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八ヶ岳 庭の花々のバトンリレー

今日は朝から所用が続き、結構バタバタ状態。やっと落ち着いたのは午後5時前だった。ここ数日は晴天が続き、オフィス周辺の庭木もバテ気味だったが、午後1時頃から短期間だがかなり強い雨が降り、一気に元気を取り戻した。正に「慈雨」である。

夕方からは、再び八ヶ岳ブルーの空が広がったので、のんびりと敷地内を歩いた。ヤマボウシからのバトンを受け、オフィス周囲を美しく飾っていた「ホスタさん」達の可憐な花は、既に盛りを過ぎて手仕舞いモードだ。

今年も鹿対策の「結界石〈改〉」の効果は大であったが、残念ながら「無傷」とは言えなかった。何故か花の先端から10数㎝程の位置で、まるでナイフで切ったかのように茎が囓り取られたホスタさんが4株程あったのだ。鹿の仕業か、他の動物かは不明であるが、新たな対応策を検討せねばならない。

これまでホスタさんに対する鹿の食害は「新芽」と「葉」に集中していたのだが、今年は何故か「花と茎」を囓り取られる被害が4株に発生。もしかして、鹿以外の新たな敵の出現か?

例年、最後に見事な花を咲かせてくれるオフィスのエントランス脇のホスタさんは2~3日前が満開のピークだったかな? そろそろ次の花にバトンを渡すタイミングだね。ホスタさん達、来年も宜しく!

こちらが例年、ホスタさん開花の最後を締め括る株だ。この株が盛りを過ぎると「ブッドレアの季節」が本格到来する。

次の庭の主役は「ブッドレア(バタフライブッシュ)」である。 花後に小まめに剪定すれば、ちょっと驚く程の長い期間、美しい花とそれに誘われて訪れる蝶を楽しむ事が出来る。

ブッドレア開花のトップバッターは、こちらの濃いパープル(ブラックナイト種だったかな?)
次に開花するのが、大型花穂の淡いパープル系である。確か「ガリバー種」だったと思う。

開花期間の長さでは、我が家の庭においては「ヤマボウシ」と双璧であり、それに加えて、自然体でも鹿の食害とほぼ「無縁」なのが強みである。

パープル系を3種類、ホワイト系を1種類植えてあるのだが、例年、濃いパープルから開花が始まり、淡いパープル(花穂大)⇒淡いパープル(花穂小)⇒ホワイトという順番で開花期を迎える。植えた環境とは関係なく、必ずこの順番なので面白い。

3番目に咲き始めるのが、淡いパープル(ピンクかな?)のフレミングバイオレット種だ。
最後に一斉に咲き始めるのがホワイト系。今日、咲き始めた。ブッドレア勢揃いで、これから長~い開花期間が続く。

今日、ホワイト系が開花したので、次なる主役の「揃い踏み」となった。「鹿軍団との戦い(知恵比べ)」に楽しさを感じて始めた八ヶ岳でのガーデニングであったが、最近は花も楽しめるようになってきた…

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今日はD4の「お化粧直し」フロントグリルを交換したぞ

最近見事な位に嵌まっている雑誌とブログがある。雑誌の名前は「Land Rover Laboratory」、ブログはその発行人の方が運営している「UK style KIMURA Bloghttps://uk-style.net/?cat=7である。

社用車である Land Rover Discovery 4(私は、D4と呼んでいる)が今月車検を迎える。6月頃にちょっと買い換えを検討した時期があり、私の好きな四角くて車高の高いSUVはないものかとWebで色々探した際に、偶然辿り着いたHPだった。かつて、Land Rover Magazineという愛読雑誌があったのだが(確か2010年に)廃刊となった。その雑誌の編集者の方が、雑誌名を変えて発行を続けている事にすぐに気が付いた。

HPにも雑誌にも、私が大好きだった頃の四角くて武骨で、それでいて上品なかつての Land Rover車が満載である(今の丸っこいスタイルは私の好みではない)。クラシックレンジやディフェンダー、そして勿論、ディスコは1とか2が登場する。クラシックレンジなんて販売開始は1970年じゃなかったかな? そこには、おそらくは「とんでもない維持費」を注ぎ込んで、自分の本当に好きな車に乗り続けている人達の羨ましい姿(人生)があった

HP見た瞬間に決めた。「ランクルの新型(300)も発売近しと言われながらも、いつになっても出てこないじゃないか! もうD4をとことん乗り続けよう!」と…  

社用車なので、これから交換時期が来る部品代等については「会社経費」で落とせばよい(エアサス交換したら50~60万円てディーラーが言ってたな)。駆動系に関係のないアクセアリーやパーツ類は、私のポケットマネーで購入して、新百合ヶ丘の自宅と八ヶ岳のオフィス間の通勤をいつも快適なものとしてくれるお礼に、ちょっと「お化粧直し」してあげようと考えた。

Discovery 5が2017年に発売されたため、現在、D4のアクセサリーパーツ類は「叩き売り」状態に近い。そして、この状態が終わると欠品表示ばかりになるので、絶好の買い場である。昨日、注文した内のひとつ「フロントグリル」が届いた。鼻隠しの塗装作業があったので、取り付けは今日に持ち越し。

前愛車のランクル100の時は3種類のフロントグリルを気分次第で付け替えてきたので、作業はお手の物だ。あっと言う間にD4のお化粧直し(お色直しかな?)完了! 

内外装のアクセサリーパーツ類10数種類を海外通販でオーダー。D5発売から2年以上が経過し、D4パーツ類は今は「叩き売り」状態。パッと見て気に入ったので注文したフロントグリルが漸く届いた。
こちらが交換前の純正フロントグリル。エンブレムはグリーンオーバル。
フロントグリルを取り外した。しかし、いつ見てもスッキリと美しいエンジンルームだな。こういう普段見えない部分がお洒落なのも好きだ。
新しいフロントグリルを装着。こっちの方が上品だな… あっ、エンブレムはブラックオーバルなんだ!
フロントエンブレムがブラックなら、リアもブラックじゃないとお洒落じゃないな。このグリーンも嫌いじゃないのだが… ブラックの在庫あったかな?
リモワのアタッシュケースに貼ろうと思っていたブラックオーバルのエンブレムが1枚あったぞ。サイズもピッタリだ。
枕木駐車場で新しいフロントグリルの記念撮影。よく見たら、AUTOBIOGRAPHY風なんだな。D4のお化粧直し完了\(^o^)/
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DIYは楽しい! 今日は「鼻隠し塗装」

実は7月中旬まで、八ヶ岳本宅の方は、2000年の購入後初めてと言ってもよい「修理工事」を行っていた。4月の社主さまとのロサンゼルス役員慰安旅行等で、約3週間程、八ヶ岳を留守にしていた際に2つのトラブルに見舞われたのだ。

ひとつはトップライト(天窓)のペアガラスの破損。もうひとつは、おそらく啄木鳥(キツツキ)と思われる被害だ。前者は、4月に降った季節外れの大雪で、本宅脇の白樺のかなり大きなの枝が折れてガラスを直撃したらしい。ペアガラスの内外両面にヒビが入っていて、トップライトとほぼ同じ位置の軒下には、折れた枝が落ちていた。

キツツキと思われる被害は、財産区林側と枕木テラス側の両方の破風板に、明らかに何かが突いた跡が何カ所もあった。ひどいのは穴が貫通していた程だ。

財産区林側は破風板のキツツキ被害。デジカメでズームアップして、被害の深刻さに驚く。こんな穴は無かったぞ…

GW中に、両トラブルに気が付いて慌てて修理を依頼したのだが、トップライトの方は、本格的な足場工事が必要になるとか、トップライトのメーカーが特殊で不明、等のよくわからない理由で3つの業者さんに断られた。

4つめに電話した、北杜市の「八ヶ岳ホームサービス」さんという業者さんが、どちらの工事も引き受けてくれた(とっても誠実で良い業者さんだった)。火災保険申請もしっかりと対応いただき、幸い、両工事ともに保険金の支払いでカバーできたのだが、足場を組んでの作業が長く続いた。DIYでは対応出来ない、かなりの「大規模修繕」となったのである。

こんな具合に本宅ログハウスの周辺に足場を組んだかなり大がかりな修理工事となった。

キツツキ被害の方は「修理」も大切だが、さらなる攻撃を繰り返させないための対応策も重要である。業者さんのアドバイスも受けて、結局、破風板と鼻隠しの破風板寄りの端(キツツキが好きらしい)の方をかなり大胆、かつ、幅広に鋼板で覆う事にした。色は、ブラウン、グリーン、ホワイト等が候補になったが、最終的には、社主さまがホワイトを選択。

こちらの写真はキツツキ穴被害修理前の物。破風板は木製で波打った形状だった。

7月中旬にすべての修理が完成し、7月18日に足場が撤去された。新たな金属製の白い破風板の「存在感」と「清涼(潔)感」は予想以上で、業者さんも「奥さんに従って白を選んで大正解だった。」との事。我が家(社)はこうなるのだ…

こちらが修理完了後の枕木テラス側の破風板。白い鋼板で破風板を完全に覆う構造とした。随分と雰囲気が変わったな…

改めて八ヶ岳本宅を眺めて見ると、鼻隠しの中央部分(鋼板で覆わなかった部分)が、キシラデコールのチーク色のままで、どうもアンバランスだ。鼻隠しも全部ホワイトにすればお洒落だなと思い、社主さまに相談すると、まったくの同意見。

そんなわけで、ウッドデッキの塗装が終わったら、天気の良いタイミングを見計らって「鼻隠し塗装」をする計画を立てた。今回の八ヶ岳滞在も、社主さまが私よりも後からお出でになる予定なのだが、どうも台風10号の影響が心配である。

「え~い、今日の午後にササッとやっちゃおう!」と急遽決めて、昼食を軽く済ませた後、午後12時半過ぎから作業を1人で開始。

今回使ったのはこの塗料。この写真の容器に注いだ分だけですべて塗り終える事が出来た。厳密には容器の底に2cm程残った。
軽く昼食を済ませ、12時半から塗装作業開始。当初計画の所要時間は3時間程度。でも塗料のノリが思ったよりもよいので、そこまで時間は要しないかな?と思った。
12時半から作業開始して、1時35分にはメインウッドデッキ側の塗装作業が完了。ウッドデッキの安定した足元に脚立を置けるので作業はどんどん進んだ。
石油タンク側の鼻隠しの塗装作業が終わったのは午後3時を少し回ったところだった。足元がウッドデッキではなく枕木の通路と地面であり不安定。かつ、脚立もメインウッドデッキの時よりも2ステップ上での作業となったので、メインウッドデッキ側よりも20分以上余計に時間が掛かったな…

3時ちょっと過ぎにはすべて完了!八ヶ岳滞在中は、こんな具合にやらねばならぬ事、やりたい事が目白押しなので退屈する事はまったくない。1日2時間程度に限定して、仕事(銀行分析)以外の事をやるのが、私的にはベストの時間配分と思える。

東京で働いていた頃の「往復通勤時間」が、そのままDIYや庭仕事等の「趣味」に使えるのである。「田舎にオフィスを構える」事の幸せのひとつだ!

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「高層ビルに囲まれた生活」と「樹木に囲まれる生活」

8月の8日と9日は、結局、名古屋と東京で計4回の講演と2回の会食をこなしてきた。「巡業」と呼ぶ程に長い期間ではないので、「短期出稼ぎ」って感じかな… 

講演も銀行の役員さん達との会食も大好きなので超 Welcomeであるが、兎に角、暑(熱)かった。さすがにスーツを着るのは無理と考えて、移動中は手に抱えたのだが、それでも汗が止まらない。すべての仕事を終えて新百合ヶ丘の自宅に帰った時は、もうグッタリ。

9日の夜の内に八ヶ岳オフィスに出社する予定であったのを「夏バテ」を理由に変更し、渋滞を避けるために、昨日の午前4時45分にD4で自宅を発った。さすがに、この時間であれば渋滞はまだないだろうと予想していたのだが、甘かった。府中スマートICから中央道に入って少しするとすぐに軽い渋滞に巻き込まれた。その後も相模湖ICでも軽い渋滞があり、結局オフィス着は7時20分過ぎ。

途中でGSとローソンに立ち寄ったとは言え、2時間35分も出社に要してしまった。GS等への立ち寄り時間を10分とすると、渋滞によるロス時間は35分程度だろう。渋滞とか行列待ちで費やす無駄な時間が何よりも嫌いな性分なので、D4で枕木スロープを下る際にイラッとした。

が、ドアを開くと「苛つき」は、あっと言う間に消え去った。「ああっ、涼しい。極楽だ…」 朝、新百合ヶ丘の自宅を発つ際にD4の外気温計は31℃を示していた。すぐに八ヶ岳本宅の外気温計を確認したら19.2℃。12℃近くも涼しい!

3日と4日はウッドデッキの塗装作業、5日の〆切りの仕事が2件あって、6日はディスクロージャー誌のデータ整理に没頭、7日は急な案件への対応でほぼ徹夜状態、そしてその後は、名古屋と東京が続いた。さすがに1日位はのんびりと過ごそうと決め、その通りに実行した。

昨晩、Galaxy Note や iPad Proで撮影した写真が自動的に転送されている Dropboxの「カメラアップロード」フォルダを整理しようと思い立った。フォルダをクリックすると、そこには、東京の会食(@日本橋のマンダリンオリエンタルホテル東京37Fレストラン)の時に撮影した写真と、昨日の朝、八ヶ岳オフィスで珈琲を飲んでいる時(@メインウッドデッキのガーデンベッド等)で撮影した、正に「対照的な光景の写真」が並んでいた。

会食の前に「私が知らない間にあんなに高いタワーが出来たんですね。あれは何?」って冗談で聞いたら、真顔で「東京スカイツリーと言います。」って、答えが返ってきた。相当な「田舎者」と思われているようだ。
眼下に私が2回働いた国内大手証券本社の通称「軍艦ビル」が見えた。31年前に銀行アナリストとしてのキャリアをスタートしたのは軍艦ビルお隣の第二江戸橋ビルだった。
前勤務先であるイギリスの投資銀行を退職したのは2012年8月なので、もう7年前になる。と言う事は、オフィスが六本木ヒルズの32Fから八ヶ岳西麓標高1,300mに変わって7年近くになるのだ。
メインウッドデッキから眺めた「お庭の縁台」。今日はあそこに寝転がって本を読もう。
メインウッドデッキの北側には財産区林があって、北風から我が家を守ってくれる。
メインウッドデッキのガーデンベッドに寝転んで空を見上げる、庭の木々がドームのように私を包んでくれる。どう考えたって高層ビルよりもこっちのドームの方が、私には魅力的だ!

「高層ビルに囲まれた生活」と「樹木に囲まれる生活」か…私は、絶対に後者の方が好きだ!!

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「憲法違反的暑さ」へのトリグラフ流対処法

7月最終週から8月第3週までは、新しい講演資料の作成に集中するために、講演活動を控えめにする事に決めていた。実際は、スーツ、ネクタイをしっかりと纏って全国を飛び回るにはあまりにも「過酷な時期」と考えたからなのだが…

だが、今日、明日と名古屋や東京で講演や会食の予定がガッツリと組まれているので、昨日の午後5時に八ヶ岳オフィスを退社して、午後7時過ぎに新百合ヶ丘の自宅に戻った。D4を自宅ビルトイン車庫に入れてドアを開いた直後の衝撃。「何なんだ、この暑さは…」大袈裟ではなく、思わず絶句してしまった。

今日は、朝から名古屋出張。「自宅からあざみ野駅までD4で移動、駅脇の駐車場にD4を置いて、横浜市営地下鉄であざみ野から新横浜に向かい、その後は新幹線」というのが東海地区巡業の際の基本パターンである。覚悟はしていたが、どこに行っても、ウンザリする程の暑さだ。八ヶ岳の西麓 標高1,300mの地にあるオフィスと同じ日本とは思えない。不快感に拍車を掛けたのは、横浜市営地下鉄の混雑である。乗車した車輌が悪かったのか、小田急線の快速急行に負けない位の混み具合だった。

さらに、私の機嫌を悪くしたのは、地下鉄車内で、左隣と右後方に最近よく目にする「リュックサックを体の前方に掛けた(抱えた)」サラリーマンと学生がいた事だ。無神経に背負っている奴も嫌いだが、体の前に掛けていると、まるで「妊婦さん」のように感じてしまう。「オッサン顔した妊婦さん」— なんか怪奇映画を見ているようで嫌だ。

あ~あ、八ヶ岳を離れると、どうしてこうもイライラするのだろうか?? 名古屋に向かう新幹線の車中で、ふと「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」というフレーズが頭に浮かんだ。憲法第25条だったかな?「こんな暑さで健康で文化的な最低限の生活を営む事なんて出来ないだろうが! この憲法違反の暑さを何とかしてくれ~」

暴動でも煽りたくなる破壊的衝動(決して自分では暴動に参加しない事が大切)を抑えるために、実は最近、ある方法を用いている。「冬の八ヶ岳オフィスの風景」を撮影した写真を眺めるのだ。それだけで、かなりのクールダウン効果を発揮してくれる。読者の皆さんに、ちょっとお裾分けしよう!

5枚程眺めていると、気温が2~3℃下がったような気がするのは、私だけかな…

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八ヶ岳 一人の朝の過ごし方

6時ちょっと前にウグイスの鳴き声で目が覚めた。オフィスロフトのベッドサイドテーブルの上に置いてあったiPad Proで朝のニュースをチェック。さあ、八ヶ岳での1日が始まる。

今日も八ヶ岳の朝は清々しい。この時期はウグイスの鳴き声で目覚める事が多い。

Galaxy Noteでトリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所のデータをチェック。6時25分の外気温は20.0℃、オフィスの室内気温は23.5℃。今日も快適だ!

久々登場のトリグラフ八ヶ岳西麓気象観測の外気温&室内気温表示画面。一度の故障もなくずっと稼働中。

社主さまは一足先に新百合ヶ丘の自宅にお帰りになったので、私一人で迎える朝だ。料理の類は一切しない主義なので、一人の時の朝食はいつも、珈琲、ローソンのふすまパン、低糖ヨーグルトの定番メニューで済ませるのだが、冷蔵庫に桃が1個残っていた事に気が付いた。今日はふすまパンの代わりにこいつを食べよう。

いつもは桃ではなく、ふすまパンが定番メニューなのだが、桃が冷蔵庫の中で私を誘った。これ本当に1個100円か???

鉢巻道路沿いに夏の時期だけ開店するトウモロコシ屋さんで社主さまが買ったものだ。ずっしりと重く、見事に熟している。「1個100円で売ってくれたの…」と社主さま喜んでたな。理由は不明だが、個人が相対で商売しているようなお店では、私と社主さまでは提示される値段が違うように思う。明らかに私の方がかなり高いのだ… 価格決定メカニズムというものが、私にはどうもよく理解できない。

さて、珈琲豆は何にしようか? 丸山珈琲の「小諸ブレンド」に決~めた。マグカップは、最近の一番のお気に入りである「八戸焼」だな。実はこのマグカップ「生涯補償」付き。破損した場合、初回は無料、2回目以降は2,000円で新品に交換してくれる。まだ交換した事は無いが、長く愛用できる制度が確立されている事が「愛着」を増す効果を有しているように思う。巧みなマーケティングである。

最近一番気に入っているのが「八戸焼」のマグカップ。「生涯補償」付きである。

さて今日は、どっちのウッドデッキで珈琲を楽しもうか? 塗装を終えたばかりの2つのウッドデッキを眺める。桃を食べるにはオフィスウッドデッキのテーブルの方がいいな。決定!

メインウッドデッキのガーデンファニチャー類も塗装が終わったばかりのメインウッドデッキの上で、私を招くのだが…
今日の朝食の場所はオフィスウッドデッキに決定。草刈りの際に発見した敷地内に自生していた楓さん達も元気に育っている。

最近、朝の1杯目の珈琲にはマヌカハニーをスプーンで1杯垂らすのがマイブームである。

朝の最初の珈琲にマヌカハニーをスプーン1杯垂らすのが最近のマイブームである。
珈琲を味わいながら、オフィスウッドデッキから庭を眺める。芝生がかなり伸びてきたな。次の滞在時には2回目の草刈りだな…

オフィスウッドデッキで朝食を楽しむ事約20分。時刻は7時ちょっと前になった。庭仕事をひとつこなしてから、デスクワークを始める事にしよう。何をしよう?庭を眺めるとパープルのブッドレアが、これから長く続く満開の時期を迎えつつあり、既に盛りを過ぎた花穂もちらほら。ああっ、これをカットするのがいいな。

ブッドレアのパープルはこれから息の長い満開期を迎えるが、既に盛りを過ぎた花穂もある。

といった具合に、一人で過ごす八ヶ岳の朝は始まる。八ヶ岳にオフィスを構えたからこそ味わえる『貴重な時間』なのだ。

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何はさておき、夏の恒例作業 — ウッドデッキ塗装作業(後編)

ウッドデッキ塗装作業2日目。新百合ヶ丘の自宅で所用がある社主さまは、明日(5日)の早朝に高速バスで自宅に帰る予定だ。そんなわけで、どんな事があっても2つのウッドデッキの塗装作業を今日中に終わらせねばならない。

ウッドデッキの塗装作業は「天気と時間」との戦いである。雨でウッドデッキが濡れていたら、そもそも塗装作業が出来ないし、塗装が出来たとしても乾く前に雨に降られたら台無しだ。幸い、今日は朝から雲ひとつ無い八ヶ岳ブルーの空が、八ヶ岳本宅の上に広がっていた。

曇り気味であった昨日とは違い、今日は朝から八ヶ岳ブルーの空が広がっていた。

天気予報を確認すると、雨の心配はなさそうだ。昨日の社主さまの判断(2つのウッドデッキの塗装を今日1日で一気に済ませる)が「吉」であった事が再確認された。そんなわけで、8時半から塗装作業を開始。我が家(我が社)は「適材適所」の方針を貫いており、抜群の作業スピードと持久力を誇る社主さまがローラー式の刷毛でウッドデッキの床面を塗装する。一方、「小細工の魔術師」である私が、50本以上ある支柱を中心に手摺り回りや階段等のちょっと面倒な部分等の塗装をコテ型刷毛で担当した。

「小細工の魔術師」である私は、手摺り回りの塗装を担当。
社主さまはもの凄い早さでウッドデッキ床面を塗装していった。スペードの早さはいつもの事であるが、本当に感心する。

あとは「時間」との勝負である。真夏の直射日光の下での塗装作業はかなり過酷な作業だ。チンタラ進めたら熱射病のリスクがある。キシラデコールの刺激臭を長く吸い続ける事も避けたい。そんなわけで、休憩らしい休憩はほとんど取らずに、水分補給にだけ気をつけて、社主さまも私も黙々と作業を続けた。約75畳ある2つのウッドデッキのすべての作業を終えたのは午前11時40分。作業開始から3時間10分の「突貫作業」だった。

今日の作業中はBoseのSOUNDLINK REVOLVE が大活躍。バッテリー持ちも音質も初期の頃のBluetoothスピーカーとは比較にならない位に向上している。
メインウッドデッキの1番広いスペースは、10時過ぎには塗装が終わっていた。
本宅玄関側のウッドデッキの塗装が終わったのは10時50分頃だった。次はオフィスウッドデッキの塗装だ。
最後にオフィスウッドデッキの本宅側スペースの塗装が完了。時計を見たら11時40分だった!
階段等の塗装については、いつも私が担当する。

まだ正午前だったので、ウッドデッキ以外のエボニー色で塗装した部分も勢いで塗装。12時半過ぎには、塗装用品の後片付けに着手。さすがに私も社主さまもヘトヘトになって、その後はまったりと休息。午後4時になって、キシラデコールが完全に乾いたのを確認した上で、ガーデンファニチャー類をウッドデッキ上の元の位置に戻した。後片付けを含めて、すべての作業を終えたのが午後4時45分。これにて、「ウッドデッキ塗装作業2019」は、すべて無事に完了\(^o^)/

オフィスのお庭展望ウッドデッキの塗装はあっと言う間に乾いてしまった。

昨日からの累計作業時間は、8時間×2人=16時間。十分に合格点だな! それにしても、今回も、社主さまの的確な判断に助けられた。今から6年前、オフィスログハウスのセルフビルドの際に、それまでのハードワークが祟って「作業不能(戦力外)」の状態となってしまった私に代わって、社主さまと三男が炎天下正味3日間で「屋根貼り作業」を終えてしまった事をふと思い出した(https://triglav-research.com/?page_id=19402https://triglav-research.com/?page_id=19452)。

社主さまは「我が社(我が家)の至宝」である!

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何はさておき、夏の恒例作業 — ウッドデッキ塗装作業(前編)

今回の八ヶ岳オフィス滞在におけるメインの目的は「令和モードの新講演資料」作成であるが、実は、もうひとつ、この土曜日と日曜日を使って対応せねばならない重要な「恒例作業」があった。

我が八ヶ岳ライフの拠点は、2棟のログハウス、カナダ 産丸ログの本宅とフィンランド角ログのオフィスである。快適な山での生活をエンジョイするためには、当然ではあるが、様々なメインテナンス作業が欠かせない。そして、このメインテナンス作業がまた楽しいのだ。特に、セルフビルドしたオフィスの方は、大袈裟ではなく「すべてを熟知」しているので、その愛おしさは半端ではない。

2つのログハウスの外壁塗装作業は勿論、定期的に行っている。実は、外壁以外にもうひとつ大切な塗装作業がある。ログハウスを取り巻くように広がる「ウッドデッキ」である。本宅のメインウッドデッキが116㎡、オフィスのお庭展望ウッドデッキが21㎡、合わせると137㎡(約75畳)。もちろんすべてがセルフビルドだ。これだけ広いと塗装作業にもかなりの時間とコストを要する。外壁の塗装とは別の年に実施するのが、我が家の仕来りであり、そして、今年が正にその年なのである。

塗装作業の最大の敵は「雨」、第二の敵が「庭木の花びらや葉」である。冬は寒くて作業できないし、春は桜を筆頭に花びらが舞い散り、秋には広葉樹の落葉と唐松の葉の黄金のシャワーがあるので、塗装作業には適さない。そのため「梅雨明け直後の初夏」が必然的に、塗装作業の最適期となる。また、塗装作業においては、私よりも「社主さま(家内)」の方が、熟練度も効率も勝っている。社主さまのご都合がよく、梅雨明け直後という事で、ウッドデッキの塗装作業日と決まったのが、この土日(3日~4日)なのだ。

社主さまは昨日の午後4時半に高速バスで小淵沢バス停に到着。D4でお迎えに上がり、「ウッドデッキ塗装作業2019」はスタートした。どんなに忙しい仕事を抱えていても、この作業は「最優先」。そう、何はさておきの「恒例作業」なのである。

本日の作業開始は、午前8時半前。塗装作業の第1段階は、ウッドデッキ上に置いてあるガーデンファニチャー等の枕木テラスへの移動作業からスタートする。

まずはガーデンファニチャー類を枕木テラスに移動した。

第2段階が、高圧洗浄機によるウッドデッキのお掃除。デッキ面の洗浄以上に重要なのが、床板と根太の隙間に詰まった唐松の葉を吹き飛ばす作業だ。同時に、デッキ材の傷んだ部分を特定し、後日の補修作業へとつなげる。

高圧洗浄機でウッドデッキの洗浄開始。以前はケルヒャー製を使っていたが、現在はRYOBI(2代目)製が活躍。
ウッドデッキ表面の洗浄よりも、床板と根太の隙間に詰まった唐松の葉の除去作業が面倒だ。ギッシリ詰まっていた葉を水圧で吹き飛ばすとこんな感じにスッキリする。
今回、WRC材の破損がひどかったのは1箇所。セルフビルドして20年近くが経過しているので、まあ仕方ないかな… これはWRC材の残材で補修できそうだ。

メインウッドデッキの洗浄作業がすべて完了したのは午前11時20分過ぎ。ここまでで3時間弱の作業である。11時半から早めのランチ。社主さまと午後の作業について相談した。

ひとつめの選択肢は、メインウッドデッキの乾燥を待って、午後2時過ぎからキシラデコール(エボニー色)の塗装を行う事。この場合、オフィスウッドデッキの洗浄と塗装は明日に行う事となる。もうひとつの選択肢は、オフィスウッドデッキの洗浄を先に行い、明日中に2つのウッドデッキの塗装を済ませる事だ。

午後1時半頃にはメインウッドデッキの大部分は塗装可能な程に乾燥していたのだが…

鍵を握るのは「お天気」。もし、キシラデコールの塗装をした直後に雨が降ったら「すべては台無し」。撥水・防腐効果が期待出来ないだけでなく、最悪の場合は雨水の筋が残って悲惨な事になる。午後1時半過ぎ、メインウッドデッキの大部分が乾燥した。さあ、どちらの工程を選択すべきか? 決断が迫られた。

こういう時も、頼りになるのが社主さまだ。本人は自覚してないと思うが、単純な二択の時は、彼女が選んだ結果は「ほぼ吉」となる。私の場合、複数の選択肢を理屈で比較して行って、絞り込みがある程度進んだ段階で、最後に感性(好き嫌い)で選んだ結果は、まず「ハズレ無し」なのだが、目の前で白と黒のどちらかを選べとなった時は、ほとんど「役立たず」だ。

こういう「特性」がわかっているので、自分では決めずに社主さまの判断を待った(実は、個人的にはメインウッドデッキの塗装をした方が良さそうだなと考えていた…) 1時45分ちょっと前、スマホで天気予報をチェックしていた社主さまから「今は晴れているけれど、夕方になる前に雨が降るような気がする。これからオフィスのウッドデッキを洗って、明日の朝から一気に塗装をしましょう。」とのありがたいお告げがあった。

高圧洗浄機に電源コード、水道ホースををオフィスウッドデッキ移して、午後2時頃から洗浄作業開始。面積はメインウッドデッキの6分の1程なので2時半前には作業完了。

社主さまは、雨が降ると判断して、オフィスウッドデッキの洗浄作業を選択。面積はメインウッドデッキの6分の1なので、作業は30分程で完了。

洗浄用具を再びメインウッドデッキに移して片付け作業を始めたら、午後3時前から雷の音が遠くでとどろき、やがて雨が降り始めた。わずか数分で乾いていたメインウッドデッキは水浸しだ。

高圧洗浄機やホース等をメインウッドデッキに移動して片付けを始めたら雨が降り始めてメインウッドデッキは再び水浸しに… 今回も社主さまの判断は「吉」となった。

しかしまあ、社主さまの二択判断は見事だな(丁半博打の勝負強さと言うべきかな…) さあ、明日は朝から「塗装作業」だ!

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8月初日 「令和のデジガジェチーム」が完成!

今日はもう8月1日か… 会社の情報配信体制を7月から10月までの4ヶ月間掛けて「令和モード」に大幅刷新すると決めたので、そのスタート月となった7月も、2週目以降は不本意ながら「仕事三昧」となった。

地方巡業に第3週までを使い、第4週は東京の仕事がギッシリ。27日から八ヶ岳に滞在し、令和モード用の講演資料を一気に作り上げる計画だったのだが、身内に不幸があり、葬儀を終えて出社したのは31日の午前9時前だった。オフィスを長く留守にした際の出社日初日は「雑務」を処理すると決めているので、今回も当然そのように過ごした。

今日は朝から7月末データを中心に、マーケット分析関連の資料のアップデートに没頭。作業が一段落したのは午後5時半過ぎ。ちょっとのんびりハンモックで夕方寝でもしようかと考えたのだが、大切な作業を忘れていた事に気が付いた。「そうだ、令和のデジガジェチームの出陣式が終わっていなかった!」

令和元年の我が社と我が家の最重要キーワードは『断捨離』である。元々「迷ったら捨てる、悩む前に切る。」が信条で、「整理整頓が趣味」のような私だが、やはり銀行アナリスト稼業を31年も続けていると、それなりに資料は貯まって(溜まって)行く。電子化できる資料は可能な限りPDF化しているのだが、古いビジネス関連書籍を中心に「自炊」が不可能な(恐れ多い)物が少なくない。

業務の効率化を徹底的に追求するためにデジタルガジェット(デジガジェ)をフル活用してきたのだが、昨年の11月にビジネス用(会社経費で負担)で使っていたガラホを Galaxy Note 9に、初代 iPad Pro12.9inchを同インチの新型に機種変更した時点で、最も断捨離が必要なのがデジガジェ類である事に気が付いた。昨年2月に配信したが、当時は計8台のデジガジェをTPOに応じて使い分けていたのである(https://triglav-research.com/?p=20480)。

昨年2月時点のデジガジェチーム。写真に映っているのは6台だが、この他に、留守居役 iPad mini と陰のエース「ズルトラ」が現役だったので、計8台ものチームだった!

そんなわけで、その後は契約期間が到来するごとに解約したり、引退勧告をするなどして、どんどんチームメンバーを減らしていった。最後に残ったのが、個人負担で使っていた iPad Pro 9.7inchだったのだが、7月に2年の契約期間が満了したので、これを新型の11inchに買い替えた。「iPad Pro & 新型Apple Pencil」という無敵のペアに加えて、12.9inchと同じくSmart Keyboard Folio も揃えるべきか、ちょっと迷っていたのだが、結局、とても便利なので7月中旬に注文。

令和時代のデジガジェチームを作るために最後に購入したのがiPad Pro 11inch用の Smart Keyboard Folio。購入するかちょっと迷ったのだが、講演以外の時は、11inchを持ち歩く事が多いので、結局、購入。

先週の東京での仕事では、既に Smart Keyboardも合わせて使っていたのだが、肝心の「お揃いのスーツ」を着せる儀式が終わっていなかったのだ。そんなわけで、午後6時前から「トリグラフ・リサーチのデジガジェチームの証」である木目調シール(エボニー)の作成作業に着手。

スキンシールの在庫は常にオフィスに置いてあり、ミリ単位で寸法を合わせながら、Smart Keyboard Folio 11inch用を作成。貼ってみたら見事な位にピッタリ。「小細工の魔術師」の腕は、まだ衰えていないぞ!

まだお揃いスーツを纏っていないのは「iPad Pro 11inchのSmart Keyboard」のみ。Smart Keyboard 専用のスキンシールなんて売っているわけないので「自作」するしかない。もっとも、手慣れた作業なので、ちょいちょいサササと作業して、10分程で無事にスーツ装着が終了。

Smart Keyboard Folioに貼った木目シール。2012年の会社設立以来、ずっとこのスキンシールを使っている。このタイプのFolio用には市販品はないので、両方、私が自作。Appleマークの大きさが違うのは、型紙としたシールの大きさが異なるため(同じ大きさが無かった)。ご愛敬ね!
こちらが令和デジガジェチームの Smart Keyboard Folio装着時のお姿。iPad Proの裏面を覆うカバーはダークグレー、Galaxy Note 9のカバーは純正品で、ブラックとして販売されているが、実際は写真のようにダークグレーである。
Smart Keyboard Folioを装着して、ノートPCスタイルで使用する際にはこんな具合になる。手前の11inchのキーボードは、購入前にはちょっと小さくて入しづらいかなと思ったのだが、予想していたよりも打ちやすくて、驚いた…

これで仕事やプライベートのお供となるデジガジェは8台から3台に大幅減。これ以上減らすと仕事の効率や日常生活の楽しみ&便利さに支障が出てくるので、現時点でのデジガジェ系の断捨離は無事に終了した\(^o^)/

令和時代のデジガジェチームのホーム画面。11inchの画面がかなり大きくて、講演の際に使えない事も無いかなと思ったのだが、やはりA4パワポ資料がほぼ原寸で表示できる12.9inchの魅力が、ビジネスの際には勝っている。

 今回は、Smart Keyboard Folioを装着する場合と、そうでない場合の2着のスーツをお揃いで揃えた(夏服と冬服のようなものかな…)たかがスマホやタブレットのケースに、そんなに凝る事はないだろうと思われるかもしれないが、昨年度講師としてこなした講演やセミナー、勉強会数は200回を超えており、そのすべてを iPad Proを使って(私サイドは)ペーパーレスで対応したので、その貢献だけでも極めて大だ。

Smart Keyboard folio を使わない場合は、OtterBox Symmetry Seriesで揃えた。Proの画面サイドのカバーは明るめのグレーで、Smart Keyboard Folio のダークグレーとはかなり雰囲気が異なる。
Smart Keyboard Folioを使わない際のケースは、こんな具合に新型 Apple Pencil をカバーのフラップ部分で包んで守ってくれる。

その他に、情報の収集・整理もほとんど Galaxy Note 9と iPad Proで新幹線等の移動中に済ませているので、もう私にとって大切な大切なパートナーなのである。スーツ(ユニフォームかな?)に拘るのは当然なのだ。

Smart Keyboard Folioを使わない場合のケースの裏面。ケースについては、これまで色々なタイプを使って来たが、結局、スマホやタブレットの周囲4辺ををTPU、裏面をポリカ(それも透明)で保護するのがベストという結果に至った。これら3台はすべて木目シールの上を透明のポリカが覆っている。

令和デジガジェチームの出陣式終了後、何故、昨年の10月まで、合計で8台ものデジガジェを使い回していたのかをちょっと考えてみた。結局は、どれも機能的に「帯に短し襷に長し」で、デジガジェとしての完成度・洗練度が、今ひとつだったのだろう。

そんな状況を一新してくれたのが、Galaxy Note 9 と 新型 iPad Proだったのである。これらについては今後の「Lifehackと遊び心の部屋」ネタとしよう。まあ、何にせよ、大切な月替わりの日に、今年の重要テーマ『断捨離』のひとつに区切りを付ける事が出来たのは喜ばしい限りである。

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.11】浅間縄文ミュージアム 企画展『縄文人間』(長野県)

探訪博物館: 浅間縄文ミュージアム 企画展『縄文人間』(http://w2.avis.ne.jp/~jomon/
探訪日: 2019年7月2日
探訪目的: 企画展パンフレットに掲載されていた土偶さん達

浅間縄文ミュージアムを訪れるのは今回で3回目。既に、【縄文土偶探訪記】では配信済み(https://triglav-research.com/?page_id=17745)なので、本来であれば、わざわざ探訪記として情報発信するような先ではない。だが、6月30日に草津・軽井沢巡回の旅の途中で立ち寄った「丸子郷土博物館」で入手した開催中の企画展『縄文人間』のインパクトはあまりにも強烈であった。この企画展を【縄文土偶探訪記】で紹介する価値は十分にあると判断。

開催期間は9月1日までだが、おそらく、それまでに再び浅間方面を訪れることはないだろうと予想し、7月2日の八ヶ岳オフィスの帰路の途中で立ち寄ることにしたのだ(丸子郷土博物館同様、ほとんど回り道することはなかった)。ミュージアムの駐車場に着いたのは、開館時間とほぼ同時の9時30分。

もう3回目の訪問なので、社主さまとエントランス右手奥にあるミュージアムショップ内の受付に直行。企画展料金を含む1名500円を支払い、土偶さんの絵葉書等、企画展関連の資料を受け取り、まずは受付向かって右手奥の常設展示スペースに向かった。ミュージアムは、縄文土器のコレクションを中心に常設展示もとても充実している。土偶さんの展示は数点で、既に【縄文土偶探訪記】で紹介済みなので、今回は省略。7~8分、常設展示スペースを見学した後、今回のお目当てである企画展示室(受付左手奥)に向かった。

企画展「縄文人間」展示スペースの入り口。常設展示室とはミュージアムショップを間に挟んで明確に区分されていた。

そこは「土偶さんパラダイス」。社主さまは、土偶さん探訪は趣味ではないが、プライベートな旅行の際など、私と一緒にそれなりの数の土偶さんとご対面している。そんな彼女が、思わず「ここは、これまで見た事の無い面白い土偶ばかりだわ…」と呟く程であった。

パンフレットの表面に写真が掲載されている「帽子を被った(ような)土偶さん(弘前大学蔵)」や裏面の「しゃがむ土偶さん(弘前大学蔵)」、そして八ヶ岳界隈では珍しい「遮光器土偶さん(小諸市教育委員会蔵)」等々のレア物土偶さん達がズラッと展示されている光景は、私から見ても、正に壮観。

企画展「縄文人間」のパンフレット表面を飾るまるで「帽子を被ったような土偶さん(弘前大学蔵)」である。私は今回が初めてのご対面であった。
企画展「縄文人間」のパンフレット裏面に掲載されている「しゃがむ土偶さん(弘前大学蔵)」。ご対面は初めてではないが、【縄文土偶探訪記】で紹介するのはこれが最初である。

文章で表現するよりも、ここから先は、写真を並べた方が説得力があるだろう。ちなみに「写真撮影可」である事は、入館時に学芸員さん(館長さんかな?)の方から説明いただいた。ここも、気持ちのよい(度量の広い)博物館だ!

小諸市出土の遮光器土偶さんの頭部。実物である。浅間縄文ミュージアム2回目の探訪の際にご対面済み。全身を復元した物が下の写真。
こちらがパンフレットの裏側で紹介されていた「遮光器土偶さん」の全身像。上の写真のお顔の実物をベースに全身を復元した物。体はしゃこちゃんを模倣したのだろう…
こちらは「仮面土偶さん」。東御市(長野県)の指定文化財である。
こちらの筒型土偶さんも実物で東御市の指定文化財である。神奈川で、よく似た土偶さんに対面したことがある。
どちらも平出遺跡(長野県)出土の土偶さんのお顔で【縄文土偶探訪記】で紹介済みだったと思う。左の土偶さんのペーパーウェイトを八ヶ岳オフィスで使っている。
黥面土偶さんのお顔。東御市教育委員会蔵。黥面とは入れ墨をした顔のことだ。

それにしても、博物館によって、どうしてこうも土偶さんや縄文土器等に対する写真撮影のスタンスが異なるのだろうか? 本当に不思議に思う。

国内で最大級の土偶さんの頭部。神奈川県公田ジョウロ遺跡出土。この頭部はレプリカであった。

絵画や彫刻のように作者が特定できるものと異なり、何千年も土の中で眠っていた土偶さん達は、私は「日本人が共有する大切な宝物」であると考えている。フラッシュ撮影を禁止するのは理解できるにしても、通常の写真撮影やHPでの紹介を禁止する博物館は、その根拠がよくわからない。HP等で紹介されて来館者が増え、結果として、博物館に勤務する人達の仕事が増えるのが面倒なのだろうか?

土(製)仮面が2つ。左が松本市波田出土のレプリカ。右がしゃこちゃんの故郷である「亀ヶ岡遺跡」出土の実物。

私のように、全国各地の考古博物館を探訪し、土偶さんの魅力を(それなりに)真面目にHP読者に伝えようとしている立場からすると、堂々と「土偶さん写真撮影禁止」とする博物館は「我が国が誇るべき縄文文化の魅力を伝えようとする動きに対する抵抗勢力」である。なんて事を考えながら、30分程、浅間縄文ミュージアムを堪能した。

こんな具合に土偶さんのパーツも展示されていた。

最後にミュージアムショップでお買い物。今回は、写真集「土の中からでてきたよ(平凡社:税別1,600円)を購入。土偶さん達をしっかりと守っていてくれる博物館でお買い物をするのも「土偶さんを愛でる者」の嗜みである。

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.10】上田市立丸子郷土博物館(長野県)

探訪博物館: 上田市立丸子郷土博物館(https://museum.umic.jp/maruko/index.html
探訪日: 2019年6月30日

探訪目的: 博物館の出土品アーカイブに紹介されていた土偶型容器

6月30日~7月2日は、社主さまとの2泊3日の草津・軽井沢ショート・トリップ。八ヶ岳オフィスから草津までは寄り道しなければ車で2時間半強なので、旅行なんて大袈裟なモノではなく「毎年恒例の巡回」と言った方が妥当かもしれない。今回は往路は茅野から上田方面へ回り草津で1泊、2日目は軽井沢方面に移動してそのまま軽井沢で泊まり、3日目は佐久・清里経由の復路という計画を立てた。

土偶さん探訪はまったく予定していなかったのだが、往路で白樺湖を過ぎた辺りで、上田に前回訪問時は休館日で「未探訪」となっていた博物館があったのをふと思い出した。名前は「上田市立丸子郷土博物館」。D4のナビに登録してあったで、目的地に設定すると、今回の予定往路ルートをほんの少しだけ回り道する場所だった。この日は日曜日で休館日ではないことを確認し、急遽、探訪を決定。

郷土博物館の駐車場に着いたのは午前10時40分頃だったかな?(何故か、Googleマップのタイムラインに記録が残っていない)。前回訪れた時は休館日であったが、一応、博物館の敷地内は散策済み。博物館の建物は決して大きくはないが、瀟洒でちょっと教会のような雰囲気を漂わせている。

上田市立丸子郷土資料館の外観。建物は小さいが瀟洒で教会のような雰囲気が漂っていた。

受付で入館料1人100円(社主さまもご同行)を支払って探訪開始。お目当ての考古関係の展示室は1F「第1展示室」である事を確認し、受付正面の部屋に直行。事前に予想はしていたが、それ以上にこぢんまりとした展示スペースである。博物館のアーカイブで紹介されていた淵の上遺跡出土の土偶さん型容器はすぐに見つかったが、残念ながらどれもレプリカ。探訪後に博物館のアーカイブを改めて確認したら、ちゃんと「複製品」と表記されていたので、私の事前リサーチ不足だった。

アーカイブで紹介されていた土偶さん型容器は、残念ながらレプリカだった。

「まずいぞ、レプリカだけだったらお蔵入りか?」と落胆しつつ、展示ルームのを見渡すと、土偶さん達の欠片を発見。幸い実物のようなので、これで【縄文土偶探訪記】の要件を満たすことが出来た。

レプリカだけの展示かと落胆しかけたが、幸い、深町遺跡出土の土偶さん達の欠片が展示してあった(実物)。これで【縄文土偶探訪記】の要件は満たした!

5分も要さずに第1展示室の見学は終了。折角なので2階第2展示室の製紙業関連の展示物も見学。こちらも所要時間は5分弱。2階から1階に下りる際に、土偶さん型容器の大きなレリーフを発見し、写真撮影。

1階と2階の間の壁に飾られた土偶さん型容器のレリーフ。かなり存在感を誇示していた。

見学時間10分弱で探訪を終えようとしたところ、受付脇に他の考古系博物館の縄文関連の催し物のパンフレットが置かれていることに気が付いた。その中でも特に目を引いたのが「企画展縄文人間」である。こんな企画展があるの知らなかったぞ!

浅間縄文ミュージアム企画展「縄文人間」のパンフレット。私は誰だかわからない… 妙に心惹かれるパンフレットだ。

場所は「浅間縄文ミュージアム」、開催期間は4月27日~9月1日。浅間縄文ミュージアムは、7月2日(火曜日)の復路の途中にあり、休館日は月曜日なので、探訪可能である。「超ラッキー」と思わず呟いてしまった。

【縄文土偶探訪記】の楽しみのひとつは、こんな「偶然の繋がり」のようなものを体験できる事にもある。

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1ヶ月半の仕事三昧後に「まったりペース」を貫いた1週間

弊社のビジネスWebサイトの方で書いたが、今日7月4日はアメリカの独立記念日であるだけでなく、「梨(無し)の日」なのだそうだ。色々な意味でリセットをかけて、新たなスタートを切るに相応しい日なのだろう。生憎、天気は最悪だが…

そんなわけで、ビジネスサイトの方では、4ヵ月掛けての令和新モードへの業務大転換構想を打ち出したのだが、当『八ヶ岳稿房』に関しては何の変更も予定していない。まあ、配信頻度をもう少し上げるように努力しようかな?

6月26日の情報配信で記したが、1週間程は、まったりモードで過ごす事と決めたので、その通りに実践してきた。前半は八ヶ岳での庭仕事や軽作業中心に時間を使って、後半(6月30日~7月2日)は2泊3日で、草津と軽井沢を回ってきた。保有するリゾート会員権でうまい具合に空き部屋があったのだ。

往路は上田経由で草津に向かった。途中、以前訪問して休館日だった「上田市立丸子郷土博物館」がある事を思い出して立ち寄った。
私も社主さまも蕎麦の「草笛」の大ファンである。今回は初日に上田店で昼食。

5月中旬から1ヶ月半、ほぼ仕事に没頭する生活だったので、近場のショートトリップは、ちょうど良い気分転換となった。講演で予定が埋まっている以外の日については、自身の判断(リスクテイクとも言えるが)で、自由に仕事の為振りを決められるのが、自分の会社を持つメリットのひとつと言えるだろう。

草津到着後は「西の河原露天風呂」をまずは堪能。その後、西の河原公園や温泉街を散策。
湯畑周辺でスマホで写真を撮影すると、湯気でこんな感じの写真になる。八ヶ岳界隈の温泉とは湯量も温度もまったく違う。
温泉街では毎回必ず決まったお店(山びこ温泉まんじゅう)で、手造り揚げまんじゅうを頬張る。

草津の名湯に浸かって、軽井沢の街やアウトレットを巡り、お気に入りの蕎麦屋さんを訪れる。さらには、事前には予定のなかった考古博物館を2館探訪。八ヶ岳オフィスを拠点にした草津まで3時間にも満たない短い旅は毎年恒例になりつつあるが、それなりに濃密である。

2日目の午前中は軽井沢の街を散策。思っていたよりも観光客はまばらだったが、レンタサイクルで暴走するアジア系外国人が怖かった…
午後は軽井沢アウトレットと追分宿を回ったのだが、写真撮影はほとんどしなかった。アウトレットの芝生広場の写真が何故か1枚だけあった。撮影した記憶は無いのだが…
3日目は「浅間縄文ミュージアム」の特別展「縄文人間」に立ち寄る。丸子郷土館で偶然パンフレットに気が付いて、急遽、探訪を決めた。
浅間縄文ミュージアムに続いて立ち寄ったのが珈琲の名店「丸山珈琲の佐久IC店」。広々として静かな喫茶コーナーで珈琲を味わった後、佐久店限定のブレンドの珈琲豆を購入。その後は清里経由で八ヶ岳オフィスへの帰路についた。

名残惜しくはあるが、八ヶ岳を後にして新百合ヶ丘の自宅に社主さまと戻ったのは昨日の正午過ぎであった。午後は2週間程前に注文してあった iPad Pro11インチを最寄りのau ショップに受け取りに行った。これで、昨年秋から逸早く手掛けていた『デジガジェ系の断捨離』が終了。これについてはシリーズネタとして配信しよう!

振り返ってみると、今年の4月から6月までの3ヵ月は、極めてイレギュラーな期間であった。今日「無しの日」を起点に、仕事もプライベートも巡航速度に戻していく良い機会かもしれないな…

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.9】江戸東京博物館(東京都)

探訪博物館: 江戸東京博物館(https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
探訪日: 2019年6月13日
探訪目的: 「発掘された日本列島2019」の土偶さん達

5月中旬の銀行決算発表後は、本当に「仕事三昧」の日々だった。当然の如く、【縄文土偶探訪記】もお休み期間に… おっとイケナイ。例外がひとつだけあったのを忘れていた! 6月1週と2週は、ほとんどが東京でのお仕事Day。講演、会議、銀行のIR Meeting、これに連日、銀行の役員さん、プレス関係者等とのランチ、ディナーがギッシリ。2週間で体重が2.5kg程増えてしまい、その後の体重コントロールに苦戦し続けている。

6月13日も朝から予定がギッシリだった。決算説明会、プレスさんとのランチ、セミナー講師、面談取材と4件の予定をこなし終えたのが午後4時40分。日本橋での面談取材が、先方さんの都合で30分程繰り上がったので、この日最後の予定までに、ちょっと空き時間が出来た。次の予定は、午後6時半から都市型地銀の頭取さん以下役員さん達との会食で、場所は同じく日本橋。勿論「遅刻厳禁」なので、日本橋界隈で時間を有効活用しようと考えた。はて、どうしたものか?

その時、閃いた。「そうだ。江戸東京博物館で土偶さんも展示される特別展を開催中だった。日本橋から遠いんだっけ?」即座にスマホで、江戸東京博物館へのアクセスを調べた。「やったぞ! タクシーで10分程の場所じゃないか。 閉館時間は5時半なので、すぐに向かえば40分は見学できるぞ。」ちょうど目の前をJapan Taxiが通りかかったので手を上げて乗車。江戸東京博物館のエントランスに向かう広大な階段の前に着いたのは4時50分過ぎだった。

江戸東京博物館の全景。デカいばかりでなく形もユニークだ。SF映画に出てくる宇宙船みたいだな。

建物の第一印象は「兎に角、デカい」。さすがにメジャーな国立博物館には及ばないものの、都道府県立博物館の中ではおそらくトップクラスであろう。あまりにも広いために、入場券(600円)を買って、長~いエスカレーターに乗って、目的の「発掘された日本列島2019」の展示室に辿り着いた時には、もう5時をちょっと回っていた。

入場チケットを購入した後、展示室へと続く長いエスカレーターが私を出迎えてくれた。
博物館到着から「発掘された日本列島2019」展示室に辿り着くまでに10分以上も要してしまった。

そんなわけで大急ぎで見学開始。すぐに土偶さん達の展示コーナーを発見したのだが、土偶さん達がレプリカなのか実物なのか表示がない。また、時間が無かったので写真撮影についても未確認。どうしよう… 幸い女性の学芸員さんが展示室内を巡回していたので、すぐに質問。すると ①すべての土偶さんが最近発掘された遺跡から出土したもので「実物」 ②写真撮影もフラッシュを使わなければOK という「万歳」を叫びたくなるような答えが返ってきた。

時間に余裕が無いので、土偶さんと縄文遺跡の展示コーナーを中心に鑑賞。「白神山地東麓縄文遺跡群」に「エリ穴遺跡」と聞いた事のない遺跡が紹介されており、これまで見た事も無い土偶さん達が並んで展示されていた。厳密に表現すると「実物だけでなく、写真集でも見た事の無い」土偶さん達である。

白神山地東麓縄文遺跡群の解説プレート。「群」なので複数の遺跡の出土物が展示されていた。
白神山地東麓縄文遺跡群出土の土偶さん達。ほとんど全身のパーツが揃っており、造形、サイズ共に迫力が凄かった。
こちらの土偶さんが、「発掘された日本列島2019年」展のパンフレットを飾っていた。今回の看板土偶さんかな?
やっぱり青森と言ったら「遮光器土偶」だよね! 真ん中の土偶さんは「しゃこちゃん」の姉妹かな…
こちらは珍しい「四脚付土偶」さん。どれが四脚で、なんで四脚なのかは不明…
写真左側の大きな脚部に驚愕。全身揃っていたら、これまでご対面した土偶さんの中では1番の大きさとなるだろう。正に「レア物」だな。

「白神山地東麓」の方は青森県と想像がついたが(実際にそうだった)、「エリ穴遺跡」の方は所在地の見当がつかなかった。解説プレートを読むと「長野県松本市」。結局、東北と八ヶ岳(長野・山梨)という2大縄文王国から新たに出土した(ニューフェイス)土偶さん達との出会いの場となった。四脚付土偶さんやこれまで見た事も無い巨大な土偶さんの脚部(もし全身が揃ったら超巨大土偶さんである)等々、レア物さんをじっくりと堪能。あ~、大満足!

エリ穴遺跡の解説プレート。所在地は「長野県松本市」。弊社にとっては準ホームグラウンド的な場所である。
エリ穴遺跡出土の土偶さん。ん?八ヶ岳界隈の土偶さんと言うよりも、北海道・東北系のような雰囲気だな。

気が付けば、時間は5時15分になっていた。急ぎ足で、他の常設展示コースを見て回る。江戸(東京)の町の様子が時代毎に模されており凄い迫力だ。時間に余裕があったら半日はじっくりと見て回りたい博物館である。

江戸東京博物館は兎に角、広くて大きい。時代毎に江戸(東京)の街並みを実物大に復元しており、どれも凄い迫力だ!

閉館までの残り時間が5分を切ったところで、恒例のミュージアムショップでのお買い物。土偶さんを鑑賞した際に『発掘された日本列島2019 新発見考古速報』なる書籍が販売中である事を確認していたので、迷わず購入。価格は税込み1,944円。ページをパラパラ捲ってみると、ご対面した土偶さん達の解説もしっかりと記されていた。文化庁「編」の共同通信社「出版」で、2017年からの3年分が並んでいた。シリーズ物として毎年出版されているようだ。何年分からあるのかな?

ミュージアムショップには、2017年から3年分の「新発見考古速報」が並んでいた。とりあえず、右側の2019版を購入。

予定外の行動で慌ただしくはあったものの、こうして【縄文土偶探訪記】江戸東京博物館編は無事に終了。満足度は90点以上だな。これで前回の大しくじり(川崎市岡本太郎美術館編)から、気分的にはかなりリカバリー出来たぞ!

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ここ数日は、久し振りに八ヶ岳でまったり…

5月中旬に銀行の決算発表が本格化して以降は、本当に真面目に、そして楽しく(かつ珍しく)仕事に集中してきた。零細企業経営者の特権で、4月初旬からGW明けまでの6週間の内、ほぼ5週間は「銀行業界の調査・分析」と距離を置いた生活(要は、休暇と遊び)を送ったのが功を奏したようだ。とても新鮮な気持ちで銀行の決算データに接する事が出来たのである。

業務の効率化をさらに進めた結果、5月28日からは2019年3月期決算の内容を反映した講演を早々と開始。翌29日には、恒例の「地域銀行 東京支店長の会(今回も40行以上が参加)」も終えて、そのままの勢いで6月を迎えた。長期休暇後の反動のためか「創作意欲」は極めて旺盛で、情報収集と新たな講演資料の作成に明け暮れた。そして、当然の結果であるが、八ヶ岳ライフはお預け状態が続くことになる。

5月最終週から3週間以上も八ヶ岳オフィスには出社せず、その後、数日ショートステイしたものの朝から晩まで仕事三昧。決算発表後2回目の「山籠もり作業」に突入したのは6月21日だった。だが、6月初旬に舞い込んだ予定外の仕事への対応もあり、結局25日までは、仕事に没頭。日常生活を楽しむゆとりのようなものが復活してきたのは、ここ数日の事である。もっとも、これは例年の事で、ちょうどこの時期が ①銀行の株主総会シーズンなので基本的に講演活動はしない ②分析対象を決算短信から有価証券報告書に切り替える端境期 であるからだ。

そんなわけで、6月26日から1週間程は、仕事のペースをちょっと落として「まったり系」の日々をエンジョイしようと決めた。社主さまがオフィスにお越しになるまでの前半3日間(26日~28日)は、ふらふらと出歩く事はせずに、軽作業と読書にかなりの時間を割いた。仕事に割り当てた時間は、5月中旬以降と比較すると4割弱に減らしたイメージである。敷地内の草刈りとか、ガーデンファニチャの補修・塗装、本宅ホビールームの整理とかやっていたら、あっと言う間に前半の3日間は終わってしまった。特に何か変わった事をするわけではなく、のんびりと定番作業をこなしていく事もまた「八ヶ岳ライフの楽しみ」なのだ。

前回ショートステイ時の庭の様子。仕事三昧だったので草刈りはせずに撤収した。
社主さまはテニスやガーデニング、リース作りが得意なだけではなく、「草刈り」の達人でもある。そのため、エンジン式の草刈機も私と社主さま用の2台がある。社主さまは前回の滞在時に一人で敷地内の6割程の草刈りを済ませてしまった。
26日の午前中で八ヶ岳敷地内のすべての草刈りが終了。もっとも、前回社主さま滞在時に未了だった部分を約2時間半の作業しただけだが… 600坪の敷地すべての草刈りを終えようとすると、社主さまと2人で丸1日は必要かな? かなりの重労働であるのは確かだ。
八ヶ岳オフィス建設時に移植した「ヤマボウシ」は今年も元気に満開。オフィスエントランス付近に植えた2本目も、今年初めて開花した。
今年になって中型サイズのガーデンテーブルの塗装が急に剥がれてきた。キシラデコールのエボニー色が残っていたので、色を塗り直す事にした。
サンダーを丁寧にかけたあとにキシラデコールで塗装。前のグリーンの塗料が残っていて、鉄錆のようにちょっとお洒落な感じになったかな。
ガーデンチェアも座面が傷んだものは、2X4材をすべて交換する事にした。まずは塗装から…
ホスタさん達は今年も順調に育って大きなものは既に直径80cm位になっている。
いや~、ホスタさん達はそれぞれに特徴があって、本当に愛らしいな! 結界石(改)の効果で、今年もホスタさん達は「すべて無事」と完勝宣言したい気分なのだが、実は私のミスで甚大なる被害を被ったホスタさんが1株あったのだ… これについては別の機会に書こうと思う。

時代が平成から「令和」に変わって早2ヵ月が経過しようとしている。実感しているのは「時代(元号)」が変わる事の意味(影響)の大きさだ。上手く表現できないが、日本という国の「枠組(土台かな?)」が色々な意味で大きく変わり始めているような気がする。「そんな時代の変わり目に、私(我が社)は、どう対応すべきか?」なんて事を考えながら、この2ヵ月程を過ごしてきた。

浮かび上がったキーワードが『断捨離』だった。4月~6月は、前半と後半で真逆とも言えるような、それなりに楽しい日々を送ったので、7月~9月は、公私共に、断行・捨行・離行に取り組もうと思う。勿論、「片付け術」とか、そんな小さな話ではなく、「長期航海後に軍艦の船底にこびり付いた牡蠣殻を削ぎ落とす作業」のような感じかな?「坂の上の雲」で秋山真之が語った言葉だったと思うのだが…

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.8】川崎市岡本太郎美術館(神奈川県)

探訪博物館: 川崎市岡本太郎美術館(http://www.taromuseum.jp/
探訪日: 2019年5月15日
探訪目的: 土偶さんに会えるかなというただの期待感

何らかの理由で「お蔵入り」となった博物館を加えると、既に、私の縄文土偶探訪の旅は120回を超えていた。まあ、色々と失敗はあるが、今回はそんな中でも「最大のしくじり事例」を紹介する。

5月15日は、東京でのお仕事Weekの中休み。元々は東京で予定していた講演が2件あったが、当方の理由でリスケをお願いした(極めて稀なケースである)。朝から新百合ヶ丘の自宅書斎で決算分析作業の準備をしていたのだが、プリンタ複合機がインク切れを起こしてしまった。翌日の朝までにどうしてもハードコピーを用意せねばならない資料があったので(ペーパーレスを貫いている弊社としてはこれも極めて稀なケース)、昼前に自宅近くのノジマに買い出しに出掛けた。

幸いインクの在庫はあったのですぐに所用は済んだのだが、折角外出したので、どこかにちょっと寄り道したくなった。ダメもとで「川崎市 土偶(訪問先でよくやる技)」と入力すると、「岡本太郎が撮影した縄文土器や土偶たち。」という文章が目に飛び込んできた。

すぐにLink先をクリックすると、生田緑地(http://www.ikutaryokuti.jp/)にある「川崎市岡本太郎美術館」で「岡本太郎と日本の伝統展」が開催中とある。そして、嬉しい事に、遮光器土偶さんのモノクロームの写真が存在感を誇示していた。

Googleマップで調べるとノジマから生田緑地までは約4km。車で10分程の場所である。生田緑地から新百合ヶ丘の自宅までは6km強。ちょっとした寄り道には最高のロケーションだ。迷う事無く岡本太郎美術館に向かった。

生田緑地の駐車場に着いたのは11時半。公園入り口には、遮光器土偶さんも写った大きな看板が設置してあり、土偶さんとのご対面への期待感が一気に高まった。

生田緑地の入り口には、遮光器土偶さんも写った企画展の大きな看板が置いてあった。期待感が一気に高まった。

100ha近い面積のある広大な緑地公園の中をのんびりと探索しながら美術館へと向かった。途中には「メタセコイア」の並木道もあり、「ここは一体どこなんだ?」と不思議な感覚を覚えた。

メタセコイアの杉並木(?) なんで、わざわざメタセコイア?? ここは日本でしょ!

美術館のエントランス前に着いたのは11時45分少し前。すぐに受付に向かい入館料1,200円を支払った。ここで「10月までは常設展示はお休み中」である事を知った。「まっ、いいか。土偶さんに会いに来たんだから。」と企画展示ルームに向かった。

美術館のエントランス。さすがにお洒落である…

企画展示の案内所では「展示スペースは基本的に写真撮影禁止」である事を伝えられた。仕方ないので、写真撮影が許されているごく一部のスペースで記念撮影。

企画展の案内コーナーは写真撮影が許された貴重なスペース。とりあえず記念撮影。
写真撮影が可能なのは、本当にごく一部のスペースに限られる。こちらは、岡本先生と太陽の塔の写真パネル(って言うのかな?)

「まっ、いいや。土偶さんに会えるんだったら。」と思い直し、案内係の女性に「縄文や土偶関連の展示スペースはどこですか?」と尋ねた。「こちらです。」と企画展示室の左方向を示されたので足早に向かう。

企画展示スペースは入り口部分で全景の写真撮影が許されるだけ。縄文関連の展示スペースはこの左手にあった。

「どんな土偶さんが展示されているのかな?」とワクワク。が、そこには「土偶さんのモノクローム写真」が20数枚壁にズラッと展示されているだけだった。縄文関連の展示スペースを迷子の熊のように何回か彷徨いたが、写真以外に土偶さん関連の展示物は何も無い。

恐る恐る別の館員さんに「あの~、土偶の実物の展示はないんでしょうか?」と聞いてみると、怪訝そうな顔で「今回は岡本先生の撮影した写真の展示が中心です。」という無慈悲な答えが返ってきたのである。「はあ~、写真だけ…」と打ちひしがれた私は、縄文関連以外の展示スペースを見学する意欲を失ってしまった。

次なる望みは、ミュージアムショップで土偶さん関連のレア物を見つける事である。「岡本先生の縄文好きは有名であるので、何か面白いグッズがあるに違いない。」と信じ、展示室を出てミュージアムショップに向かった。やった、「縄文コーナー」を発見。が、書籍を中心に私が所有しているものがほとんどだった…

ミュージアムショップの縄文コーナー。子供向けを除いては、既に所有している物ばかりだった。

オイオイ、これじゃあ、【縄文土偶探訪記】始まって以来の「完全肩透かし」になってしまうぞ。最後に一縷の望みをかけて「屋外展示」へ。常設展示はお休み中でも、きっと土偶さんに似たオブジェが私を待っているに違いない!

屋外展示で唯一最大と言えるオブジェ。でも、土偶さんとは何の関係も無い..

が、そこには… (絶句)

【縄文土偶探訪記】最大のしくじりに落胆しながら、D4が待つ駐車場に戻ったのは12時15分。ああっ、思い付きで寄り道なんかするんじゃなかった。駐車場を出ようとして駐車券を精算機に挿入したら200円との料金表示が…  モノクロームの土偶さんの写真を見るために私は1,400円も払ったのか~

残ったのは「虚しさ」と遮光器土偶さんの写った企画展のチラシだけだった。

最大唯一の収穫は「遮光器土偶さん」の写った企画展のチラシだった…
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「令和」第1期 決算分析山籠もり作業 前半戦終了!

先週の金曜日までに非上場銀行1行を除いて、銀行の決算発表はほぼ出揃った。東京での仕事を終えた私は、恒例の「銀行決算分析山籠もり作業」のシーズンに突入。そう、決算分析のバトルモードもいよいよこれからが本番である。

八ヶ岳西麓にオフィスを構えてからは、毎年5月下旬~7月上旬にかけて、1回1週間程度の山籠もりを2回、または3回は行うのが恒例となっている。前半は決算短信、後半は有価証券報告書が分析の素材となる。「令和」初めての山籠もりは、社主さまにご同行いただき、17日の朝8時過ぎに新百合ヶ丘の自宅を発ってスタートした。

今回の第1期の山籠もりは前半戦と後半戦に分けての構成。前半戦が、17日から今日(19日)までの3日間。厳密には、私よりも先に帰宅する社主さまを、高速バスの小淵沢停車場に午後3時前に送り届けるまでの期間である。

この前半戦は、データ入力作業は一切行わない。文書管理ソフトウェアが自動的に収集・保存してくれた銀行の決算短信をザクッとチェックしながら、今回の分析作業のためのフォーマットやマクロ作りに時間を割く。集中力よりもインスピレーションが大切なので、庭に出て軽い作業をしたり、ウッドデッキのガーデンベッドに寝転んで空や庭木を眺めながらどんな資料を作ろうかと考える。

勿論、社主さまのお買い物に付き合ったり、八ヶ岳界隈の美味しいお店を訪れたりするのも、零細企業経営者の重要な嗜みのひとつだ。今回も、オフィスへの出社の途中で、社主さまも私もお気に入りの「中村農場」に立ち寄ってランチをするという企画を立てた。

令和第1期山籠もり作業の前半戦最初のイベントは、お気に入りの「中村農場」でのランチとなった、
いつもは「甲斐路軍鶏チキンカツ定食」を食す私だが、今回は初めて「特撰ササミチキン南蛮定食」にチャレンジ。これも超美味だった!

また、この時期の社主さまのご来社は、テニスと並ぶ趣味である「ガーデニング」の花苗購入に目的のひとつがある。そこで、当初はランチ後に中村農場からオフィスに向かう途中、Jマート長坂やミヨシペレニアルガーデン(https://www.miyoshi-group.co.jp/ababa/)に立ち寄ろうと考えていた。だが、長坂ICを下りて、中村農場へとD4で走行中、社主さまが「季節の花苗」という旗(幟というのかな?)に気が付いた。

中村農場に向かう途中に社主さまが発見したファーム小尾さんの幟。よく気が付いたものだ…

ランチを堪能した後に、大きな花栽培のハウスが3棟並ぶ販売所に立ち寄ったら、これが「大当たり」。ファーム小尾https://farm-2755.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral)さんという花農場なのだが、社主さまによると「花の種類、価格共に素晴らしい!」との事。私は花の苗に詳しくないが、ハウスの中には、確かに色とりどりの苗がズラッと並んでおり、とても美しかった。

3棟の大型花栽培ハウスの内、中央の1棟が花苗の販売場となっていた。
1ポット100円とか…

1ポット100円とか80円といった値段が多いのだが、これは社主さまによると「信じられない安さ」なのだそうだ。結局、D4の荷室が半分埋まる程の花苗を購入したのだが、購入金額はわずか3,360円だったとの事。この花苗はすべて新百合ヶ丘自宅の庭を飾る事になる。

1ポット80円とかの苗がズラッと並んでいた。「信じられない安さ」と社主さまは目を輝かせた。
D4の広い荷室の半分が花の苗で埋まった。全部で3,360円との事。私には花苗の相場はわからないが「超お得」な買い物だったようだ。

まあ、こんな具合に、社主さまとの食事、温泉、お買い物等を適度に塗しながら、仕事の方も粛々と計画通りに進めたのである。花苗に大満足の社主さまを小淵沢バス停車場に送り届けて、無事に前半戦は終了。明日からのデータ入力作業が進めやすいように、さらに準備を進めた。

ふと気が付けば時間は午後5時を回っていた。ちょっと庭を巡回しよう。前回、八ヶ岳オフィスを離れる際に危惧した「ホスタさんの鹿被害」は、幸い皆無である事を17日の出社の際に確認済みである。最も危険な芽吹きの時期を大粒結界石《改》に守られて、ホスタさん達はもの凄い勢いで成長している。オフィスウッドデッキでリハビリ中のメイプル・カルテットもとっても元気だ。

見映えは悪いが、大粒結界石《改》もしっかりとすべてのホスタさん達を守ってくれた。もうこんなに大きいのもある。
オフィスウッドデッキで昨年からリハビリ中のメイプル・カルテット。どれもとても元気だ。

庭をグルッと1周したが、シュガーメイプル、クリムゾン・キング、ブッドレア、アセビ等、「対鹿軍団戦線異状ナシ」を確認。そんな状態に満足し、メインウッドデッキに置いた2台目のガーデンベッドに寝転んで20分程、夕陽を楽しむ。

これから半年は、メイン&オフィス・ウッドデッキに並んだガーデン・ファニチャがフル稼働する事になる。
前半戦を終え、沈む夕陽をのんびりと眺めた。

そうだ、久し振りに焚き火も楽しむか…

庭に落ちた枯れ枝を拾ってポキポキと折り、控えめな焚き火を楽しむ。焚き火は本当に久し振りだ…

さあ、明日からは令和第1期山籠もり決算分析作業の後半戦に突入だ!

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.7】梅之木遺跡(山梨県)《おすすめスポット》

探訪博物館: 梅之木遺跡(https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/1556.html#13062690444
探訪日: 2019年5月10日
探訪目的: 名も無き土偶さんと美しき山々の光景

今回の投稿は、【縄文土偶探訪記 Revival season】であると同時に、久々の【八ヶ岳縄文道】関連でもある。既に、八ヶ岳界隈で縄文関連の考古博物館(そして土偶さん)と遺跡については、すべて探訪を終えたものと信じ切っていた私が、偶然、新たな、そして本当に素晴らしいロケーションにある縄文遺跡を訪れる事になったのだ。その遺跡の名前は「梅之木遺跡」、所在地は、山梨県北杜市明野である。

梅之木遺跡の存在を初めて知ったのは、5月10日の午前9時前。この日、八ヶ岳オフィスから新百合ヶ丘の自宅に帰る予定であった私は、途中、甲府市内に立ち寄る所用が出来たため、甲府までの帰路は中央道を通らずに、一般道で新緑を楽しもうと考えた。どういうルートをD4でドライブしようかとWeb検索したところ、偶然、「縄文時代中期の集落跡『梅之木遺跡』オープン!」という文字が目に飛び込んできた。

そんな名前の遺跡は、これまで見た事も聞いた事もなかった。すぐに記事をクリックすると、所在地は、北杜市明野町、2018年4月27日オープンとある。公式HPらしき物は見当たらなかったが、周囲の景観は素晴らしく、敷地内のガイダンス館に縄文式土器等、出土物が展示されている等々の情報を記したブログ記事を数本発見。さらにGoogleマップで、梅之木遺跡が、社主さまと訪れた事のある「ハイジの村」に近い事を知った。方向的には甲府に向かう途中にあり、申し分の無い「寄り道」スポットである。

そんなわけで、この日の午前中、急遽、「梅之木遺跡」を探訪する事になった。八ヶ岳オフィスを発ったのは午前9時半。途中コンビニに立ち寄った後、新緑の美しい山道を走行。迷う事無く遺跡に到着したのは10時20分過ぎだった。駐車スペースにD4を置いて周囲を見渡す。南アルプスと八ヶ岳の眺望が兎に角素晴らしい。「神々のおわします地」と言うよりも「神々の愛でる地」といった表現が相応しい場所である。

駐車場から見た遺跡広場と南アルプスの山々。

駐車場内に置かれた案内プレートを読んでいると、縄文人の衣装(らしき物)を身に纏った男性が近付いてきた。第一印象は「ちょっと怪しい」。男性は「よろしければ、梅之木遺跡について解説しましょうか?」と語りかけてきたので、すぐに敷地内にある「ガイダンス館」の職員さんである事に気が付いた。

駐車場に置いてある「梅之木遺跡」の解説プレート。これを読んでいたら、縄文人さんが話しかけてきた。最初は、ちょっと怪しい人かなと思った。

次の甲府での予定もあるため、私が「説明にはどの位、時間はかかりますか?」と尋ねると、この方(以下、縄文人さんと呼ぶ)から「時間は自由にどうとでも調整できます。」との言葉が返ってきた。これは私が講演でよく使うフレーズである。とてもナイスな答えだったので、「それでは10分コースでお願いします。」と伝えた。縄文人さんの話は、駐車場から遺跡広場を見おろしながら、遺跡周辺の環境紹介やこの遺跡の特徴である土で屋根を覆った竪穴住居の解説に及んだ。

梅之木遺跡の復元竪穴住居の特色は住居内部の生活空間を掘り起こした際の土で屋根を覆っている事にある。復元住居の中は予想していたよりもかなり広い。
遺跡広場の中央付近に再現された竪穴住居の内部。天井はオープン(開け閉めできるかは質問し忘れた)になっており自然採光方式となっていた。

その後はガイダンス館に移動して、出土物の解説が続いた。ガイダンス館はこぢんまりとした1室で1つの壁面が出土物の展示スペース。他の壁面には解説パネルが並ぶシンプルな造りである。土偶さんはいらっしゃらないのか?とすぐに展示物をチェックしたら、お顔はないが胴体を発見。他にも2点、土偶さんのパーツらしき物もあった。これで【縄文土偶探訪記】としての要件は成立したのである\(^o^)/

ガイダンス館の外観。その左手には縄文人さんの常駐する「竪穴式住居づくり事務所」なるテントがある。1日のほとんどをこのテントで過ごすそうだ。
ガイダンス館の展示室はこぢんまり&サッパリとした造りであった。博物館と称するためには、ちょっと展示物が少ないのだろう。
土偶さんの展示物はこれだけ。でも、実物との事なので、これで【縄文土偶探訪記】の要件は無事に満たした。
ガイダンス館の展示室には、梅之木遺跡が日本遺産に認定された「星降る中部高地の縄文世界」に含まれる遺跡である事を示す認定証が飾られていた。

その後、この梅之木遺跡の最大の魅力は、周辺の景観の素晴らしさと管理人である「縄文人さん」にある事に気が付いた。景観については、掲載した写真をご覧いただきたい。開放感と周囲の山々の美しさは抜群で、この地に集落を構えた「本物の」縄文人のセンスの良さに感動する。

遺跡広場から眺める八ヶ岳の景色。西岳や権現岳を背にした標高1,300mの地にある我がオフィスはどのあたりだろうか?
遺跡広場中央からガイダンス館方向を見上げた景色。中央に見える山々は曲岳や黒富士だろうか? 山にはまったく詳しくないので間違っていたらゴメンナサイ。

「管理人」の方の縄文人さんの解説の内容は、実験考古学的と言うべきであろう。竪穴住居を実際に作った時の話やランプ型の土器を模して、植物性と動物性の油のどちらを縄文人が使っていたか試してみたという話など、兎に角、面白い。私が大嫌いなデスクワークだけで組み立てた解説とは迫力(リアル感)がまったく違うのだ。

これが縄文人さんがランプ型土器を模したレプリカ。実際に様々な油を注いで実験したそうだ。

あまりにも楽しい時間だったので、結局45分も滞在して「縄文人さん」と、プライベートを含めてあれやこれや話をしてしまった。次のスケジュールの関係で事前に予定していた見学時間は20分だったので、時間に几帳面、かつ、人見知りの私には、異例中の異例とも言える長居である。

見学の最後に、復元竪穴住居の側で私の名字を伝えた後に「縄文人さん」の名前を尋ねた。すると「縄文の名前はアガヤと言います。縄文名なので字はありません。」というこれまたお洒落な言葉が返ってきた。

「竪穴式住居づくり事務所」の脇に立つ縄文人さんの後ろ姿。縄文人ネームは「アガヤ」さんとの事。私に聞き間違いがなければだが…

「アガヤさん、次回は家内を伴って必ず近い内に、また来ますね!」と言って、私は駐車場へと向かった。D4のドアを開けた時に、もう一度、竪穴住居の方を眺めたら、アガヤさんが大きく手を振っていた。私も思わず手を振った。こんな子供のような仕草をしたのは何年ぶりだろうか? こうして、私はとても清々しい気持ちで梅の木遺跡を後にしたのである。

【縄文土偶探訪記】読者の皆さん、梅之木遺跡を是非、訪れてみて下さい!そう、天気の良い日にお弁当でも持って…  遺跡広場の中央で寝転んで、青い空や周辺の山々を眺めたら、きっと大都会の人混みの中であくせく働くのが阿呆らしくなってきますよ!!

おっと、大切な事を書き忘れた。遺跡やガイダンス館の見学、縄文人さんの楽しい解説すべて込みで、入館料・見学料は無料でした!

 

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.6】神奈川県立歴史博物館(神奈川県)

探訪博物館: 神奈川県立歴史博物館(http://ch.kanagawa-museum.jp/
探訪日: 2019年4月19日
探訪目的: 名も無き土偶さん達と旧横浜正金銀行本店

4月19日は5年に1度の宅地建物取引士法定講習日。講習前日、Googleマップで会場を確認していたら、すぐ近くに「神奈川県立歴史博物館」がある事に気が付いた。講習会場から徒歩で2~3分の場所である。この博物館は、館内補修工事のため未探訪であり、土偶さんも数体展示されている事をすぐに思い出した。

「これはもう講習のついでに探訪するしかない!」とすぐに考えたのだが、Webで調べると、開館時間は午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。講習スケジュールと突き合わせすると、講習前も後も開館時間外である事が判明。諦めるしかないかなと思いかけた時に、昼休み時間が11時55分~12時45分の50分間もある事に気が付いた。そうだ、昼休みに行けば大丈夫と判断し、45分間の探訪計画を立てたのである。往復と受付に10分、見学に10分、昼食に15~20分、最後に博物館周囲を見て回るのに5~10分という時間配分だ。

当日は、ほぼスケジュール通りに午前の講習が修了。講習用の教室からビルの外に出るまでの階段が混み合ったため、県立博物館まで5分程度を要してしまったが、正午過ぎには受付に到着。300円の入館料を支払って、事前に調べてあった3Fの原始・古代「さがみの古代に生きた人びと」展示室へと直行した。

これが神奈川県立博物館受付エントランス側の外観だ。
原始・古代の展示スペース。展示品の数は多くはないが、ゆったりとした上品の雰囲気な展示スタイルだ。

この日は、原始・古代コーナーのみ最長10分間と見学時間を決めていたので、真っ先に「土偶さん」展示スペースを見学。展示されている土偶さんは全部で10体。どれも小柄で、ニッコリ笑顔系のお顔が目立った。3体はSONYのコンデジならスマイルシャッターが作動するかな?

土偶さんの展示数は10体で、どれも小柄。
展示されていた10体の土偶さんの内、右上2体のアップ写真。ニッコリ系穏やかで微笑ましいお顔。
土偶さんの展示は、そのほとんどがお顔である。いくつかはSONYのスマイルシャッターが反応するに違いない!

土偶さんの左側には土版と土器の一部と思われる八ヶ岳界隈ではお馴染みの笑顔系の顔面も展示されていた。こういった土偶さんや土器のお顔を見ていると、縄文時代には八ヶ岳界隈と相模は同じ文化圏であったのだろうなと思えてくる。

土偶さんの左側に展示された土版と土器の一部と思われる顔面。八ヶ岳界隈でお馴染みのお顔である。

土偶さんの見学時間は5分程。残りの原始・古代コーナーを3分程でさらっと見て回り、博物館1Fの喫茶店へと向かった。喫茶店の場所もメニューも勿論、調査済みである。サンドウィッチセットを注文し頬張り終わったのが12時25分。

すぐに博物館の外に出て、改めて博物館の外観を眺める。この建物は旧横浜正金銀行の本店である。言うまでもなく旧東京銀行の前身なので、現在の三菱UFJ銀行のルーツのひとつでもある銀行の由緒正しき建造物なのだ。かなり大きな建物だが、銀行アナリストとしては1周巡っておくべきだろうと考えて、早足で歩きながら何枚か写真撮影。

博物館の周囲をグルッと1周した。旧横浜正金銀行の本展である事を実感させる重厚な雰囲気である。
この角度はお洒落だなあ~。無粋な交通標識とホテルの看板がなければ、もっと素敵なのだが…

1周した後はそのまま講習会場に向かい、12時35分には講習会場のあるフロアに戻った。予定よりもさらに短い所用時間40分間の土偶さん探訪。たった5分間の土偶さん見学時間も含めて、これまでの【縄文土偶探訪記】では、最も慌ただしい内容となった。

Revival seasonは、こんなスタイルも有りだよな… そう自分に言い聞かせた。Revival seasonも、既に Vol.6まで来たぞ!

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次回八ヶ岳出社日までの不安—結界石《改》はホスタさん達を守ってくれるか?

一昨日の午前9時半過ぎに八ヶ岳オフィスを発って、新百合ヶ丘自宅への帰路についた。今回の八ヶ岳滞在期間は正味9日間。庭仕事等を中心に、八ヶ岳オフィスでの春の定番作業をしっかりと終えて、月曜日からの決算分析作業の本格化への備えは万全である。だが、ひとつだけ気掛かりな事が出来てしまった。私が愛でる「ホスタ」さん達の「鹿軍団対策」に手違いがあったのだ。

私の庭木の鹿軍団対策は、20年間に及ぶ八ヶ岳ライフの試行錯誤の結果「5層」の防防御体制を構築するに至った。導入時期の早い順番で紹介すると ①冬の100均銀シート巻(ソメイヨシノ、ナナカマド等)②鹿除けネット(シュガーメイプル、クリムゾンキング他)③結界石《改》(主にホスタさん達)④鹿が忌避する庭木(ブッドレア、アセビ)⑤ウッドデッキでの保護(楓類、ブルーベリー)である。このすべての体制が整ったのは2017年であり、その後の2年は、庭木の「鹿被害」はほぼ皆無となっている。

前回の八ヶ岳滞在中は、銀シートを社主さまが剥がして、私は鹿除けネットを補修。さらに、ブッドレアを剪定し、アセビや楓等に追肥を行った。そして、春の「対鹿軍団防衛戦」の最重要戦線である結界石《改》 の敷設作業を残すのみとなった。と、ここで材料となる熔岩石が在庫切れである事に気が付いたのである。鹿が忌避する環境配慮型クレオソート(の臭い)は、熔岩石の吸収性・保湿性という効果があってこそ威力を発揮する。この「熔岩石+クレオソート」の組み合わせこそが「結界石《改》」なのである。

さっそく、楽天でいつも熔岩石を注文するお店にアクセス。が、この2年使ってきた「小粒」の結界石の在庫がなく、それ以前使っていた「中粒」とまだ未使用の「大粒」しかなかった。1kg当たりの価格は「大粒」がセール対象となっており、とてもお得だったので、あまり深く考えず「大粒」を注文。どのサイズが見映えや鹿除け効果が良いかを実験したいという気持ちもあったのだ。

熔岩石が届いたのが5月8日午後。その日は色々と所用があったので、箱を開けたのは9日の午後3時過ぎであった。10日の朝には八ヶ岳オフィスを発つ予定だったので「熔岩石のクレオソート液1晩漬け込み作業」をするには、9日の夕方がデッドラインであった。箱を開けた瞬間に慌てた。そこにはイメージしていた熔岩石とはかな異なる2袋(計30kg)入っていたのだ。

注文した大粒熔岩石の箱を開いた。2袋で計30kg.これで4年は使えるかなと考えていたのだが、石のイメージがかなり違う。

これまでの防衛戦に使った中粒と小粒は色こそ違ったが、表面はゴツゴツして気孔だらけ。これがクレオソート液をたっぷりと吸い込んで蓄えてくれたのである。しかし、今回届いた大粒は、表面が白くて、やや丸みを帯び、これまでの小粒や中粒よりもツルッとした感じだ。

バケツに出してみると違和感はさらに高まった。予想していたよりも滑らかな表面で気孔もも疎らだ。何よりも色が灰白色である。

大きめの気孔はあるが数は少なく、どちらかというと砂利石に近いイメージである。これでクレオソートを吸ってくれるかな?? 

左から結界石《改》初代の「中粒」、2代目「小粒」、そして右側が今回購入した3台目「大粒」。形状も鉱質も3代目はかなり異なる。

商品の発送ミスかと思い、楽天の商品解説ペーシを見ると、確かに届いた商品と同じ写真が掲載されていた。熔岩石は皆、同じ鉱質・形状と思い込んで(よく考えれば無謀だ)、価格のみを見て注文した私の完全なミスであった。

本当は、こんな感じの熔岩石の大粒を期待して注文したのだが、私のミスである。

さあ、困ったぞ (>_<)  近場のJマートに熔岩石の在庫がなかったのは確認済みである。茅野の他のホームセンターまで行くのは面倒だし… 取り敢えず、この大粒で対応するしかないな。そう判断し、結界石《改》専用のバケツにクレオソート液をいつもと同じ程度の量注いだ。

吸水性は予想していたよりもはるかに良く、灰白色の大粒熔岩石は、すぐに真っ黒に染まった。「意外とイケるかも。取り敢えず1晩浸してみるか。」と呟いて作業を終えた。

環境配慮型クレオソートをいつもと同じ程度の量注いだ。吸水性は思っていたよりも良好で、熔岩石は真っ黒に染まった。

10日の朝8時過ぎ、八ヶ岳撤収の段取りをすべて終えた私は、最後の作業となる結界石《改》敷設に取り掛かった。大粒熔岩石の吸収性はやはり思ったより良好で、吸収できずにバケツの底に残ったクレオソートの量は、小粒や中粒と大差はなかった。そして、鹿が忌避するクレオソート臭も、人間には気にならない程度だが、しっかりと漂っていたのである。だが、やはり「保湿性」には不安が残った。表面積が狭いので、すぐに乾いてしまうんじゃないかな?

早速、ホスタの周囲に6~7粒程度を目安に置いてみた。「うーん、見映えも悪いな。何か小動物のフンみたいだな…」が、贅沢は言ってられない。最大の目的は、一斉に芽を出し始めたホスタさん達を鹿から守る事である。ホスタの新芽は鹿の大好物であり、ちょっとした油断が「大悲劇」につながる事は2016年の春に経験済みである(https://triglav-research.com/?p=15533)。

大粒結界石《改》をホスタさんの周辺に6~7個置いてみた。見映えは… 小動物のフンみたいで、こりゃ失敗だな。でも鹿除けがメインの目的なのだから仕方ないか。

約20分掛けて、大粒結界石《改》をホスタや林檎の木など約30箇所に置いた。「次回の八ヶ岳出社日は未定だが、それまではしっかりとホスタを守ってくれよ。」と、願いつつも、一抹の不安を抱きながら、私は八ヶ岳を後にしたのである。

その後、結界石《改》への不安は忘れていたのだが、今朝の午前7時前、書斎のデスクトップPCの「カメラ一発」の画面を何気なく見た私は驚愕した。画面のひとつが、その片隅に2頭の鹿が動いているのを映し出したのだ。場所は本宅灯油タンクの後方、そこには2本の林檎の苗木が植えてあり、これも結界石《改》の防御対象である。

ホスタさん達と同じく、林檎の新芽も鹿軍団の大好物のようであり、これまで何度も食害に遭ってきたのだが、ここ数年の春先は結界石《改》に守られたようで被害は皆無だった(鹿は、結界石《改》の近くには、そもそも近寄らないと推測していた)。が、どう見ても2頭の鹿は林檎の木のすぐ近くにいた。スクショを残そうと思った矢先に2頭とも画面から消えた。

大粒結界石《改》は、しっかりとホスタさん達を思ってくれるだろうか? 気掛かりで決算分析作業に集中できそうにない…

 

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【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.5】国立歴史民俗博物館(千葉県)

探訪博物館: 国立歴史民俗博物館(https://www.rekihaku.ac.jp/index.html
探訪日: 2019年4月2日
探訪目的: 「子抱き土偶」さんと有名土偶さん達のレプリカ多数

全国各地の考古博物館を収蔵・展示されている土偶さんとの出会いを求めて渡り歩いていると、その内容を情報発信すべきか否か悩む事がある。一番の理由は、写真撮影やWeb掲載不可(或いは面倒な承認手続が必要)な先であり、実際は「悩む」と言うよりも「(私のように)器の小さい先だな。仕方ないや…」って感じですぐに「お蔵入り」を決定する(行かなかったものとして封印してしまう)。実は県立博物館系を中心にそんな先が結構ある。それらと比較すると、これまで Revival seasonで紹介した秋田・青森の4館は、本当に太っ腹で気持ちが良い先だった。

もうひとつの悩みは、展示物が「レプリカ中心」で、実物が展示されていたとしても「少数」かつ「無名(あまり有名ではないと言うべきか)」であるケースだ。こういった先は本当に悩む。【縄文土偶探訪記】は一部の例外を除くと「実物土偶さんとのご対面」の感動を伝えるものなので、その辺りの配信決定の「線引き」が微妙なのだ。Revival seasonになって情報発信をためらったのは2つの博物館、共に後者のケースである。結局、数は少ないが実物の土偶さんにご対面できた事に変わりはないので、時代は平成から令和に変わってしまったが、遅ればせながら紹介する事に決めた。

まずは、我が故郷である「千葉県」にある「国立歴史民俗博物館(れきはく)」である。千葉県の施設によくある事だが、名称だけではどこにある施設なのかサッパリわからない。だが、その名称は、ここが我が国の「歴史民俗」研究の総本山的存在である事を誇示している。

最近の縄文ブームにあやかって、様々な「縄文関連本」が出版されているが、自称「その道の通(つう)」である私が、面白いな(或いは、勉強になるな)と感じる本は少ない。そんな中で『生と死の考古学−縄文時代の死生観−』『つくられた縄文時代 日本文化の原像をさぐる』といった良書を書かれているのが「山田康弘」先生であり、国立歴史民俗博物館の教授職にある。

正に「頂点」的存在の博物館が未探訪になっていた理由は2つ。まずは、縄文時代の展示コーナーが所属する「第1展示室(先史・古代)」が長期リーニューアル工事となっていて、訪問しても「見学は出来ない」状態が続いていたのだ。そして、改良工事がやっと終わって、今年の3月19日にリニューアルオープンとなった。2つめの理由は、この博物館には全国のメジャーな土偶さん達が勢揃い状態になるのだが、その多くが「レプリカ」である事だ。国宝や国指定重要文化財級のメージャー土偶さん達のほとんどは、出土地の博物館、或いは、東京を代表とする国立博物館に収蔵・展示されているので、これは仕方ない。
—————————————-
前書きが長くなってしまったが、ここからはサラッと書こう。この「国立歴史民俗博物館」探訪の絶好のチャンスが到来したのである。それは4月のロサンゼルス役員慰安旅行である。2017年のバリ島の時もそうだったが、私と社主さま(家内)で成田空港から海外に出る時は「D4で成田に向かって、ANAホテルに前泊し、旅行期間中は、そのままホテルの駐車場にD4を預ける(駐める)」というが恒例化しつつある。そして、新百合ヶ丘自宅から成田までの正に「途中の場所」に国立歴史博物館はあるのだ。

D4で歴史博物館の駐車場に到着したのは4月2日の午後1時少し前。広大な博物館敷地内の公園スペースは桜が満開で、駐車場は花見客でほぼ満杯という状況だった。八ヶ岳よりも桜の開花がほぼ1ヵ月早い事になる。

Galaxy Note9の横長写真にも全景を写す事が出来ない程に巨大な国立歴史民俗博物館の建物。
博物館内の広場はお花見の名所のようで、ちょうど桜が満開。お花見客は博物館の見学者数を大幅に上回っていた。

入館料は600円。博物館の案内パンフレットを見て、ちょっとビックリ。展示室は6つなのだが、そのひとつひとつが平均的な考古博物館のスペースよりもはるかに大きいのである。早足でサラッと見学しても最低1時間はかかるだろうと予測。社主さまには「折角来たのだから取り敢えず全展示室を見て回ろうね」と伝えて、お目当ての第1展示室の「縄文展示コーナー(多様な縄文列島)」に直行した。

長い期間リニューアル工事中だった「第1展示室(先史・古代)」は3月19日にリニューアルオープンしたばかり。

そこは「有名土偶さん達の集会所」状態。「日本最古の土偶さんペア」から始まり、当然ではあるが「国宝土偶さん」や「国指定重要文化財クラス」の土偶さんが勢揃い。そして、私はそのほとんどの実物と、既にご対面済みである。社主さまは、私と一緒に考古博物館を何館も見て回っているので「あっ、この子知っている。この子も見た事ある。」なんて感じで、結構、楽しんでいるようだった。

日本最古の土偶さんペアの写真。レプリカですが…
有名土偶さん達は、凝りに凝った展示スペースを与えられて本当にお洒落に展示されていました。
ほとんどのレプリカ土偶さんの実物にはご対面済みですが、この土偶さん(青森県砂沢遺跡出土)は例外かな? それとも写真掲載不可だったかな??

だが、悲しいかな、ほとんどの土偶さんの解説プレートには《複製》という表示が…  目を皿のようにして「実物(当館蔵)」はないかと探した結果、「オオ、これは!」と思えた展示物が2つ。ひとつは、東京都宮田遺跡出土の「子を抱く土偶」さん、そしてもうひとつが、青森県是川中居遺跡出土の「香炉型土器」だった。

やっとの事で実物土偶さんにご対面。「子を抱く土偶」さんで、博物館のWebでも紹介されている。
こちらの香炉形土器も実物。井戸尻型とはやっぱり雰囲気が違うな…

「ああっ、数は少ないけれど実物にも出会えて本当によかった…」 第1展示室を20分ほど見学した後は、残りの5つの展示室を順番に早足で見て回った(Walking状態)。最後の展示室を出た時に時計は既に午後2時となっていた。

こんな具合に豪華でお洒落な展示スペースが延々と続くのです。丁寧に見学したら丸1日楽しめそうな気がする。

こうして、土偶さん的には「小ネタ」となってしまったが、国立歴史民俗博物館の探訪も無事終了!(ミュージアムショップには土偶さん関連グッズも沢山置いてありましたが、そのほとんどは既に購入済みでした…)

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ソメイヨシノに寄り添った長い長~いGW

『銀行業界鳥瞰図』に続いて、『稿房通信』も「令和」の時代を迎えて初めての配信である。まずは「10連休」という長い長~いGWの過ごし方を振り返ってみよう。

4月27日の夕方、長崎出張から戻った私は、平成という時代が終わりを迎えようとする30日の午後9時頃迄は新百合ヶ丘の自宅で、のんびり&まったりと過ごした。そして、9時ちょっと過ぎに、社主さまと信託銀行に勤務する長男を伴って、D4で八ヶ岳へと旅立った(出社した)のである。

「人混み・渋滞・行列待ち」が大嫌いな私にとって、GW中の移動は「渋滞回避」という観点から、日々の調査・分析作業で積み上げた知見の真価が問われる時である。今年も結果は「大勝利」。渋滞はまったく無く、夜の中央道を快走。途中コンビニに立ち寄ったが、それでも約2時間の通勤で、午後11時過ぎには八ヶ岳に到着。「令和」の時代最初の八ヶ岳滞在がスタートした。

5月1日から今日で早7日目。社主さまと長男は4日の朝、一足早く「特急あずさ」で帰宅。私単独での滞在も今朝で丸3日となった。例年、GW中の八ヶ岳はウンザリする程に観光客&別荘族で混雑する。今年も勿論、例外ではなかったが、GWが長かった分、混雑具合が分散(均された)ような気がする。まあ、それでも私からすれば「耐え難い混雑」となった。

幸いな事に、我が家はほとんど全員が「人混み嫌い」なので、GW中は八ヶ岳では出歩かない。基本的には、八ヶ岳本宅&オフィスの敷地内でノンビリと過ごす。もっとも、D4のタイヤの換装、庭木の銀シート剥がし、ブッドレア等の剪定、ガーデンファニチャー類のオフィス地下室からの運び出し等々、GW期間中のルーティーンはかなりあるので、それらを粛々と捌いていった。

今年の場合は、これに4月最終週に自宅に届いたオフィス用WindowsデスクトップPCの設置・設定作業や年初から取り組んできた「LPRプロジェクト」の総仕上げが加わった。5日までには、これら臨時作業もルーティーン系も一段落したので、昨日午後から、『銀行業界鳥瞰図』と『稿房通信』への常時SSL導入とWordPressテーマの全面改定に着手。

昨日の午後7時過ぎには作業が終了したので、8時前に「鹿の湯」へ向かった。GW中は、鹿の湯はとんでもない混雑になるので、基本的には私は近寄らない。GW最終日の昨晩が今回の八ヶ岳滞在で初の「鹿の湯通い」である。事前予想通りに「いつものゆったりとした鹿の湯」が私を出迎えてくれた。あ~、極楽。人でごった返した温泉なんてのは、私の趣味に合わないのだ!

今朝も八ヶ岳は快晴。が、昨日までとは何かが違った。そう、ソメイヨシノの花びらが枕木テラスの上に舞い散っていたのだ。昨日までは、まったく目にしなかった光景である。こういうのを「散り始め」というのだろう…

振り返ってみると、今年の長いGWは庭のたった1本のソメイヨシノの開花時期に寄り添ったと言えるだろう。5月1日の朝の時点では、開花している花はまだわずか。勝手に「二分咲き」と判定。

「令和」時代の初日は生憎の曇り空。肌寒くソメイヨシノの開花は「二分咲き」と言ったところだろうか? 昨年は4月26日に満開だったので(https://triglav-research.com/?p=21752)、昨年に比べると随分と遅い開花である。

2日は朝から快晴で気温も急上昇。驚く位の早さで開花が進んだ。これまで、八ヶ岳のソメイヨシノの開花時期に立ち会う機会に恵まれなかった社主さまは大喜びだった。

2日は快晴で気温も上昇。午後になると開花が一気に進み、社主さまは大喜びだった。

このソメイヨシノは、八ヶ岳本宅購入直後に植樹した2本の内の生き残り。相次ぐ鹿の食害から必死で守ってきた木なので、私には特別な思い入れがある(https://triglav-research.com/?p=21371)。

3日も快晴。朝の時点でもう五分咲きを通り越して六分咲き位だろうか?この日は快晴で暖かく、さらに一気に開花が進んだ。

今回の開花期は、連日様々な角度から写真撮影して、その白き可憐な(そして儚い)花が咲き誇る様を楽しんできた。

5月4日の朝。八ヶ岳ブルーの空にソメイヨシノの可憐な白い花が美しく映える。社主さまは特急「あずさ」での帰宅前にほぼ満開の状態を堪能。

5日のお昼前にオフィスウッドデッキから眺めた状況。もう「満開」と言ってよいだろう!
6日の朝。まだ花びらは散っておらず、2日続いて満開を楽しむ。

そして今朝の枕木テラスの上に舞い散り始めた風情。令和の時代の始まりを「八ヶ岳ライフの戦友」とも言えるソメイヨシノに寄り添う事が出来て、本当に幸せだった。

今日の朝。オフィスウッドデッキから眺めて、満開の盛りは過ぎたかなと感じた。

枕木テラスに出て驚く。昨日まではまったく無かった花びらが舞い散り始めているではないか… 「散り始め」である。

ソメイヨシノの「散り始め」と共に、本格的に仕事を再開しよう! 思えば「平成を心静かに見送るため」という名目で、4月以降、仕事をしたのは「たったの6日間」だけだった。零細企業経営者の特権を乱用してしまったな…

昨日まで気にしていなかったが、足許に目をやるとホスタさん達が目を出し始めていた。「結界石(改)」に使う「熔岩砕石」の在庫あったかな? 手配しなければ...

ふと、足許を見ると「溺愛するホスタさん達」が芽を出し始めているではないか。今回の八ヶ岳滞在中に「対鹿対策の結界石(改)」の防衛ラインを構築せねばならない。やる事も楽しみも「山のようにある」のが八ヶ岳ライフなのである!

 

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【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.4】 縄文の学び舎・小牧野館(青森県)

探訪博物館: 青森県 縄文の学び舎・小牧野館 http://komakinosite.jp//
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 名も無き多数の土偶さん達

私の「縄文土偶さん好き(道楽)」は、地域銀行業界ではそれなりに有名であると思う。講演後の会食の際などに、地元の土偶さんや考古博物館の情報をいただくのは珍しくない。土偶さんグッズをお土産等にいただく事も結構あるのだ。

今回も26日の講演後の会食で、青森市内にある「小牧野遺跡」の情報を銀行の方から教えてもらった。これまでまったくノーマークの遺跡である。会食の場で、銀行の方がすぐにスマホで検索してくれて「縄文の学び舎」なる考古資料館の存在と土偶さんが展示されている事も確認できたのだ。さあ、どうしよう? 今回、訪問してしまおうか…

事前に組んだ秋田県3館の探訪プランに、時間的余裕は1時間程しか確保していなかった。レンタカーの返却時間と帰りの新幹線の時間を変更すれば良いだけの事と思われるかもしれないが、私にとってはそう単純な話ではないのだ。

講演で全国各地を飛び回る私にとって、新幹線や飛行機の移動時間は「貴重な仕事や学びの場」でもある。読書などに集中するための「座席位置」にまでこだわっており、「新幹線ならば最後列の窓側」「飛行機ならば最前列席の窓側」が私のお気に入りの席である。昨年の出張記録を確認したら、実際に座った座席の「9割以上」がこのお気に入り条件をしっかりと満たしていた。

新青森からの東京への移動(或いはその逆)の場合は、さらに厳格なお気に入り条件が設けており「はやぶさ グランクラスの1列席最後尾」となっている。もう20回以上は利用していると思うが、これまでの所、例外は1回もなかった。今回も、勿論、この条件で予約済み。零細企業の代表取締役は、こういう「我が儘」を貫く事が出来るのが最大のメリットだと思う。

だが、この「1列席最後尾」は人気があって、すぐに埋まってしまう。予約済みの後の時間帯のはやぶさを2〜3本確認したら、案の定、どれも席は埋まっていた。この時点で帰りの新幹線の遅い便に変更するという選択肢は消えた。「小牧原遺跡を方も訪問するかどうかは、大湯環状列石訪問後に判断しよう!」と決めて、アクセス方法だけを Galaxy Note 9に記録したのである。

そして、大湯環状列石の探訪を終えた。これまでのプランに数分の狂いもなく、計画通りに1時間程の余裕時間が確保出来た。レンタカーのナビに小松原遺跡へのアクセス情報をインプット。新青森駅に直行するのと比較するとかなりの迂回ルートになるが、考古資料館の滞在時間を15分程度にすれば、若干の余裕を持って、午後4時には新青森駅近くのレンタカー営業所に着けそうだ。「エ〜イ、この際だ。小松原遺跡に行っちゃおう!」と即座に決定。

その後は高速道中心にレンタカーで快走。「縄文の学び舎・小牧野館」に着いたのは予定より5分程早い午後2時56分だった。「ああ、この考古資料館も元学校だな。使わなくなった校舎をこういう形で有効活用するのはお洒落だな。でも、それだけ子供(人口)が減少しているって事だよな…」なんて思わず考えてしまった。

青森市小牧野遺跡保護センター (縄文の学び舎・小牧野館)の外観。見ての通りの「元校舎」。平成24年3月に閉校となった旧野沢小学校を改修した施設との事。

見学時間はマックス15分間、事前研究も皆無なので、兎に角、急いで土偶さんにご対面しようと決めて、エントランスに足を踏み入れた。男性職員さんが1名いらっしゃった。確認すると「入館料無料。写真撮影も可。自由にとってどんどん紹介して下さい。」というこれまた寛容な姿勢。今回の4館の写真撮影&情報発信に対する態度は本当に気持ちが良い!

まるで学校見学のように、考古資料館の展示スペースを順路に沿って1階から2階へと回った。土偶さんの展示スペースは何カ所かに分散しており、予想以上の展示数だ。有名土偶さんはいらっしゃらないが「大満足」。時間がないので、次から次へと写真撮影。ああっ、慌ただしい…

土偶さんは何カ所かに分散して展示されていた。展示数はかなり多い。このスペースは「板状土偶」が並ぶ。

ここは「土偶さんのお顔」パーツを中心に展示。

このスペース奥の方には「遮光器土偶さん」のかなり迫力のあるお顔が並んでいた。

こちらの土偶さんの体型は、大館のアスファルト目の土偶さんによく似ている。

「表と顔に顔がある土偶」さんは、レア物であるが、残念ながら光が鏡に反射して、写真は上手く撮れなかった。

見学時間はピッタリ15分。展示コースを一回りしてエントランスに戻り、最後(最初かな?)の展示スペースで小松原遺跡も「環状列石」の代表的遺跡のひとつである事を認識した。振り返ってみれば、伊勢堂岱、大湯、そして小牧原と、今回の【縄文土偶探訪記】は「環状列石(ストーンサークル)」訪問の旅でもあったのだ。

青森市内の遺跡を紹介したパネル資料。「青森縄文王国」の凄さを実感、

エントランス付近の「環状列石(ストーンサークル)」展示資料。そうか、小牧原遺跡も環状列石で有名だったのだ…

その後、青森市内のヤマト運輸の営業所に荷物を送るために立ち寄って、新青森駅近くのレンタカー営業所に着いたのが午後4時1分。今回もほぼ計画通りの旅であった。Revial seasonは、その初日になんと4館を探訪。1年7ヵ月ぶりの縄文土偶探訪記は「最高のスタート」を切る事が出来たのである!

 

 

 

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【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.3】 大湯ストーンサークル館(秋田県)

探訪博物館: 秋田県 大湯ストーンサークル館 https://www.city.kazuno.akita.jp/kanko_bunka_sports/bunkazai/7/1/3916.html
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 環状列石と「土版くん」

【縄文土偶探訪記】Revival season 初日の最後の探訪予定先は、同じく秋田県の「大湯ストーンサークル館」。所在地は鹿角(かづの)市。伊勢堂岱遺跡のあった北秋田市から、レンタカーで東方向に移動する事、1時間弱。(ここも)広大な駐車場に到着したのは午後12時50分であった。

私の縄文土偶探訪の旅は、文字通り「土偶さんとの出会い」がメインの目的であるが、この博物館については例外。前々から興味のあった「大湯環状列石(ストーンサークル)」の見学が主であり、遺跡群に隣接する「ストーンサークル館」の存在を知ったのは、訪問の10日程前であった。事前の電話確認で、土偶さん数体に加え、愛らしさで有名な「土版くん」がストーンサークル館に展示されている事を知った。

駐車場から、まずはストーンサークル館のエントランスに直行。入館料300円を支払った。男性職員さんが数名いて、ストーンサークルの「守り人」といった雰囲気。事前の電話で確認し忘れていた「写真撮影」の可否を問うと「全然構いません。どんどん紹介して下さい。」って感じの寛容な答えが返ってきた。この写真撮影に対する大らかさは、秋田県で今回訪問した3館に共通していた。県民性なのかな?

大湯ストーンサークル館の外観。中に入ると広くて、ちょっとビックリした。

ストーンサークル館は外部から想像したよりも、はるかに大きくて広い。当然ながら、環状列石に関する資料や解説が中心だ。大湯環状列石については、今回の東北出張の前に、Amazonで新泉社のシリーズ「遺跡を学ぶ」の中から『石にこめた縄文人の祈り・大湯環状列石』を購入。出張往路の秋田行き新幹線の中で熟読してきた。事前知識はバッチリなので、環状列石関連の展示物や資料も楽しく学ぶ事が出来た。

環状列石に関連した展示物は多数かつ精密&詳細。事前研究は完璧だったので、解説はスンナリと理解できた。

環状列石関連の展示スペースを見学し終えた後は、土器や土偶等、その他の出土物の展示コーナーへ移動。事前確認通り、土偶さん達は数体(欠片の状態で)展示されていた。こちらの土偶さん達は、大館のアスファルト目さんや伊勢堂岱の板状土偶さん・笑う岩遇さんのような「著名人」ではない。

環状列石関連展示物の漢学を終えた後、土器や土偶さんの展示コーナーへ移動。

土偶さんの展示は事前確認の通りに「数体(どれも欠片)」あった。上の写真の土偶さんは完全体であったら、私がこれまでご対面した土偶さんの中でも間違いなくトップクラスだろう!

伊勢堂岱の「胸の大きな土偶さん」のように、体に小さな穴が装飾的に多数付けられている事に、こちらの土偶さん達の特徴がある。この小さな穴は、衣類の模様のようにも見えるし、鎧のようにも見える。入れ墨って感じがしなくもない。こんな具合に色々と(勝手に)想像できるのが「土偶道」の楽しみのひとつである。

それ以外の土偶さん達は、伊勢堂岱の「胸の大きな土偶さん」のように体に多数の装飾的な小さな穴(孔)を纏っている。

展示された土偶さんの中で「お顔」があるのは何故か1体だけ。他の土偶さんは、どんなお顔であったのか? 勝手に想像を楽しむ。

ストーンサークルと並んで有名な「土版くん」もすぐに見つかった。兎に角、愛らしい。表面には、目(2個)、口(1個)の穴(孔)の他に、縦に5個、向かって左側に3個、右側に4個の小さな穴がある。さらに背面上部には、左右に3個ずつ(計6個)。

こちらが有名な「土版くん」。縄文時代の出土物の中で「愛らしさ」ではトップ5には入るだろう。後ろに置かれた鏡に背面の計6個の穴が確認できる。

土版くんに刻まれた同じ形状の穴の数は、1、2,3,4,5,6個… ああ、縄文人には「数」の概念があったんだな。六進法の世界だったんだろうか? と、考古学者ではなく、銀行アナリストである私は勝手に解釈したのである。

ストーンサークル館を30分程見て回った私は、次にメインの訪問目的である「環状列石」の見学(散策)に向かった。受付で30分程あれば一通り見学できると聞いていたのだが、兎に角、広くて、そして寒かった。

環状列石の写真は50枚以上撮影したのだが、【縄文土偶探訪記】では1枚ずつ紹介しよう。こちらがストーンサークル館に隣接する「万座環状列石」。

「万座」と「野中堂」、道路を挟んで広がる2つの環状列石の見学に要した時間は約40分。見学を終えた頃には体が冷え切っていた。何とか駐車場に戻って、自動販売機でホット珈琲を購入。レンタカーの中で、5分程珈琲を味わいながら休憩した。時計を見ると午後2時5分。大湯環状列石の滞在時間はストーンサークル館を含めると75分。今回の探訪では最長記録となった。

こちらが道路を挟んで東側に位置する「野中堂環状列石」である。

さあ、新青森駅へ戻ろう。レンタカーの返却時間は午後4時、新幹線は4時38分新青森駅発のはやぶさが予約済みである。新青森への移動時間を考えても、1時間は余裕時間があるはずだ。ん?? このペースなら、考古博物館をもうひとつ訪問する事が出来るかな?

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【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.2】 伊勢堂岱縄文館(秋田県)

探訪博物館: 秋田県 伊勢堂岱縄文館 www.city.kitaakita.akita.jp/isedotai/
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 48体の土偶さん軍団

2017年9月の【縄文土偶探訪記】Final season 打ち切り後の土偶さん関連の情報発信内容を読み返すと、正に迷走状態。「外伝(Side story)構想」に「八ヶ岳縄文道」等々、まあ見事な位に腰が据わっていなかった。

理由は何となくわかっていた。「手間暇(+お金)をかけて遠方の博物館を訪れて、そして初対面の土偶さんをじっくりと鑑賞する」のが、やはり縄文土偶道の醍醐味なのである。

だが私は、Final seasonを打ち切るまでに、全国各地の主要な博物館や土偶さん達をほとんど探訪し尽くしてしまった。醍醐味を味わうための対象が見つからなくなったのであるから、当然、情熱を失い、そして迷う事になる。この1年7ヵ月は、そんな期間だった。

Revival season再開の切っ掛けは、夢に「仮面の女神さま」が現れた事であるが、実はもうひとつ大きな理由が存在した。「未探訪状態」に放置した事が気になって仕方ない博物館があったのだ。その博物館の名は「伊勢堂岱(どうたい)縄文館」。博物館のオープンは2016年4月23日。ちょうど Season 3で全国を飛び回っていた頃に開業した、比較的新しい博物館である。

東北出張の際に何回か探訪の計画を立てたのだが、秋田市からも青森市からもかなり時間を要するロケーションにあり、どうしても訪れる事が出来なかった。そんな中、3月3日に「仮面の女神さま」が夢に現れたのである。ちょうど、その3週間後には2泊3日の秋田・青森講演の予定が組まれており、さらに最終日の27日は、珍しく予定がオープンになっていた。Revival season突入の条件が揃っていたと言える。

大館郷土博物館を後にした私は、この大本命と言える「伊勢堂岱縄文館」へ向かった。博物館前の広大な駐車場に着いたのは午前11時25分。大館郷土博物館は私の貸し切り状態だったが、お洒落な雰囲気の伊勢堂岱縄文館のエントランス近くにはマイクロバスが停車しており、数名の見学者さん達がちょうど入館するところであった。

伊勢堂岱縄文館の外観。考古博物館とは思えないスマートさ。大館郷土博物館とは対照的な佇まいである。

受付の女性に入館料を支払おうとしたら「無料」との事。但し、外部遺跡の見学は、この時期はまだ無理と伝えられた。私のお目当ては土偶さん達なので、全然OK。すぐに縄文館の見学を開始した。

縄文館の展示室はワンフロア。入り口では、この遺跡の看板土偶さんのひとつである「板状土偶」の超大型(成人男性位の背丈)レプリカがお出迎えしてくれた。

展示室入り口では超大型の板状土偶さんがお出迎え。伊勢堂岱の看板土偶さんで、シンボルキャラのベースにもなっている。

入り口から時計回りに展示室を見学。伊勢堂岱遺跡は「環状列石」で有名なので、関連資料や展示物を私にしては異例と言える丁寧さで見学。環状列石についてのコーナーが終わると、次はいよいよ「土偶さん」展示コーナーである。

展示スペースの順路前半は環状列石(ストーンサークル)関連の資料が並んでいた。

四角くて大きな展示ケースの中に、個性豊かな土偶さん達が「同居状態」。ユニークな展示スタイルである。パッと見た印象では展示されている土偶さんは40体位かなと思ったのだが、後で縄文館のHPで確認したら48体だった。

土偶さん達の展示ケース。個性的な土偶さん達が色々な方向を向いて並べられており、かなりユニークな展示スタイルだ。各土偶さんの正面から写真撮影していたら、すぐに30ショット位になってしまった。

遮光器土偶さん達も展示ケース内で存在感を誇示。特に写真中央の土偶さんは「完全体」であれば、かなりの大型である事がわかる。

入り口にあった「板状土偶さん」の他には、「笑う岩遇」さんや「胸の大きな土偶」さん辺りが有名どころであるが、それ以外の土偶さん達も見ていてとっても楽しい。全身のパーツが揃っていれば、国指定の重要文化財になれそうな土偶さんがかなり展示されていた(個人的感想だが…)

展示ケースを様々な角度から写真撮影。30ショットほど撮影したところで、ふと壁に目をやると、展示している土偶さんの「人気投票」をしていた。こういう企画好きだな…

看板「板状土偶さん」の実物である。土偶さん系の写真集では必ずと言って良い程、板状土偶の代表例として紹介されている。

「胸の大きな土偶」さん。私が名付けたのではなく、代表的な写真集「土偶・コスモス」にそう記載されていたのだ。

「笑う岩遇」。こちらも主要な縄文系写真集では必ず登場する。

展示土偶さんの人気投票企画は「釈迦堂遺跡博物館」でかつて経験済み。HPを確認しなくとも、エントリーしている土偶さんは48体である事がわかる。

「48体の土偶さん軍団」鑑賞に夢中になっていたら、既に入館後20分以上が経過している事に気が付いた。この縄文館も見学時間は30分と計画していたので、最後に展示室中央スペースにある遺跡全体の模型図や解説をサラッと見学し、受付脇のミュージアムショップに向かった。

残念ながら縄文館に展示している土偶さん達のレプリカは販売していなかったが、縄文唐草をモチーフにしたポーチや絵葉書等を購入。入館料無料なのだから、ミュージアムショップにお金を落とすのは、縄文ファンの「嗜み」である。

計画通りに滞在時間30分。11時55分に伊勢堂岱縄文館を後にした私は、次なる目的地へと向かった。分刻みで移動するのも【縄文土偶探訪記】の仕来りのひとつなのだ!

 

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【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.1】 大館郷土博物館(秋田県)

探訪博物館: 秋田県 大館郷土博物館(http://odate-city.jp/museum/
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 「塚ノ下遺跡出土土偶」アスファルト目の土偶さん(秋田県指定文化財)

国宝土偶「仮面の女神さま」が夢に現れた事を切っ掛けに、実に1年7ヵ月ぶりに再会する事になった【縄文土偶探訪記】。ちょっと格好付けて「Revival season」と名付けた以上、中途半端な内容とするわけには行かない。そして、物事を始める時(或いは再開する時)に重要なのは「初動の勢い」である。

そんなわけで、Revival seasonの初日は、これまで機会に恵まれず未探訪となっていた秋田県の博物館を一気に3館訪問する事に決めた。3月27日の朝9時ちょうどに予約しておいたレンタカーで新青森駅を出発。最初の探訪先としたのは、「アスファルト目」の土偶さんが収蔵・展示されている「大館郷土博物館」である。

かつての【縄文土偶探訪記】では、探訪のルートや時間をこまめに記録していたのだが、Googleマップのタイムライン機能を知り、使いこなすようになった今シーズンは、そんな手間は不要。タイムラインの記録を確認すると、博物館着は10時27分であった。

博物館の建物は予想以上に大きかった。そして、どう見ても「元学校」としか思えない。受付で入館料(300円)を支払った際に職員さんに尋ねると、案の定「元高校の校舎」との事。今回の旅はかなりタイトなスケジュールなので、事前に見学・鑑賞時間は30分と計画。建物の大きさから考えると、とてもすべての展示コーナーを見て回る余裕は無さそうなので、展示館2階の「考古コーナー」に直行する事にした。

大館郷土博物館のエントランス。旧県立大館東高等学校の校舎を譲り受け、1996年4月に開館。

2階に上がると広々とした展示スペースの右手に土器等が並ぶ「縄文時代コーナー」を発見。急ぎ足で向かうと、お目当ての土偶さんはすぐに見つかった。

展示館の2階に上がると、右手に縄文展示コーナーがあった。

この土偶さんの最大の特色は「両眼に充填された天然のアスファルト」。このため、何となく「宇宙人」ぽく見える。

お目当ての土偶さんをすぐに発見。身長24.0㎝、肩幅12.5㎝、胴部の厚さ1.8㎝ との事。

1977年~1978年の秋田県教育委員会の発掘調査によって、約4,000年前の縄文時代の土器とともに発見されそうだ。

両目の黒い部分は天然のアスファルトで、これがこの土偶さんの最大の特色。

解説プレートには、両目のアスファルトの他に、両手の丸い窪みとへそがチャームポイントと書かれていた。

上半身は逆三関係でガッチリした体型。目と目の間(眉間と言うべきか)の2つの小さな穴は「鼻孔」との事。土偶さんはそのほとんどすべてが「女性」であるが、この土偶さんは「性別不明」と表現するのが妥当と思える。やっぱり「宇宙人」だよな…

私には「宇宙人」との印象が強い。

Revival seasonの最初に、この「個性的」な土偶さんにご対面できたのはラッキーだった。「土偶界の奥の深さ」のようなものを再認識。全国各地の博物館を土偶さんとの出会いを求めて80館ほど探訪したからと言って、まだ「道を極めた」なんて状況には程遠かったのである。

お目当てのアスファルト目さん以外にも数体の土偶さんが展示されていたので、彼女たちにもご挨拶。考古展示コーナーを中心に、展示館の2階と1階を計画通りに約30分見学して、大館郷土博物館を後にした。

アスファルト目さん以外にも土偶さんの(欠片)が数体。こちらは普通の土偶さんと同じで「女性」とわかる特色があった。

Revival seasonは、こうして幕を開けた。これから先、未対面の土偶さんとのどのような出会いが待ち構えているのだろうか…

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約3週間ぶりの八ヶ岳オフィス

昨日の午前8時半少し前に八ヶ岳オフィスに出社した。前回、八ヶ岳を離れたのは3月24日の早朝(7時前)だったので、実に3週間ぶりの八ヶ岳である。

八ヶ岳を離れた3週間の内、最初の1週間は東北出張等、真面目な講演活動だったが、4月2日〜12日までは、社主さま(家内)と2人でロサンゼルス役員慰安旅行を楽しんできた。今月21日までは「20日間の完全休暇期間」と決めているので、基本的には仕事はせずに、心穏やかに「平成」という時代を見送るつもりでいる。(http://triglav-research.biz/?p=24348

だが、出社初日となった昨日は、WindowsデスクトップPCの反乱(故障)という予期せぬトラブルに見舞われ、ほぼ1日を不毛な作業に費やしてしまった。天気もぱっとしない曇り空で、夜にはかなり激しい雨が降ったので、八ヶ岳ライフを楽しむといったような気分にはならなかった。

今日は元々、完全休暇期間中の「例外日」として、ロサンゼルス滞在中に届いていたビジネス関連の問い合わせや依頼を「一気に捌く」予定。ジェットラグの影響もあってか午前4時過ぎに目覚め、ビジネス用のメールアカウントを再接続し、旅行中のメールを受信したら、事前予想の2倍位の要処理案件が届いていた。「これじゃあ、完全休暇期間が台無しじゃないか…」とボヤキながら、何とかお昼までにすべての作業を終えた。

八ヶ岳オフィスでは、常にWindowsとMac2台のデスクトップPCで仕事をしてきたので、Windowsが使えないとどうしても作業効率が一気に低下する。非効率な仕事はしたくないので「残り1週間の休暇期間中も、ビジネス系のメールアカウントは再び切断してしまおうか?」と本気で考えている。「完全休暇」とはそういうものだと思う。

軽い昼食を終え、午後1時過ぎになって、漸く「八ヶ岳ライフ」を楽しむ心のゆとりが復活してきた。思えば1月最終週からの2ヵ月程は、八ヶ岳滞在中も朝から晩まで資料作成に没頭する味気ない日々を送ってきたのである。GW明けには「決算分析バトルモード」にトランスフォームする事になるが、もうあの2ヵ月のような「無粋な」仕事への取り組み方は絶対にやめようと心に誓った。

それにしても今日は、昨日と打って変わって素晴らしい天気だ。八ヶ岳ブルーの空が広がり、ほんわかと優しく暖かい。この陽気ならば、鉢巻道路の桜の開花も始まるんじゃないかとオフィス周辺をD4でショートドライブしてみたが、まだその気配はなかった。

今日の昼食後、オフィス周辺をショートドライブ。桜の満開時にはピンクに染まる鉢巻道路もまだ桜開花の気配は感じられなかった。

よくよく考えたら、ロサンゼルス滞在中に富士見町には「大雪」が降ったのである。ロスでディズニー・リゾートの13時間オプショナルツアーを楽しんだ日、ホテルに戻ると社主さまが「長野県富士見町に大雪警報」という通知が届いたと驚きの声を上げた。この日のロスは、気温が日中には30度を超えて半袖でも汗ばむほどの陽気だったので、俄には信じられなかった。

ディズニーリゾートを訪れた4月9日は日中の気温が30℃を超えて、夏の風情であった。ゆえに八ヶ岳の「大雪警報」を鵜呑みには出来なかった。

何かの間違いだろうと、すぐに「カメラ一発」でオフィス周辺の状況を確認。そこには「積雪20cmといった感じの雪景色のオフィス周辺」が映し出されていた。どう見ても、今年1番の積雪量である。同時に、ロサンゼルスからも簡単に八ヶ岳の状況が確認できるIT技術の進歩(一般化・大衆化と言うべきかな?)に改めて感動。

カメラ一発を開いて驚愕。枕木テラスは積雪20cmといった感じである。間違いなく今年1番の積雪量だった。

「4月の名残雪」なので1日で消えてしまうんじゃないかと期待して翌日も「カメラ一発」を開いた。晴れてはいたが、そこは「雪国」のままであった。4月にこれだけ雪が積もるのは珍しいな… 異常気象が加速度的に進んでいるようで、かなり「不気味」である。

翌日は晴のようだったが、雪はまだまだ敷地内を覆っていた。

昨日の朝、出社した際には、敷地内の雪はほとんど解けてしまっていた。今日の夕方の時点では屋根から滑り落ちてウッドデッキの上に高く積もっていた雪がかろうじて残っている程度である。この雪も明日にはほとんど解けてしまうだろう。

今日の八ヶ岳オフィスの様子。庭には雪の欠片も無く、陽射しは優しく暖かかった。
屋根から滑り落ちて積もった雪がかろうじてメインウッドデッキの上に残っていた。この雪も明日には解けてしまうだろう。

我が家のソメイヨシノの蕾はまだまだ固く、開花の兆しは感じられない。今年も満開になるのはGW中だろうか? だが、沈むゆく夕陽は着実に強さと輝きを増していて、八ヶ岳の遅い春の訪れを実感させてくれる。

八ヶ岳オフィス敷地内の唯一の桜の木(ソメイヨシノ)の蕾はまだまだ固い。今年も満開の時期はGW中だろう…
財産区林の樹間に沈む夕陽が春の訪れを物語っている。

少し早いが、「焚き火」を楽しもうか?と、5秒ほど思案。や〜めた。今日はのんびりと「鹿の湯」に浸かる事にしよう。そして明日から【縄文土偶探訪記 Revival season】の配信を開始だ!

成田での前泊を含めると9泊11日となった「ロサンゼルス役員慰安旅行」は本当に楽しかった。だが、私が一番好きで心安まるのは「八ヶ岳西麓のオフィス周辺」である。サンタモニカの美しい街並みを散策している際にふとそんな事を考えていたら、偶然、社主さまが「やっぱり八ヶ岳が一番かしら…」と口にした。我が社の社主さまは本当に見る目がある!!

サンタモニカの街並みはとても美しかったが、やっぱり私は「八ヶ岳」が一番好きで落ち着く!
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『縄文土偶探訪記 Revival season』口上

2017年9月8日の国宝土偶「かっくうちゃん」再訪を区切りとし、縄文土偶探訪記 Final seasonは幕を閉じた。あれから早1年7ヶ月が経過。この間、世の縄文&土偶さんブームは一気に加熱したように思う。

かつては、地方講演の隙間時間に考古博物館を訪れると、平日であれば「私一人の貸切状態」がほとんどだった。県立博物館クラスでもそんな状況だったのである。最近は様変わりだ。老若男女様々な階層の見学者が訪れ、土偶さんや縄文土器などの展示物に見入っているのを目にする。昨年の上野東京国立博物館縄文企画展の効果が大きいのであろう。

この縄文ブームの中、私の土偶さん熱は、正直なところ、かなり冷めていた。所謂、新規開拓のような行動はほぼ皆無となり、八ヶ岳オフィスに近い井戸尻や尖石をふらっと訪れる程度。継続したのは、新泉社シリーズ「遺跡を学ぶ」の縄文関連本を講演の移動中に読み進めた事だけであった。

そんな状況が続き「土偶さんは夢に現れる」事もすっかり忘れていたのである。だが、今年3月3日の朝、八ヶ岳オフィス滞在中に本当に久し振りに土偶さんが夢に現れた。それも国宝土偶「仮面の女神さま」である。真っ暗な空間の中で、仮面の女神さまが単体で、デフォルメや装飾のないまったくそのままのお姿でじっと私を見つめていた。

女神さまの身長は2m程だったろうか? 私よりは大きかったのは確かだ。神々しさと威圧感と、そして物悲しさのような複雑な波動に捕らわれて身動き出来ない状態で女神さまと対峙。数分だったか数秒であったかは定かではないが、何とも言えない切なさのようなものが込み上げてきて、思わず女神さまから視線を逸らしてしまった。そして、その瞬間に目覚めた事を妙にハッキリと記憶している。

デフォルメも装飾もなく、大きな仮面の女神さまがお一人で夢に現れた。土偶さんが夢に出たのはこれが3回目。何か意味があるに違いない!

これで土偶さんが夢に現れたのは3回目だ。しかも今回は、私が最も慕い崇める仮面の女神さまのご登場。そして、リアルさは、以前の2回の夢とは比較にならない程に生々しかった。う〜ん、やっぱり中途半端に縄文土偶探訪記を終わらせてしまった事に対して女神さまはお怒りなんだろうか?

私は、小心者ではあるが、意思決定の早さには自信がある。すぐに予約済みであった3月25日〜27日の東北出張の帰路の新幹線を変更。レンタカーを予約して、未探訪であった秋田県の3つの考古博物館を1日で回るツアー計画を組んだのだった。

思えば、1月の最終週から丸2ヶ月、平成最後の記念講演シーズンと勝手に位置付けて、仕事に没頭し過ぎた。八ヶ岳オフィス滞在中も朝から晩まで資料作り。夜の鹿の湯通いを除けば、あまりにも味気ない八ヶ岳ライフであった。

その代わりに、4月は「平成」という時代を穏やかに見送るために、3週間は一切仕事をしないと決めたのは、半年程前の事である。4月2日から12日までは、社主さまと二人でロサンゼルスに滞在し、仕事とは無縁の日々をエンジョイする。

もしかすると、遊び心を忘れて『伊達と酔狂』という社是に背くような日々を送っていた事を仮面の女神さまが戒めてくれたのかもしれない。

さあ、これから新たな『縄文土偶探訪記』の始まりである。1年7ヶ月ものブランクがあるので、Revival (復活) season と称することにしよう!

 

 

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八ヶ岳の友達に別れを告げて…

今日は川崎自宅への帰宅日である。朝6時少し前に目覚めて、今回の八ヶ岳滞在期間中で最後となる、マシンウォーキングと珈琲を楽しむ。朝のルーティンを終えて庭に出たのは6時45分。天気予報の情報で想定はしていたが、夜の内に雪が降ったようだ。昨晩、鹿の湯から戻った際に、八ヶ岳本宅とオフィスの間の枕木テラス上に移動しておいたD4のボンネットは雪で覆われていた。積雪は3~4cmであろうか?

昨晩の天気予報では、もっと雪が積もるような事を言ってたのだが、これじゃあ3~4 cm程度だな…

昨晩の内に本宅の水抜きやオフィスの掃除はすべて終えてあったが、大切な仕事をひとつ忘れていた事に気が付いた。野鳥さんやリス君など「我が八ヶ岳の友達」への贈り物(給餌)である。早速、3店経営しているレストラン(給餌台)にヒマワリの種や林檎をたっぷりと置く。とは言っても、この程度の量であれば明日のお昼前にはおそらく3店とも「休業」状態になるであろう。それでも、これは私が厳冬期に八ヶ岳オフィスを離れる際の仕来りなのだ。

まずは、1号店に大粒ヒマワリと林檎を半分置く。
オフィスの窓から観察できる3号店には、大粒ヒマワリの種のみタップリと置く。ここが我が友「ミッターマイヤー」のお気に入り店だ。

この時期、野鳥さん達は、私が給餌台にヒマワリの種を補給するのを、ちょっと離れた木の上でじっと待ち構えている。給餌を終えてオフィスに戻った4~5分後、デスクに面した窓から、不要になったBSアンテナを加工して作った「3号店」を見おろすと、もう大繁盛だった。野鳥さん達の大挙来店後は、わが心の友「リスのミッターマイヤー(https://triglav-research.com/?p=20596)」の貸し切りタイムとなるはずだ。

種を置いて数分で、野鳥さん達で3号店は大繁盛。喧嘩しないで仲良く啄んでね!

オフィスを発つのは午前9時頃と決めていたので、それまでの時間、録画はしたが未視聴であった放送大学「“縄文”を思索する考古学×哲学×アート」の前後編を通しで見る事にした。途中何度か3号店を窓から覗いてみるが、何故か今朝はミッターマイヤーは現れない。今回の滞在中は、毎日挨拶していたんだが… 

今回の滞在中、、毎日3号店に来店してくれた我が心の友「ミッターマイヤー」に、何故か今日は会えなかった。彼に何かあったのではないか心配でならない。

口下手でシャイな性格であるため人間の友達がほとんどいない私にとって、ミッターマイヤーは本当に大切な存在だ。彼の身に異変がないことを祈って、オフィスを離れる事とした。あっ、そう言えば最近、新しい友達ができたんだ。この友達については稿を改めて紹介しよう。

D4にデジガジェ類のギッシリつまったトートバッグを運び入れて撤収準備はすべて終了。D4の運転席に座ってエンジンボタンを押す。V8 5,000ccの大排気量エンジンが力強く目を覚ます。次は運転環境のセッティングだ。「鉢巻道路が凍結しているかもしれないな…」と思い、車高をオフロード、テレインレスポンスシステムは「雪原モード」に設定し、枕木スロープを軽やかに進む。

枕木スロープを上る前に、D4の運転環境モードをセッティング。積雪量は少なくても、鉢巻道路はすぐに凍結するんだよな…

メイプルヒルズの敷地を出て、鉢巻道路を1分程走行。路面凍結は大したことないな。車高もテレインレスポンスもノーマルに戻そう。さあ、これから自宅まで2時間弱の旅である。BGMは何にしようか?

ああ、この程度の道路状態だったらノーマルモードで全然OKだ。ミッターマイヤー、どうか元気でいてね!

ディスプレイパネルのプレイリストモードにタッチしたら、広瀬香美の「Alpen Best」が真っ先に目に飛び込んできた。「やっぱり雪道は走る時はこれだよな。」— 冬や雪という雰囲気だけで、咄嗟に一連のアルペンCM(=広瀬香美)を思い浮かべてしまう自分が悲しい。おそらく、我が国のバブル経済時代を20歳代前半で経験した世代に共通の習性であろう。

「ミッターマイヤー、どうか元気でいてね…」と再び祈りながら、私は「雪の八ヶ岳」を後にした。

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【樹の家への途】

ツっ、ツリーハウスだ~ — ワンダーランド 富士見

今日が今回の八ヶ岳オフィス滞在期間の実質最終日。明日の早朝、川崎自宅に帰る予定である、午後2時前には、今回の滞在中に予定していたすべての仕事を終えた。そこで3時前に社主さまへのお土産とする野菜やフルーツを原村の「たてしな自由農園」にいつものように買い出しに出掛けた。

デジガジェ小細工に使う接着剤が切れていた事を思い出し、帰路はJマート富士見に立ち寄る事にした。そのため国道20号まで下ってから、Jマートを目指してD4で走行。テンホウ富士見店の手前まで来たときに、前方右手の樹上に「異形の構造物」が突然2棟現れた。慌ててD4のハンドルを左に切って、広大なテンホウの駐車場にD4を乗り入れ、そのまま隣接するファミリーマートの近くまで移動して駐車。

D4を運転中、右前方の視界に「樹上の異形の構造物」が2棟出現した。本当にビックリした!

異形の構造物の近くまで歩いて、国道20号を挟んで見上げる。間違いない。ツリーハウスだ! それも2棟並んでいる。この道は、八ヶ岳滞在中は、ほぼ例外なく1~2回は通るのだが、これまでこのツリーハウスの存在に気が付いた事はなかった。

近付いて見学したかったのだが、誰が所有者かわからない。ツリーハウスの前の国道20号に面した敷地には事業所らしき建物があるが、シャッターが閉まっている上に、国道20号に沿って侵入防止のチェーンらしきものが張られていた。

ファミマの店員さんなら何か知っていると思い、買い物がてらレジにいた2人若い女性店員さんにツリーハウスの事を尋ねてみた。1年程前からこの場所にあるという事がわかっただけで、それ以外は不明。

敷地内に勝手に入る事は出来ないので、結局、今日は国道20号を挟んで写真をパチリ。ああ、いいな。藤森先生の高過庵のような「芸術作品」ではないが、手作り感たっぷりで、親近感を覚える佇まいだ。それによく見たら、2棟のツリーハウスの他にも、左手奥の方に樹上の展望(休憩)スペースのような物も見える。

勝手に見学するわけにはいかないので、国道20号を挟んで遠目で鑑賞させてもらった。手作り感たっぷりの温かみのあるツリーハウスである。支柱は太目のカラマツ1本か? ああ、このスタイルも有りだな。作った方のお話しを聞いてみたいな…

それにしても、これまでこのツリーハウスさん達の存在に気が付かなかった事が不思議でならない。「狐につままれる」ってのは、こんな感覚の事なのだろう。まっ、いいか。これで次回滞在時の楽しみがまたひとつ増えたのだから…

そう言えば、最近、昨年4月に配信した「トリグラフ八ヶ岳探検隊 —謎のスポット『49番トンネル』」シリーズのビュー数が急に増えてきている。まだご覧になっていない方は、是非、クリックしてみて下さい。↓

(前編)https://triglav-research.com/?p=21660

(中編)https://triglav-research.com/?p=21687

(後編)https://triglav-research.com/?p=21723

「49番トンネル」も確かに不思議(怪しい)スポットだったな。そう、私にとって富士見町は、まだまだ魅力と謎がいっぱいの「ワンダーランド」なのである!

Posted in 【My favorite things】 【八ヶ岳ライフ】

珈琲豆を買いに

今週は、講演資料を筆頭に〆切り・期限付きの仕事を4件も抱えていたので、月曜日の午後からはオフィスに籠もってずっと仕事三昧だった。唯一の例外は、鹿の湯への往復で、この間、人間と話したのはFaceTimeでの社主さまとの通話と佐川急便ドライバーさんだけだった。4件目の資料ファイルをメールで送り終えたのは午後2時半過ぎ。一息ついたので、コーヒーブレイクとしようと思ったら珈琲豆が切れていた事に気が付いた。

昨年6月から始まった「味覚音痴の珈琲嗜み」は完全に八ヶ岳ライフに定着。毎朝、Walkingマシンで30分、約3,500歩いた後は、朝の珈琲を味わう事から1日が始まるようになった。私が書いた珈琲ネタ(https://triglav-research.com/?p=23508)を読んだ口の悪い知人(友人ではない)の反応は2種類。ひとつは「味の違いなんて(お前には)わからんだろうが…」、もうひとつは「どうせ嵌まって、サイフォンやらなんやら凝って面倒な事になるんじゃないか?」であった。

結果は両方ハズレ。味の違いは、不思議なのだが確かにわかる(好き嫌いがはっきりと出る)。そして、珈琲を淹れるための道具としては、パナソニックの「NC-A56」に惚れ込んでいる。さすが、敬愛するマツコ・デラックス先生の一押し器具だけの事はある。珈琲の温度やメインテナンスのシンプルさなども含め、私好みのポイントが多いのだ。

実は、珈琲豆はブレンドを中心に10数種類を試し、珈琲(マグ)カップも講演出張先での購入分を含めると15種類位は揃えてみた。だが、どちらも意外とすぐに「お気に入り」が決まった。マグカップは、初期の頃に「閃き」で揃えたものが、ほとんど主力として残った。入れ替え戦を実施したが、壁に並ぶ9個の内、7個(皿付きではないので単位は「客」じゃなくて「個」で正しいよね)は、朝の珈琲を楽しむようになって2ヵ月以内に購入したものだ。

その日の気分で使い分けるマグカップのレギュラー陣はすぐに固まった。ほとんどが初期に「閃き」で購入したものである。カップの上には、我が社の守り神「戦艦 三笠」とアッテンボロー艦隊の旗艦「トリグラフ」のミニチュアが並んでいる。共に「不敗の戦艦」である。

豆は、地元富士見町の名店「テーブルランド」さんの「八ヶ岳」「富士見」そして「テーブルランド」の3種類のブレンドが、やっぱり好きだ(まろやかな甘味を感じる)。加えて、東京で人と会う際によく使う「銀座カフェーパウリスタ」の「森のコーヒー」を本当に美味しく感じる。パウリスタさんの方は、豆の購入を定期通販で申し込んであり、森のコーヒーと月毎の「月替わり珈琲」が自宅に届くようになっている。これら、計5種類の珈琲をその日の気分で味わうのが毎日の嗜みなのである。

今朝、キャニスタに残っていた富士見ブレンドを使い切ったため、本当に豆が1粒もなくなってしまったのだ。仕事が終わったので、即座にテーブルランドさんに買い出しに行こうと決めたのだが、木曜日は「出張販売の日」である事を思い出した。Webで確認すると、確かに今日は富士見駅前の「大丸屋」さんでの販売日だった。

JR富士見駅前に到着。写真右隅には丸政の「入笠駅そば」さんがある。

3時ちょうどにD4で富士見駅に向かった。お店に着いたのは3時15分過ぎ。3種類のブレンドを200gずつ購入。ふと見ると、珈琲豆の脇に一目で「箸置き」とわかる土偶さんグッズが並んでいた。どれも初めて見るものだった。文具系であれば躊躇なく購入するのだが、さすがに箸置きは… 写真だけ撮影させてもらって、購入は見送りと決定。

珈琲豆の販売コーナーの脇には愛らしい「土偶さん箸置き」が置かれていた。地元の陶芸家さんの作品との事。文具系だったら即購入なのだが。八ヶ岳オフィスは土偶さんグッズが溢れているので、最近は書籍以外の購入について、さすがに慎重になってきている。

珈琲豆を買った後、D4を駐車した駅前のスペースに歩いて戻ると、駅そば(立ち食い蕎麦)のお店が視界に入ってしまった。「あっ、山賊蕎麦食べたい…」。気が付くとチケット販売機の前に立っていた。

大きな山賊焼がドーンと盛られた「山賊蕎麦」。美味なんです。これ

お蕎麦を堪能した後は、富士見滞在時の強い味方であるファッションセンター「しまむら」に立ち寄った。八ヶ岳本宅の方で過ごす際の冬用スリッパを購入するためだ。気に入ったのがすぐにあったのでレジに並ぶ。で、ここで驚く。「EdyにSuica、電子マネーが使えるようになってるぞ~」

「地方都市の強い味方」とばかり思っていた「しまむら」さんだが、最近、川崎自宅近くのスーパーの建物の中にも出店している事を知った。電子マネーが使えるようになって、より便利になった。

今年になって初めての「しまむら」だったので、いつから使えるようになったのかよくわからないが、最近である事は間違いない。これで、私のキャッシュレス化はさらに1歩前進する事になる。「鹿の湯」の売店は交通系カードが元々使えるので、あとは、JAと原村のたてしな自由農園、それにJマート富士見店でEdy等が使えるようになれば、もう富士見でも現金を使う事はほとんどなくなるだろう!

オフィスにを戻ってすぐに、珈琲豆の袋を開いてキャニスタに入れ替えた。封を切る際に珈琲豆の香りが、正に匂い立つ。この瞬間もとても好きだ。— 今日の午後は、仕事を忘れてまったりと過ごした。八ヶ岳であれば、こんな日もちょっと楽しい。

オフィスに戻って買ったばかりの珈琲豆の袋を並べた。封を切る際に部屋に広がる香りが好きだ!