『遊湯ラリー』なるものに心惹かれる

昨晩10時半過ぎに八ヶ岳オフィスを発ち、ちょうど2時間程で川崎自宅に無事帰還。今週後半は、東海→四国トリップ、来週になると東北から九州まで出張がギッシリなので、当分の間は八ヶ岳オフィスに滞在する事ができない。彼の地が恋しくなるとXperiaのアプリをクリックし、敷地内に5台設置してあるビューカメラ経由で、三寒四温で目まぐるしく変化する八ヶ岳オフィス周辺の様子を眺める。— そんな日々が続くだろう。

昨晩もオフィスを発つ前に「鹿の湯」で温泉にジックリと浸かってきた。鹿の湯は、エントランスから浴場までの通路の途中に、堂々たる「ニホンジカ(雄)」の剥製を展示している。私は勝手にこれを「鹿の湯のシンボル」と名付けている。15年前、八ヶ岳本宅を購入し、鹿の湯に通い始めた頃は、このシンボルが珍しくて、かなり微細に観察したものだ。

最近は、「また来たよ~」って感じで通り過ぎるだけだったのだが、昨晩、入浴後に久し振りにジックリと見入った。一昨日、30頭近いニホンジカが球状に寄り添っている異様な光景を目撃したためである。「やっぱり鹿って可愛いな…」というのが、お粗末ながら観察から得た結論である。

ふと、陳列ケースの左側に目を転じると、パンフレット・ラックが置かれていた。周辺のスキー場や美術館の案内だろうと思い、サラッと視線を流すと『八ヶ岳の温泉巡り 遊湯ラリー』というパンフレットが目に入った。「あれっ? こんなのあったっけ…」私が、温泉に嵌まるようになったのは、トリグラフ流ダイエットの「第3の柱」として温泉ダイエットを取り入れた昨年8月下旬以降である。おそらく、これまでは見過ごしていたのだろう。

[遊湯ラリー」のパンフレットの表面。ネーミングが気に入った! 中央の日本地図に目を転じると、オフィス所在地が日本列島4島のほぼ中央に位置している事を実感する。
[遊湯ラリー」のパンフレットの表面。ネーミングが気に入った! 中央の日本地図に目を転じると、オフィス所在地が日本列島4島のほぼ中央に位置している事を実感する。

パンフレットを手にとって、内容に目を通す。「おおっ、オフィス周辺の15カ所の温泉を対象としたスタンプラリー開催中ではないか!」と衝撃が走る。期間は、昨年12月5日~本年3月27日まで。数えてみたら、この期間中、対象温泉の内、4カ所(鹿の湯・もみの湯・つたの湯・延命の湯)を訪問済みだった。スタンプラリー知ってたら、全湯制覇を本気で目指したのに、痛恨の極みである。

ラリー対象15湯の所在地を示した地図。私が毎晩のように通っている「鹿の湯」は左上(上から2番目)に位置している。最も遠いのは「増富の湯」だろうか? 昨秋訪問した霊峰「瑞牆山」に近い場所のようだ。
ラリー対象15湯の所在地を示した地図。私が毎晩のように通っている「鹿の湯」は左上(上から2番目)に位置している。最も遠いのは「増富の湯」だろうか? 昨秋訪問した霊峰「瑞牆山」に近い場所のようだ。

悲しい性で、こういった類の「達成感満喫資料」を目にしてしまうと、全部「旗」を立てないと気が済まない。3月は出張の連続で、温泉を回っている余裕はないが、16年3月期決算発表直前の講演活動空白時期に、一気に「15湯制覇」に取り組もうと決心した次第である。

15湯の写真一覧。「鹿の湯」は最上段中央。露天風呂は正にこの雰囲気です。私は、オフィス滞在中は、毎晩、この露天風呂に10分位ジックリ浸かります。標高1,260mである事は、この写真で初めて知った。オフィス(1,300m)より、ちょっと低い場所なんだな...
15湯の写真一覧。「鹿の湯」は最上段中央。露天風呂は正にこの雰囲気。私は、オフィス滞在中は、毎晩、この露天風呂に10分位ジックリ浸かる。標高1,260mである事は、この写真で初めて知った。オフィス(1,300m)より、ちょっと低い場所なんだな…

しかしまあ、改めてオフィス周辺が「温泉の宝庫」である事に驚く。このスタンプラリーは、オフィス所在地である「富士見町」、長野県側の隣町「原村」、山梨県側の隣町「北杜市」を対象としたものであり、私の広義の活動エリアである「茅野市」「諏訪市」には、「上諏訪温泉」「尖石温泉縄文の湯」等々、多くの名湯が点在する。

まだまだ、八ヶ岳オフィス周辺で、楽しめる事、楽しまねばならぬ事はタップリとありそうだ。

トリグラフ・リサーチ 稿房主

【八ヶ岳ライフ】