【縄文土偶探訪記 Season 4 Vol.15】 石川県 『石川県埋蔵文化財センター』~ JAGUARで行く北陸路

探訪博物館: 石川県 石川県埋蔵文化財センター
http://www.ishikawa-maibun.or.jp/senter.html
探訪日: 2017年4月19日
探訪目的: 名も無き土偶さんとの出会いに期待

【縄文土偶探訪記(北陸編)」の2番目の目的地は「石川県埋蔵文化財センター」だ。場所は、ナビ任せで移動したので、上手く表現できない。入館料はここも無料。

県の埋蔵文化財センターなので、他県と同様「広々とした敷地に立派な建物」である。

石川県埋蔵文化財センターの建物の一部。どこの県も埋蔵文化財センターは、敷地が広々、建物はドーンと立派なので、施設全体を写真に収めるのは難しい。

楕円形の常設展示室の周辺部は2層構造。中央に「タイムポール」という柱状の構造物が有り、2Fは「時の回廊」と名付けられ、旧石器時代から江戸時代まで、時代順に展示スペースが設けられていた(http://www.ishikawa-maibun.or.jp/tenji/annai.html)。

楕円形で周辺2層構造の常設展示スペース。中央の柱状の構造物が「タイムポール」、2Fの展示スペースが「時の回廊」。うーん、お洒落である…

が、当初、そんな構造を知らない私は、1F展示スペースに土偶さんが見当たらない事に焦った。「ふ、不発か…」が、心配は2Fの縄文展示スペースに移ってすぐに解消。

遮光器土偶とは雰囲気が異なるのだが、宇宙服を身に纏ったような土偶さんが1体展示されていた。「ん? この土偶さんは見覚えがあるぞ。土偶・コスモス(土偶さん系の有名写真集)に載ってたかな…」

2F縄文展示スペースでやっと土偶さんを発見。ホッとした。この土偶さんは「写真集」で見た記憶があるぞ。

プレートには「土偶 金沢市米泉遺跡 縄文時代後期」と記してあるのみで、それ以外の詳細は不明。形状からすると「板状土偶」系であろうか?

あまり厚みのない構造なので「板状土偶」さんのお仲間であろう。愛称等は表示されていない。頭部は確認できるのだが、顔がどこかがよくわからない。いずれにせよ、ユニーク&レアモノ系の土偶さんに対面できた。

「頭はあるが顔はわからない」という感じで、ユニークな土偶さんである事は間違いない。CEUDがまた1件増えたぞ。\(^o^)/

他の展示物もじっくり鑑賞して、滞在時間は約25分。土偶でも、岩遇でもない「木遇」なるものも展示されていた。ただしこれは、ちょっと「無気味ちゃん系」である。

「木偶? 何これ??」土偶と岩遇は知っているのだが… ちょっと(と言うか、かなり)無気味である。

【縄文土偶探訪記 北陸編】の初日は、無事に終了だ。

トリグラフ・リサーチ 稿房主
【縄文土偶探訪記】