【オフィス・セルフビルド回顧録】ログ壁立ち上げまでの激闘編 2日目

2013年7月13日。午前8時過ぎから友人Tさんを棟梁にオフィスセルフビルド作業の2日目がスタート。Tさんは、当時は、某大手エアラインのエンジン整備の部長さんであり、枕木アプローチ、八ヶ岳本宅のメインウッドデッキとこれまでの大規模セルフビルド作業では必ずご助力いただいた方だ。ゆえに、私は余程の事がない限り、エアラインでの出張にはTさんの会社を使う。

今日の作業は ①ログ材の梱包をすべて解いて中身の部材を確認 ②防水、防腐、防虫処理を施した上でログ壁1段目となる土台を固定 ③大引きの固定 ④余裕があったらログ壁2段目(機能的にはこれも土台)までの積み上げ であった。

最初の梱包を解く作業からいきなり苦戦。外側の梱包の下には、ログ材を守るための頑丈すぎる木枠が釘でがっちりと組まれており、これをバラすだけでも大作業だ。しかも大量に出る廃材を運ぶ作業、置き場所の確保もまったくの想定外であった。

木枠でしっかりとガードされたログ材の梱包を開く。最初のトラブルはこの作業中に発生した。

幸い、部材に欠品や破損はなさそうだったが、4つの大きな梱包ブロックの内、1つは部材が逆さまに積まれている事が判明。これは先に使う部材が下に置かれていることを意味した。ログキット搬入の際に、あれ程注意したログブロックの上下も、梱包の段階から間違っていたのでは対応のしようがないではないか…

不幸中の幸いというべきか、工程初期段階の梱包は正しい向きでなされていたので、「逆さ梱包問題」には目を瞑り、午後からは土台と大引き固定作業に移行。

今日の作業は、ログ壁1段目(土台)の固定。基礎に接する土台の部分に防水、防腐、防虫処理を施し、固定することだ。基礎から突き出した金具にピッタリ合わせる形で部材に様々なサイズや形状の穴を開ける作業が続く。

アンカーボルトが何本も突き出しているので、穴開け作業も繰り返し続ける事になる。穴開け場所がちょっとでもズレると、ログが土台から歪むことになるので、慎重に作業を進めねばならない。

私達の素人作業を心配したログキット販売会社の社長さんが、懇切丁寧に土台と大引き固定作業についてはアドバイス下さったので、作業は手探りながら進捗した。だが、梱包を解く作業に手こずった結果、結局、2段目のログ壁積みはほぼ半分まで進んだところで、この日の作業を終えることになった。

当初は2段目までログを積み上げる予定だったが、土台と床材を支える事になる大引きの一部を固定したところで1日の作業は終了。

1日の作業を終えて私は思った。「フィンランドから数か月もかかって届いたパンドラの箱を開いてしまったのではないか…」と。