こんなに建てて誰が住むの?—川崎自宅周辺はマンション・アパート建設ラッシュ

決算分析山籠もり作業の後半戦を終えて、昨日の午後6時過ぎに川崎自宅に戻った。

帰路は、途中から八ヶ岳にやって来た社主さまと休暇中の長男が一緒だった。社主さまと長男は、土曜日の午前と日曜日の午後はテニス三昧。

整備されたクレーコート1面が、午前(8時半~12時)530円、午後(12時~17時)1,030円で借りられるのは、私にはよくわからないが「破格の好条件」であるらしい。

2つの講演資料の準備(共に〆切有り)で、結局、週末も朝から晩まで仕事となってしまった私の代わりに、社主さまは、テニスの合間に、1人で敷地内の草刈りを作業をほぼ終えてしまった。持つべきはやはり「タフな社主(家内)」である。

昨日の昼過ぎまでに、無事に講演資料の作成を終えた私は、今日は久し振りに「川崎自宅での完全休養日」。もう30年以上のお付き合いになる理髪店(床屋さん)に朝9時半から予約を入れ、エステを含む(いつもの)約2時間のコースでリフレッシュする事とした。

9時20分頃に理髪店前の駐車場にD4を駐めて驚く。駐車場脇にあった「里山」は無残に姿を変え、マンションが建築中だった(前回は散歩しながら行ったので気が付かなかったようだ)。

馴染みの理髪店の駐車場にD4を駐めると、個人所有の里山らしき雰囲気を漂わせていた場所でマンション建築が進んでいてビックリ。最近は散歩がてら歩いて通っていたので気が付かなかったのだ。

9時半の開店までにちょっと時間があったので周辺を歩いてみたら、予想していたよりも大きなマンションで再びビックリ(土地が個人所有だったら、凄い価値だよな…)

開店まで間があったので、工事現場の見学に行った。駐車場側からは「奧に深い(長い)」構造のマンションで、予想していたよりもはるかにデカい。

何気なく、マンション建築現場とは反対の方向を眺めたら、これまたかつては里山であったところに横長のマンションが建っており、既に分譲中ではないか…

マンション工事現場の歩道から何気なく反対方向を振り返ってみたら、これまた横長で巨大なマンションが建っていた。既に「分譲中」だった。ここも確か「里山風」の場所だったはずだ。最近、川崎自宅周辺はこんな光景ばかりである…

そう言えば、最近、川崎自宅の近くにも「賃貸アパート」らしきものが建築ラッシュだ。

川崎自宅は、三井不動産が昭和40年代から開発を進めてきた「王禅寺西」というエリアにある。

これまでは、元からあった家屋を取り壊して土地を分筆し、2戸(或いは3戸)の新築戸建てとして売り出すというのが主流だった。だがここに来て、流れは「賃貸アパート」に移ってきているように感じる。

そしてマンションやアパートの建築現場の近くを通る際に必ず思う。「こんなに建てて誰が住むんだ?」と…

弊社のお客さまは「地域銀行」なので、地域別の将来生産年齢人口推計等のデータは、当然ながら、私の分析作業ツールのひとつだ。「国立社会保障・人口問題研究所」のWebには頻繁にアクセスし、本当にお世話になっている。

ゆえに、高齢化と人口減少が加速度的に進む「日本という国の将来」が如何にgloomyであるかは十二分に承知している。

そして、客観的なデータから浮かび上がってくる私なりの「未来予想図」と、川崎自宅周辺でのマンション・アパートの建設ラッシュがどうしてもフィットしないのだ(どう考えても理屈に合わない!)。

我が家は「宅地建物取引士」の資格保有者が3人いる。私と銀行員である長男と次男だ。3人とも資格とはまったく関係の無い業務に携わっているが、不動産に関しては、少なくとも一般人(一般家庭)よりは、はるかに知見がある。

私が「妙に感じる」事に対して、長男と次男がどう答えてくれるか、次に会った時に質問してみようと決めた。

散髪中に、馴染みの理髪師さんに「こんなにマンション建てて、誰が住むんですかね?」と呟いてみたら、さらに驚愕の事実が判明した。

「そう言えば、柿生駅前(理髪店の最寄り駅)に30階建てのタワーマンションが建つ計画があるらしいですよ。」(゚ω゚)

日本がどこぞの大国の属国(属州)となり、大量の移民を受け入れる計画が隠密裡に進んでいるとしか、私には思えない。