八ヶ岳で初めてのAR(拡張現実)体験—ふぁぶ2は使えるぞ!

今日は久し振りの「デジガジェネタ」としよう。名機「ズルトラ」の後継機として、Lenovo PHAB2 Proを導入した事は既に配信済みである(https://triglav-research.com/?p=21581)。

この機種はズルトラのように、マニアの中で愛称があるわけではないので、私が勝手に「ふぁぶ2」と呼ぶ事にした。この「ふぁぶ2」、サイズがズルトラに限りなく近い事を最大のポイントに購入した機種であるが、実際に使用してみると、事前の期待を大幅に上回る高性能である。使用時のサクサク感(=処理速度)、バッテリーの持ち、指紋認証の正確性・迅速性、カメラ等々、ズルトラを凌駕している。

「薄さと軽さ」ではズルトラの方が勝っているが、ラウンド処理された形状のためか手の平へのフィット感が抜群で、思った程、厚みと重さも気にならない。最近購入したデジガジェの中では、間違いなく「大当たり」に分類される。

逆に、何故、この性能なのに「安売り」されているかが気になった。私の場合はポイント付与額を控除すると29,000円弱で購入したわけだが、Amazonでも、今日の時点では30,800円で販売されている。勿論、共に「新品」である。

Microsoftによる 新機能の追加や新しいハードウェアの開発計画が期待できずに「叩き売り状態」にある Windows 10 Mobile機ならまだしも、「ふぁぶ2」は Android 6.0 搭載機である。

ここで、ふと気が付いた。「ふぁぶ2」は、同時に、Googleのスマホ向けAR(Augmented Reality:拡張現実)プラットホームである「Tango」の世界初の搭載機でもあった。「そうか、去年の12月にGoogleは、Tangoプロジェクトの終了をアナウンスしていたよな…」 改めて調べてみたら、Tangoのサポートは今年の3月1日で終了していた。

これで「ふぁぶ2」の値段の謎が解けた。同時に「でも、ただのAndroid端末で使うなら何の問題もないじゃん。元々、サイズ最重視で買ったんだから。」とも思った。そもそも、スマホでのARなんて興味が無いから、Tango系アプリは、購入後一度も開いた事がなかったのだ。

だが、昨日、八ヶ岳オフィスを発つ直前になって、ちょっとオフィス内で寸法を計測する必要が生じた。Tangoアプリの中にそんな用途のやつあったような気がしたので、Tangoガジェットをクリックしたら「Measure」というアプリを発見。

早速開いてみると、操作は簡単でわかりやすい。cmやmm単位の細かい計測には向かないが、大まかなサイズの測定には十分使えそうだ。特に、すぐ下の写真のように、室内の手の届きづらいスペースとかの測定には、結構、重宝しそうである。

Measureの測定結果表示画面。左下のLand Roverポスター右端中央からオフィス天井コーナーまでの距離が2.4mであると表示している。

他にどんなアプリが開発済みなのか調べてみたら、有料・無料合わせて30本弱あった。あまり時間が無かったので、とりあえず無料の「Lenovo AR Camera」を開いてみる。

これまた「わかりやすい」アプリで、犬、猫、花等のキャラクターを選んで、写真やビデオ撮影すると、実際の背景にバーチャルのキャラクターを重ねて表示してくれる。要は、目の前にある世界を「仮想的に拡張」するのだ。

早速、ウッドデッキで実験開始。その結果が、下の3枚の写真である。

メインウッドデッキに置いてあるログブランコにふぁぶ2のレンズを向けて、子犬のキャラクターを選んだら、突然、パネルに子犬が表示されて、ブランコの上を動き回り始めた。スムースな動きに驚いた!

 

メインウッドデッキにレンズを向けて「草花」のボタンを押したらご覧の通り、結構、リアル。でも、テーブルの上にまで草花があるのは、ちょっと微妙だな…
オフィスのガーデンベッドにレンズを向けて「花畑」ボタンを選ぶと、こんな感じになった。なにか羽の生えたものが飛んでいるなと思ったら「妖精」だった。でも、あまり可愛くない。

こんな感じに、八ヶ岳オフィスで初の「拡張現実」体験と相成った。

それにしても、スマホ(ファブレット端末)で、ここまでARを実現(?)できていたなんて、ちょっと驚きである。Tangoのサポートは終了しているので、やがてこれらのアプリは「使用不能」になるのであろうが、それまでは「ふぁぶ2」で色々と楽しんでみよう!

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