと2Fでスタッフさんかなりの数だな。4Fには「コワーキングスペース&移住交流・就職相談コーナー」まである。この1等地にこの施設。やっぱり「長野県は凄い」。

2Fの喫茶スペースで、ノンビリとしたかったのだが、既に3分以上経過。慌ただしく1Fに戻ると「牛乳パン」が並んでいた。買って帰りたいのだが、外はウンザリする程の暑さだし、午後の予定はこれからだ。断腸の思いでレジ前を立ち去ろうとしたら、とんでもない物が視界に入った。「どっ、土偶さん達のクッキーだ~こんなのこれまで見た事ないぞ~」

ショップを出ようとしたら、レジ前のコーナーに「土偶さん系スイーツの群れ」を発見。じっくりと選んでいる時間は無い。取り敢えず3袋を無造作に選んで購入。これも「地方創生」への小さな貢献である。

STARWALKERは、私が仕事をする際のお守りのひとつなので、インクが掠れるなんてダサい事は我慢ならない。レフィルの在庫は八ヶ岳オフィスにしかないので、やっぱり「伊東屋」に絶対に行く必要がある。でも、土偶さんのクッキーらしき物も捨てがたい。私が、選んだアクションは「とりあえず3つ程、買ってみよう」であった。

種類の違うパッケージを3つ無造作に握り締めレジへ。代金1,044円を支払って、急ぎ足で「伊東屋」へ向かった。何とも慌ただしいが、私の東京での行動は、いつもこんな感じである。

この日の予定をすべて終えた後、購入したクッキーを改めて並べてみた。土偶さん4体入りのクッキー「ビーナちゃんと仲間達」、小型の土偶さんや土器が8体(個)入った「中ッ原土ッ器ー」、そして「縄文のヴィーナス」との名が付された焼き菓子が、それぞれ1袋である。

ここで、私は自身の失敗に気が付いた。「縄文のビーナス」さまや「仮面の女神」さまのクッキーや焼き菓子なんて、恐れ多くて食べられないじゃないか!

クッキー系2袋は、土偶さん達がかなりリアル。恐れ多くて食べるのは無理だな。買っちゃいけない物に手を出してしまったと反省。

だが、もう一度、これらお菓子の形状を確認してみるとと、焼き菓子だけは「縄文のビーナス」さまに似ても似つかない。これって何を模したんだ?  「罪悪感」が湧きそうもないので、すぐに袋を開いてパクっ。甘味が強めで、予想以上に美味であった。

この焼き菓子「縄文のヴィーナス」って商品名だが、全然ビーナスさまには似てないぞ。躊躇無くパクっ。かなり甘味が強くて美味しいじゃないか。ビーナスさまに似ていなくて良かった。

しかしまあ、銀座で「八ヶ岳縄文土偶さん達のクッキー」に出会えるとは思わなかった。これも「魔都東京」のパワーではあるな

「銀座NAGANO」は、ロケーションの豪華さや機能・スタッフの充実、扱っている商品の魅力等々、色々な意味で凄い!さすが我が心酔する「長野県」のアンテナショップである。

次回は時間に余裕がある時に、じっくりと訪れる事にしよう!

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