我が国銀行の将来を憂う時…

昨日の日経平均は、結局570円高で引け、NYダウも619ドル高で終わった。後場の東京市場の動きは「鯨さん達頑張ったのかな?」と思わせるものだったが、まあ何にせよ、両市場が反発したのは安心感に繋がる。「あぁ、なんか嫌な感じだなぁ」という思いに背中を押され、19日から集中配信した「市場回り統計のフォロー・アップ」&市場ネタも、もう打ち止めとしよう。と言うか「銀行ネタ」も飽きたので、当分は「封印」の予定だ。締め括りに、1984年から金融ビジネスに係わり、経験から学んだ教訓を2つ示しておこう。

1.  弾けぬバブルは無い(=バブル経済は必ず破綻する)
2. バブルが弾けた市場は「半値八掛け二割引(=ピーク比1/3)」まで下げる 

今日の八ヶ岳オフィスは「霧」にうっすらと包まれている。個人的には、雲ひとつ無い青空が大好きなのだが、「霧の朝」もしっとりと落ち着いた感じで悪くはない。

今日のオフィス周辺は「霧の朝」。庭全体にシャドウがかかったような雰囲気だ。写真下の中央にあるタイヤと切り株は、薪ストーブ用の「薪割り台」。下記で紹介する二男は薪割りが「天才的」に上手い!
今日のオフィス周辺は「霧の朝」。庭全体にシャドウがかかったような雰囲気だ。写真下の中央にあるタイヤと切り株は、薪ストーブ用の「薪割り台」。下記で紹介する二男は薪割りが「天才的」に上手い!

昨晩は遅くまで仕事をして、オフィス・ロフトのソファベッドで眠りについた。目覚めてすぐに本宅(旧オフィス)に向かう。と言っても、移動距離は15mに過ぎない。リビングのドアを開けて驚く。30畳ほどあるLDが、まるで真夏のように暑いのだ。ソファには、夏休み中で、昨日から八ヶ岳に滞在している二男が眠っている。どうやら昨晩の涼しさに耐えられなくなって、暖房をつけたまま眠り込んだらしい。「こんなだらしない奴の親の顔が見てみたい」と思った。よく考えたら私だった。彼は、これでも某メガバンク入行4行目の「銀行員」である。銀行アナリストとして、我が国銀行業界の将来を憂う。

今日は、これから所用で長野市に向かう。ついでに県下の「縄文土偶所蔵博物館」をいくつか探訪する予定だ。銀行ネタが飽きたので 『縄文土偶探訪記』を再開しようと考えている。

トリグラフ・リサーチ 稿房主

『TRI稿房通信』 Vol.13