そうだ 『尖石』に行こう!(My favorite things をBGMに)

昨日の朝イチで長野市での所用を予定通りに済ませた私は、これまた計画に沿って、長野県立歴史館(更埴IC) → 中野市立博物館(信州中野IC) →  塩尻市立平出博物館(塩尻IC) と縄文土偶探訪の旅に出た。オフィスの所在地は、長野県とは言っても、山梨・長野県境からの距離はわずか4km程だ。長野市中心部までの距離は120km強、高速道路を使っても1時間50分程の時間を要する。結局、中野市まで足を伸ばしたので、中央道・長野自動車道・上越道と走り継いだ1日の総走向距離は330kmに達した。

3博物館の訪問については、再開予定の『縄文土偶探訪記』に譲る事としよう。昨日は、午後5時に鰻の白焼きで超有名な 小淵沢『井筒屋』さんにディナーが予約してあったので、平出博物館を遅くとも午後3時半には発つ事が出来るようにプランを組んだ。渋滞が全くなく、昼食もD4車内で済ませたため、予定よりも50分も早く、午後2時40分に平出博物館の見学を終える事が出来た。

博物館の駐車場に戻り、「さあ、どうしよう? ちょっと早めにオフィスに帰ろうかな…」 と考えながら、D4のエンジン・スタートボタンを押した。流れてきた音楽は 『My favorite things (image 2 version)』。瞬間、頭に閃いた。「そうだ 尖石に行こう!」

中央道を塩尻ICから入り、途中、諏訪湖SAに立ち寄り、諏訪ICで降りる。その後一般道を走り、『尖石縄文考古館』に到着したのは、3時20分過ぎだった。同館は、既に【縄文土偶探訪記】 ③ その壱(https://triglav-research.com/?page_id=7435)と その弐(https://triglav-research.com/?page_id=7441)で紹介済みなので、詳しい解説は省略。言うまでもなく「縄文のヴィーナス」「仮面の女神」という 2体の『国宝土偶』を収蔵・展示する有名考古博物館だ。考古館から八ヶ岳オフィスまでは15分程の距離なので、ピッタリ30分間、国宝土偶さん達をじっくりと鑑賞する事に決めた。

考古館のエントランスでは、国宝土偶さん達の巨大レプリカが来館者を出迎えてくれる。これ、実物と同じようなカラーリングを施して売ってくれないかな? オフィスに飾りたいんだけれど...
考古館のエントランスでは、国宝土偶さん達の巨大レプリカが来館者を出迎えてくれる。これ、実物と同じようなカラーリングを施して売ってくれないかな? オフィスに飾りたいんだけれど…

生まれつき霊感の強い人、ちょっと徳を積んだ人、そして邪心が異様に強い人はおそらくわかると思うが、国宝級・国指定重要文化財級の「土偶さん」達は、もの凄い 『パワー・アイテム』 である。私的には「神様」みたいな存在で、短い滞在時間でもたっぷりとそのパワーに浴する事が出来た。

今日は、国宝土偶さん達の「後ろ姿」を紹介しよう! まずは「縄文のヴィーナス」。究極の曲線美で「豊穣」「慈愛」などを表現しているように思える。神々しさが漂う。
今日は、国宝土偶さん達の「後ろ姿」を紹介しよう! まずは「縄文のヴィーナス」。究極の曲線美で「豊穣」「慈愛」などを表現しているように思える。神々しさが漂う。
こちらは「仮面の女神」。縄文のヴィーナスとは対照的に、平面的でスッキリ、キリッとした後ろ姿である。後ろから見ると「仮面(お面)」を被っているのがよくわかる。個人的にモデルは『巫女(シャーマン)』だと思う。
こちらは「仮面の女神」。縄文のヴィーナスとは対照的に、平面的でスッキリ、キリッとした後ろ姿である。後ろから見ると「仮面(お面)」を被っているのがよくわかる。個人的にモデルは『巫女(シャーマン)』だと思う。

最後は、お決まりのミュージアム・ショップ探訪。前回訪問時に買いそびれた縄文遺産写真集『縄文の夜神楽』、『国宝土偶5体が勢揃いしたクリアファイル』、そして 『仮面の女神のブックマーカー』を購入。

と、ここまで書いて気が付いた。今日の内容は、JR東海のかつての名作TVCMを知らなければ、面白くないだろうなと…  まっ、いいか。弊社の各種情報は「幅広く豊かな知性と教養の持ち主」を対象としているので、(当たり前だけど)わかる人は、わかってくれるだろう!

TVCMと言えば、8月下旬から流れている「矢沢永吉」の日産の電気自動車(あれはLEAFかな?)のやつが、とってもお洒落だ。特に「語り」が超カッコイイ。

「2種類の人間がいる。 やりたいことやっちゃう人と、やらない人。
– 《中略》 –
でもね、これだけは言える。やりたいことやっちゃう人生のほうが、間違いなく面白い。オレはこれからもやっちゃうよ。あんたは、どうする?」

I agree 100% with EIKICHI YAZAWA !

トリグラフ・リサーチ 稿房主

『TRI稿房通信』 Vol.14