招かれざるもの ② 『クマさん』情報 その後

八ヶ岳ライフにおける生物的脅威の東の横綱が「スズメバチ」だとしたら、西の横綱はおそらく「ツキノワグマ」であろう。

一昨年の11月に「稿房通信」で、「トリグラフ・リサーチ外伝『新たなる戦いの序曲』— ついにクマさんがやってきた!http://triglav-research.com/?p=14608)」を配信したが、その後、クマさんネタについては封印状態としてきた。

私がクマさんと遭遇する事はなかったし、目撃情報もあれ以来、まったく耳にしない。メイプルヒルズの入り口付近に置かれていた熊出没に係る注意情報の看板もいつの間にか撤去されていたためである。

当時、弊社は「対クマさん非常事態宣言」を発し第3種警戒モードに移行。クマ除けベルを購入して1ヵ月程の期間であったが、外で作業等する際には常時身に付けた。また、クマ情報を記した2冊の書籍を購入し、会社代表である私が率先して熟読したのである。

だが、装備も知識も活かせるような局面(=クマさんとの遭遇)には、幸いな事に至っていない。

『クマ追い歴40年。千回超の遭遇体験から綴られた「クマの気持ち」がわかる本』と『「クマが怖い」という言葉が怖い』というな強烈な印象の帯が付された2冊の書籍の内容は濃く、かつ、面白かったので「知識の肥やし」にはなっている。だが、それだけだ。

クマさんを筆頭に、オフィス周辺の野生動物の夜間活動状況を監視するための「暗視装置付き自動撮影ビデオ(MPSC-26)」も設置から早1年9ヵ月が経過した。

「そう言えば、前回の電池交換は昨年の6月末だったな。早朝深夜に限定した監視ならば、1年程度は余裕でバッテリーは保つはずだが、さすがに1年2ヵ月は無理かな?」 なんて事を思い出して(思い付いて)、前回の八ヶ岳オフィス滞在時(20日)に、東側外壁に取り付けた監視ビデオを取り外した。

バッテリーはまだ健在で、しっかりと監視を続けている事に驚く。どんな映像が撮影・録画されているか、わくわくしながら32GBのSDHCカードを機器から取り外して、オフィスのデスクトップPCで画像を取り込んだ。「クマさんは本当にいるのかな?」「もし、UMA(未確認動物)が写っていたら、長年の愛読誌 月刊『ムー』に投稿しよう!」なんて期待感がピークに達した瞬間だった。

結果は… 主に写っていたのは ①枕木駐車場スペースで何故かくつろぐ野良猫達 ②愛車D4で深夜・早朝出勤した際の私 ③稀に訪れる「狸」、そして、④ダントツの主役は、我が庭の最大の敵「鹿」だった。

八ヶ岳の庭における最大の敵「鹿」達は、晩秋から春にかけては、ほぼ毎晩のように赤外線感知カメラに撮影されていた。オフィスから撮影ポイントまでの距離は約3m。オフィス周辺を我が物顔で鹿が彷徨いているのだ。

写真中央に写っているのが、一昨日配信した「蝶の舞う庭」で写真掲載したパープルのブッドレアである。http://triglav-research.com/?p=19502 – 鹿は、写真のようにブッドレアには「近付いても食べない」ので、無傷で大きく育っている。

メイプルヒルズに住む野良猫(飼い猫かな?)が、数匹集まってまるで「井戸端会議」のように枕木駐車場スペースでくつろいでいる写真が何枚かあった。こいつもその一味かな?と思ってよく見たら、どうやら「狸」のようだった。こいつは、クマさんのような脅威ではないな…

クマさんとUMAは影も形もない…あ~あ、つまんね~な。これじゃあ『ムー』へ投稿できないよ。

どうやらクマさん(ツキノワグマ)は、弊社にとって喫緊の脅威ではなさそうだ。そうなると潜在的な脅威は「北朝鮮のミサイル攻撃」と巨大地震・巨大台風といった「MEGA DISASTER」である。

リーハウスを作るよりも、オフィス地下室の『シェルター化』が先かな? 結構真面目にそんな事を考えている。