仕事が終わってないのに温泉に行ってしまった…—ゆーとろん『水神の湯』編

決算分析作業に突入すると、寝る間も惜しんでの仕事となる。

決算分析作業の初日となった17日の就寝時間は翌18日の午前3時過ぎ。目覚めたのは6時半前で、朝食、マシン・ウォーキングを済ませて、午前8時前から、また Excelと睨めっことなった。

当初は、そのまま終日、オフィスで仕事をする予定だったのだが、郵便局に所用があった事を思い出し、午後2時過ぎに富士見の町へ向かった。郵便局に寄った後は、Jマート富士見で、オフィス・アプローチ用のガーデンストーンを補充のために購入。

買い物後、Jマート駐車場で時計を見たら午後2時半。さあ、オフィスに戻ろうと思ったのだが、急に、何故か温泉に行きたくなった。無性にだ…

D4には社主さまとのドライブ中に、ふらっと温泉に立ち寄れるよう、常に温泉セットを2人分積んである。ここからだと、どこが一番近いかなと思案。

すぐに、富士見パノラマスキー場の近くにある「ゆーとろん 水神の湯https://yuutoron.com/)」が頭に浮かんだ。Jマートからなら距離は2km強、車で2~3分だろう。

自身の想定外の衝動に対して柔軟に(自己責任で)対応出来るのが、零細企業経営者の特権である。D4で直ちに「水神の湯」に向かった。

3分程走ったら、水神の湯の目印(?)とおぼしき大きな樽が視界に入ってきた。そのまま、道路を挟んで正面にある駐車場にD4を駐めた。

Jマートから車で数分、「水神の湯」のシンボルらしき大きな樽(?)が見えてきた。扉の内側がどうなっているかは不明。

駐車場から富士見パノラマスキー場の方向を眺める。冬の景色とはまったくの別物で新緑が美しい。山を縦に走るリフトのスペースが無ければ、ここがスキー場であるとは気が付かないだろう。

水神の湯の駐車場から眺めた「富士見パノラマスキー場」。新緑が美しい。青空だったらもっと良かったのだが…リフトスペースが山を2つに縦に分けているのが印象的。

入浴時間を含めて「水神の湯」滞在は1時間と決めて受付に向かう。八ヶ岳界隈の温泉は公営や第3セクターによる運営による先が多いが、こちらは民間経営

「水神の湯」の建物。東西の浴室・露天風呂スペースの他に、レストランやリラクゼーションスペースを併設している。

入浴料は800円(鹿の湯の富士見町住人用の割引チケットで364円というのが、私には一番お得な料金となる)。水神の湯を訪れるのは4回目かな?

水神の湯のエントランス。八ヶ岳界隈の温泉の中では小ぶりな造りで、入ったらすぐに受付がある。

8種類の露天風呂とサウナ風呂、2種類の内湯からなる100%天然かけ流し、ph10.4のアルカリ性「単純硫黄泉」だ。2016年の12月に全館リニューアルしているので、設備類はどれも清潔で機能的。

男湯・女湯は、日替わりで西側と東側の入れ替え制となっているのだが、これまでの3回はすべて「釜風呂サウナ」のある西側だった。今回は受付で初めて東側を指示された。ラッキー!!

「水神の湯」のパンフレットの一部。内湯に比べて露天風呂のスペースの方がはるかに大きいのが特色だ。晴れた日の日中、混雑していない状態で浸かるのが最高だと思う。

平日の午後2時半過ぎとあって、浴室内は驚く程、お客さんが少ない。温泉に浸かっていたのは、結局、50分程だったが、脱衣場で帰ろうとしているお客さんに1名、外風呂で1名に会っただけだった。

東側浴場は内湯1、釜風呂、丸風呂、打たせ湯、洞くつ風呂と露天風呂4湯の構成である。そこにお客さんは私を含めて2名だったので、事実上「貸し切り状態」と言える。

休日は大人気の温泉なので意外だった。露天風呂のすぐ脇は、赤松を主体とした雑木林なので、新緑を眺めながらじっくりと温泉を堪能。

特に気に入ったのが「洞くつ風呂」。ここは、ぬるめのお湯(36℃~38℃)で、洞くつ内は天井からミストが放出されている。私以外は誰もいなかったので、この湯だけで20分は浸かっていたと思う。

洞くつ内は、ちょうど心地良い明るさ(暗さ)で、温泉に浸かりながら「瞑想」ができるようなスペースである。決算分析で疲れた頭を休めるのに「最高」だった!

入浴を終え、心身共にリラックスした後、温泉館内のお食事処くーとろん」でソフトクリームを買う(350円)。その後、受付でパンフレットを貰ったら、5月~8月有効の割引チケットも渡してくれた。

A4用紙の下半分に色々なチケットがズラッと印刷されており「滞在時間無制限」が550円、「朝・夜割」だと400円で「水神の湯」が利用できる。これならば「鹿の湯」に次ぐお得度である!

パンフレットを貰った後でソフトクリームを買えばよかったのだが、順番が逆だった。溶け始めたので、慌ててエントランス前のベンチに座って頬張る。

仕事が終わっていないのに、衝動的に温泉に来てしまった「罪悪感」のようなものが少しはあるが、それを大きく上回る「充足感」を味わえた。

それに、洞くつ風呂で寛いでいる時に、新たな講演資料のアイデアが3つ程浮かんだので、仕事をしたと言えなくもない。

やっぱり温泉は、平日の仕事の合間、空いている時にのんびりと浸かるのが一番だ!

「八ヶ岳平日温泉三昧」って感じかな…