風の通り道

今日の同じ別荘街区は、朝から快晴。昨日のぐずついた天気(八ヶ岳では稀である)がまるで嘘のようだ。朝食を済ませてから、ノンビリとメインウッドデッキで作業を始めた。

昨日のぐずついた天気とは対照的に、今朝の同じ別荘街区は朝から快晴。枕木テラスをドームのように覆う「山栗」の枝には、実が鈴生りである。
昨日のぐずついた天気とは対照的に、今朝の同じ別荘街区は朝から快晴。枕木テラスをドームのように覆う「山栗」の枝には、実が鈴生りである。

昨日午後は、旧『銀行業界鳥瞰図』の「年齢当てクイズ(https://triglav-research.com/?p=6606)」でお馴染みの私の前勤務先英系投資銀行Y副本部長と、同じく前勤務先で私の分厚いレポートをDTPをすべて引き受けていただいたOさんがご家族で八ヶ岳を訪れてくれた。

生憎の天気で小雨の中でのBBQとなったが、Y副本部長は2人、Oさんは1人のそれぞれお嬢さんがご一緒。息子3人を育てた家内(社主)は、女の子が羨ましそうだった。

驚いたのは、Y副本部長のご家族が枕木駐車場に車を駐めると同時に小雨が降り出し、駐車場を後にした数分後には見事に雨が上がった事だ。このご家族と組めば、新たな「農業関連」「天候関連」ビジネスを立ち上げる事が可能かもしれない。

まずは、昨日使用したBBQセットのお片付け。本来は、大型と小型の2セットを使う予定だったのだが、雨のためガーデン・アンブレラを併設できる大型のみを使用。私は「物にも心は宿っている」と信じているので、「昨日はありがとう。次回もよろしくね!」と感謝しながら手入れを進めた。

まずは、昨日のBBQで活躍してくれた大きな方のBBQセットの片付けに着手。物に対しても、しっかりと謝意を伝えながら手入れをする事がトリグラフ流である。
まずは、昨日のBBQで活躍してくれた大きな方のBBQセットの片付けに着手。物に対しても、しっかりと謝意を伝えながら手入れをする事がトリグラフ流である。

次の作業は、ウッドデッキ部材のチェックである。11日に届いたWRC部材は、13日にメインウッドデッキに移動、14日と15日に塗装作業を行った。約150本の部材すべてについて、エボニー色のステイン剤で1回目の塗装を終えてある。

メインウッドデッキへの移動作業、ステイン材の塗装作業を終え、乾燥中のWRC材。次の八ヶ岳オフィス滞在時に組立作業を開始する予定だ。
メインウッドデッキへの移動作業、ステイン剤の塗装作業を終え、乾燥中のWRC材。次の八ヶ岳オフィス滞在時に組立作業を開始する予定だ。

塗り忘れがない事を確認できて一安心。これで次回の八ヶ岳来訪時にウッドデッキ組立作業に着手できる。

30分程の軽作業を終えた後、八ヶ岳オフィスにおける夏場の一番のお気に入りの場所「フラットベンチ(まあ、縁台である)」に仰向けになって、思いっ切り四肢を伸ばし、空を見上げる。

これが夏場一番のお気に入りの場所である庭に置いた「フラットベンチ(縁台)」。ちょうど「風の通り道」に位置するようになったようで、近くの広葉樹の葉がいつもそよいでいる。
これが夏場一番のお気に入りの場所である庭に置いた「フラットベンチ(縁台)」。ちょうど「風の通り道」に位置するようになったらしく、近くの広葉樹の葉がいつもそよいでいる。
フラットベンチから見上げた同じ別荘街区の上空。久石譲の「風のとおり道」をBGMとして耳元に流しながら空を見上げていると、仕事をする気が失せてしまう。フラットベンチは、ある意味で「魔のスポット」だ。
フラットベンチから見上げた同じ別荘街区の上空。久石譲の「風のとおり道」をBGMとして耳元に流しながら空を見上げていると、仕事をする気が失せてしまう。フラットベンチは、ある意味で「魔のスポット」だ。

一昨年11月に財産区の樹木伐採作業が行われた結果、敷地の風の流れが変わったように思える。フラットベンチ近くの広葉樹の葉が、いつもヒラヒラと風にそよいで、周辺の樹木の葉とは違った動きを見せるようになった。

フラットベンチに寝そべると、夏場は常に敷地南東方向の財産区の林から、ツリーハウスの将来の建設予定地である敷地北西方向に位置する三角地スペースに絶え間なく涼しげな風が流れている事が体感できる。

風の通り道の「入り口」。南東の財産区の林。2014年11月に樹木を大量に伐採した事によって、敷地内の風の流れが変わったように思える。
風の通り道の「入り口」。南東の財産区の林。2014年11月に樹木を大量に伐採した事によって、敷地内の風の流れが変わったように思える。
風の「出口」方向にある敷地の三角スペース(約100坪)。ここだけは、樹木の伐採を控えめにしてあり、将来のツリーハウス建設予定地だ。「オフィス・ウッドデッキ」「ピザ釜」「ツリーハウス」が今回のセルフビルドの候補であったが、結局、ウッドデッキを最優先する事になったのだ。
風の「出口」方向にある敷地の三角スペース(約100坪)。ここだけは、樹木の伐採を控えめにしてあり、将来のツリーハウス建設予定地だ。「オフィス・ウッドデッキ」「ピザ釜」「ツリーハウス」が今回のセルフビルドの候補であったが、結局、ウッドデッキを最優先する事になったのだ。

こういうのを「風の通り道」と言うのだろう。久石譲の名曲「風のとおり道」をBGMに流しながら、このフラットベンチで空を見上げていると仕事をするのが阿保らしくなってくる。今日は(も)朝から、そんな一日だ。

トリグラフ・リサーチ 稿房主
【八ヶ岳ライフ】