2018年 仕事始めです!

今日、1月4日が弊社(トリグラフ・リサーチ)の仕事始めだ。年末年始をノンビリと過ごした新百合ヶ丘の自宅を午前6時に発った。勿論、お供は社用車D4である。途中、GSでの給油と小淵沢ローソンに立ち寄り、八ヶ岳オフィスに着いたのは午前8時2分だった。車で片道2時間の通勤もこの1月1日で6年目を迎えた。

30歳代の後半、八ヶ岳周辺に第2の拠点を探し始めた折に、田舎暮らしやセカンドハウスに関連したアドバイス本を読み漁った。「山間部では西日が貴重」「敷地の日照時間にこだわれ」「大きな病院が近くにあるか」等々、有益な内容が多かったが、そのひとつに「車で往き来するなら片道2時間が目安(上限)」というのがあった。複数の本に同じような事が書かれており、当時、まだ若かった私は「ふーん、そんなものかな?」と半信半疑ながらも、忠実にこのアドバイスに従った。50歳代の後半に突入した現在、この教えの有り難さを実感している。実はここ数年、運転時間が2時間を過ぎてくると、急に疲労感を覚えるようになってきたのだ。事前リサーチを徹底して本当に良かった…

オフィスに到着して15分ほどすると、八ヶ岳本宅の上に朝日が射してきた。八ヶ岳オフィス周辺は、今日も快晴、八ヶ岳ブルーの空が広がっている。昨年12月第4週は「東京でのお仕事Week」だったが、会う人会う人「長野は雪で大変でしょう…」みたいな事を言ってきたので、それを否定(説明)するのが面倒だった。

八ヶ岳オフィスは長野といっても山梨県との県境から車で5分も要しないロケーションにある。そもそも雨が少ないエリアなので、雪も滅多に降らない。但し、寒さは強烈(今朝、オフィスの駐車スペースに着いた際に、D4の外気温計はマイナス7℃だった)なので、降った雪は氷のようになって、容易には解けない。現状はどうかというと、敷地内に雪は「皆無」の状況である。昨年冬(2016年12月~2017年3月)も雪は少なく、結局、1回も雪掻きをせずに済んだ。今年もそうなることを願う。

八ヶ岳本宅裏の財産区林の樹間から朝日が射してきた。外気温はマイナス7℃。澄み切った空気の中で、さあ「仕事始め」だ!
オフィス周辺は八ヶ岳ブルーの空が広がっている。12月28日の早朝に八ヶ岳オフィスを発って、新百合ヶ丘の自宅に戻ったのだが、以降、ほとんど晴れだった(Webカメラで24時間チェックできる)。
庭にも雪は皆無。昨年の冬は雪掻きせずに済んだが、今年もそうなると楽で良いな… 写真ではわかりづらいが、財産区林の樹間に南アルプスの山々を垣間見る事が出来る。

さて、八ヶ岳オフィス周辺の近況報告はここまでとして『稿房通信』を3ヵ月程休稿とした背景を簡単にお伝えしておこう。昨年9月29日に「土偶さん、ツリーハウスよりも面白いもの見~つけた!」を配信した直後に、閃いた事(インスピレーション)があり、土偶さん、ツリーハウス等々の趣味(道楽)をすべて放り出して、珍しく仕事に没頭してきた。2016年、2017年とかなりの精力を注いできた「FinTech修業」も、それなりの知見を蓄えるに至った。そこで一区切りを付けて、先送り状態としてきた「トリグラフ・リサーチ情報配信体制の一新」に本格的に取り組む覚悟を決めたのだ。

とは言っても、10月から11月初旬までは講演で全国を飛び回り、11月中旬からは中間決算分析作業に取り組んだので、かなり限られた時間での作戦遂行となった。12月の第4週にやっと枠組の最終版が固まり、この1月~3月を移行期間として、新年度からの完全トランスフォーメーションを計画している。新たな講演コースを一気に3つも設ける予定なので、その準備に今日からまた取り組む事になる。当「トリグラフ・リサーチ稿房」も新たな情報配信体制の中では、より位置付けを明確とし、現在間借り状態にある「旧 『銀行業界鳥瞰図』」と「隣の金融機関」は、そう遠くない将来に消える(お引っ越し)事になるだろう。

2018年は、会社も私個人も「働き方改革と地方創生」に独自の方法でチャレンジする事に決めた。「働き方改革」については、政府の旗振りなど関係なく、時代のかなり前を走っていたように思う。慌ただしい外資系投資銀行の世界から退き、八ヶ岳でセルフビルドのオフィスを構えて、自分の好きな仕事や興味のある事しかしない。気が向いたらその日は朝から休暇。講演のついでに全国各地の土偶さんを訪問…これだけでも十分に「革新的」と自己評価していたのだが、これをもっと「お洒落(スマート)」に進めたいと考えている。

「地方創生」も会社開業当初は、お客様である地域銀行と共同プロジェクトのようなものを立ち上げる事を構想していたのだが、金融庁ではないが「対顧客サービス業務の利益が過半の銀行で赤字(私が分析しても同様の結果)」という状況では「優先順位」を意識する必要がある。地域銀行には「地方創生」よりも、まずは自らの「ビジネスモデルの持続可能性の確立」に本気で取り組んで、道筋を示してもらわねばならない!仕方ないので、些細な事しか出来そうもないが、「地方創生」には単独路線で挑む事にした。

こんな諸々の企画・準備に集中したのが「稿房通信」3ヵ月休稿の理由である。なお、全面リニューアルではないが、1月1日付で、トリグラフ・リサーチ稿房はレイアウトや配色を変更し、さらっと年賀状スタイルの挨拶を配信している。2013年1月1日のWeb開設依頼ストックしてきたアクセス統計データも、躊躇無く「完全リセット(過去データも消去)」したので、個人的には「仕切り直し」のつもりでいる。

2018年は「もっともっと前に進む1年」が弊社のモットーである。