六本木ヒルズから眺める「梅雨空の東京」とWebカメラ越しに見る「快晴の八ヶ岳」

珍しく体調を崩してしまった。体がだるくて微熱があり、何よりも声がしゃがれて自分ではないみたいだ。

元々、銀行の本決算発表後、かなりのハードワークを続けて来たので、ちょっと疲れ気味だった。

そんなわけで一昨日は、川崎自宅での完全休養日としたのだが、Empty状態に近付いていた「勤勉バッテリー」の充電には1日では足らなかったようだ。

昨日は、朝から税理士の先生に川崎自宅で対応。その後、東京に出て某プレスの方と面談。午後3時に六本木ヒルズに入って、年2回恒例となっている地域銀行の東京支店長有志の方々向けに90分間の講演をした。

その時はまだ普通に声が出たのだが… 講演の後には、これも恒例の六本木ヒルズ倶楽部での懇親会があり、結局、川崎自宅に戻ったのは午後10時半前だった。

講演会と懇親会の間には、主催者さんによる「粋な企画」が毎回ある。昨年は、森ビルさんのご厚意で、六本木ヒルズ43Fにある「ジオラマ室」を特別に見学させていただき、本当に楽しかった(https://triglav-research.com/?p=17331)。

今回の企画は「TOKYO CITY VIEW」。六本木ヒルズ52Fの屋内展望フロアと屋上のスカイデッキから東京を一望するというお洒落な内容で、私はとても楽しみにしていた。

六本木・赤坂界隈には、私が働いた高層オフィスビルがごろごろある。アークヒルズ、城山ヒルズ、赤坂パークビル、泉ガーデンタワー、そして六本木ヒルズだ。

六本木ヒルズでは4年程働いたと思うが、何故か、TOKYO CITY VIEWは未体験だったのだ。

だが、東京は「生憎の梅雨入り」。天候の関係で「屋上スカイデッキ」からの展望は中止。52Fの屋内展望フロアのみからのCITY VIEWとなった。

「憎むべきは梅雨空」である。晴天であれば、夕暮れの東京を堪能できるはずなのだが、梅雨空の下ではどんよりとしていて重苦しい印象しか伝わってこない。

六本木ヒルズは32Fで4年程働いたが、52Fからの「TOKYO CITY VIEW」は初体験。実は、かなり楽しみにしていた。だが、生憎の梅雨入り。この程度の写真しか撮れない。

最初の内は iPhone Xで写真撮影していたのだが、好みの写真が1枚も撮影できないので、途中でやめてしまった。

アングルを変えてもまったく駄目。それにしても、この軟弱な地盤の地に、よくもこれだけビルを建てたものだと感心する。

「最近、東京の事を悪く書いてばかりいるので罰が当たったかな?」— 小鉢男ではあるが「晴れ男」でもある私はそんな風に思った。

最後に青山墓地の写真を撮影。高貴な(好奇ではない)心霊写真が撮影できているのではないかと期待したのだが、駄目だった。

52Fを1周した後、フロア内にいた案内係の女性に尋ねた。「ここは高さはどれ位あるんですか?」

すぐにパンフレットを手渡してくれ、52Fの展望フロアは、地上218m、海抜250mである事を知った。

案内係の方の対応の素早さも含めて、色々な意味で「さすが六本木ヒルズ」である。

だが、ここで私は、対抗意識を持った。我が八ヶ岳オフィスは「海抜1,320m」の所にあるんだぞ!六本木ヒルズの最上階より、5倍以上も高いところでいつも仕事をしてるんだ。どんなもんだい!

そんな事自慢しても意味の無い事はわかっている。だが「小鉢男」とは、そういうものなのである。

そして、体調不良の原因に気が付いた。最近、東京に出ると「空気が重い」と感じるようになって来たのだ。

オフィスの所在地「富士見高原」は、高地トレーニングのメッカとも言える場所である。そのせいか、最近では90分の講演も2~3回の息継ぎでこなせるようになってきた。

もう「東京の重い空気」で生息できない体質になってしまったのかもしれない…

八ヶ岳が恋しくなって「カメラ一発」でオフィス敷地内の様子を確認。

今日の八ヶ岳オフィスは快晴。枕木がカラカラに乾いて白く光っている。六本木ヒルズの最上階よりも5倍以上の高さの所に私はオフィスを構えているんだぞ!どんなもんだい

八ヶ岳は今日も快晴。

私には、東京の高層オフィスビルよりも、八ヶ岳のセルフビルドのログオフィスで働く事の方が幸せだ!