我が『魂の故郷』— 井戸尻遺跡の冬の終わり

『井戸尻遺跡(史跡公園)』は、八ヶ岳オフィスから10km弱の場所にあり、車で15分も要せずに、気軽に訪問する事が出来る。

土偶さんは、坂上遺跡出土の『始祖女神像(私はかつて井戸尻のバンザイ土偶さんと勝手に呼んでいた)』と藤内遺跡出土の『巳を戴く神子』がツートップ的存在だ。「始祖女神像」は単独での国指定重要文化財、「巳を戴く神子」は藤内遺跡の他の出土品と一緒に同じく国指定重要文化財となっている。

尖石の2大国宝土偶さまには知名度ではやや劣るものの、土偶関連の写真集や解説書には必ずと言って良い程に登場するメジャーな土偶さん達だ。

だが、井戸尻遺跡の看板出土品は、土偶さん達よりもむしろ「井戸尻式」と称される縄文土器群である。水煙渦巻文深鉢、神交会文深鉢、蛇文装飾深鉢、四方眉月文深鉢等、神秘的な造形の土器は何度見ても飽きない。

縄文土偶探訪記http://triglav-research.com/?page_id=20285)】で、私は全国約80の考古博物館を訪問したが、展示されている縄文式土器の造形の素晴らしさと(展示数の)迫力では、井戸尻考古館がNo.1だと思う。

井戸尻遺跡(群)
所在地:長野県諏訪郡富士見町境
標高: 800~1,000m
年代: 縄文時代(中期が中心)

井戸尻遺跡の復元住居とその周辺。素晴らしい陽当たりの良さである。周辺に民家が点在。この地を訪れる度に、こんな場所に住まいを構えている人達は本当に幸せだなと羨ましく思う。

水車小屋の近くから南アルプス北側の山々を見る。そのさらに奥に見えるのが北アルプスの山並みかな?

こちらは南アルプスの南側の山並み。山にはあまり詳しくなく、恥ずかしい話だが「赤石山脈」の通称が「南アルプス」だという事をつい最近知った。

富士山側の眺望。写真ではわかりづらいが、写真右側の里山の上に、富士山が垣間見える。

こちらは南アルプス方面をズームアップして撮影した写真。雄大な山々が連なっており迫力がある。

こちらはお馴染み八ヶ岳。撮影日(3月3日)は、格別な美しさだった。

私が最も好きなのは、このアングルの写真だ。懐かしさのようなものがこみ上げてきて、何故か「ああっ、帰ってきた」という気がする。

まだ、縄文土偶さんに嵌まる前に、オフィスセルフビルド等でお世話になっているTさん(http://triglav-research.com/?page_id=20329)と、井戸尻遺跡を訪れた事がある(12~13年前かな?)。

私が最も好きな7枚目の写真アングルの場所に立った時、Tさんが「この場所は懐かしい気持ちがして、よくわからないが涙がこみ上げてくる。」と呟いた事が忘れられない。私も同じ思いを抱いていたからだ。

私の場合、八ヶ岳オフィスへの出勤途中、長坂IC手前で八ヶ岳の雄大な全貌が現れた時にも、毎回、やはり懐かしさのような不思議な感覚で胸がいっぱいになる。

ちなみに、長坂IC手前のこの場所では、今は亡き「愛犬のカリン」も必ずと言ってよい程にLC100やD4の彼女専用のスペースで、急に忙しなく動き始めるのだ。それから、オフィス到着までの20分程の時間、甘えたような声でクーン、クーンと鳴き続けた。

だが、八ヶ岳に到着し、リアゲートを開いた途端に、まるで別人(犬)のようにもの凄い勢いで飛び出して、嬉しそうに敷地内を駆け回っていた。長坂で何か「スイッチ」でも入るような、とても不思議な現象だった。

今は亡き「愛犬カリン」。LC100やD4の広々とした3rdシートのスペースを占有。「女王様」的な扱いだった。八ヶ岳が大好きで、生前の八ヶ岳滞在日数では、社主さま(家内)を上回っていたように思う。

おそらく、私、Tさん、カリンの中に受け継がれている「縄文人(犬)のDNA」が何かを訴えてかけてくるのだろう。もっとも、ラブラドール・レトリバーのカリンと縄文時代が結び付くかどうかについては、ちょっと怪しいが…

私にとって「井戸尻遺跡」は『魂の故郷』。そう、ここも「特別な場所」なのである!

八ヶ岳縄文遺跡の四季 ⑦

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