カテゴリー: 【四方山話】

土偶さん、ツリーハウスよりも面白いもの見~つけた!

9月17日、台風18号襲来前に「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所 臨戦態勢」ネタを配信してから稿房通信を10日以上も休稿としてしまった。台風被害によって配信不能となったわけではなく、銀行アナリストとしての創作意欲を刺激される「最高の素材(ネタ)」に出会い、そのデータベース構築と分析作業に、この間、熱中していたからだ。

正直なところ、土偶さん、ツリーハウスなどよりも(現時点では)全然面白いと感じる! 2016年前半、FinTechに知的好奇心を刺激され、その深みにドップリと嵌まってしまった時に匹敵する程の興奮を覚えた。その素材は「議決権行使結果の個別開示情報」である。

「議決権行使結果の個別開示情報」は、銀行アナリストとしての知的好奇心を大いに刺激してくれた。「宝の山」であり、ガバナンス構造改革の進展を再認識させられた。

7月下旬からパラパラと始まった2017年6月開催の株主総会に対する議決権行使状況の開示については、その存在を意識はしていたものの講演活動が多忙で分析までに手が回らなかった。銀行に関する新たな公開情報が提供された場合、遅くとも3ヵ月以内にデータベースと分析の枠組を構築し、その後は継続的にメインテナンスしていくというのが弊社(と言うか私)の基本方針である。

「議決権行使結果の個別開示」については、10月末を目途と考えていたのだが、台風18号襲来の日に、ちょうど暇だったので「信託銀行開示分」から着手。某信託はExcelのワークシートでデータを開示してくれたので、それを基本の枠組として活用。丸1日掛けて、独自のデータベースのフォーマットを作成した。

ちなみに2017年3月末の銀行セクター全体の普通株式の保有比率は、第1位が「外国人」の26.6%、第2位が「事業法人・その他の法人」の25.5%、これに次ぐのが第3位「信託銀行」の19.5%だ(信託銀行保有分の内、投資信託が4.6%、年金信託が1.4%、指定単その他が13.5%となっている)。したがって、存在感の大きい信託銀行のデータベース化から着手するのは合理的なのである。そして、データベースフォーマット作成以降は、自然の成り行きでデータの整理・分析に作業に熱中してしまった。

2017年6月開催の株主総会において、上場銀行・持株会社が提案した議案数(会社側提案のみ)は1,171。これに対しての、まずは信託4行(三井住友信託・三菱UFJ信託・みずほ信託・りそな銀行)の議決権行使状況(賛成・反対)を色分けして一覧表にし、特記事項(理由等)を加えた。この段階で、4行合算の反対議案数が434に達した事に驚く(事前には、4行合わせても200に満たないだろうと思っていた)。対象議案数に対する反対票比率は9.8%だ!

こうなると、どんな銀行のどんな議案が「反対(No)票」を投じられたかに興味が湧くのは当然である、そこで、全行の「株主総会招集通知」をダウンロードしてデータベース化。さらに個別議案と信託銀行の議決権行使(賛成 or 反対)の突き合わせ作業を行った。項目別では「取締役選任」に係る反対が圧倒的に多い。個別行では、4行すべてから何らかの反対票を投じられ、総議案の半数近くまでを反対とされた銀行もある。これが「個別開示情報」分析の醍醐味である。

信託銀行の「物言う株主化」は、私の事前の想定を上回っており「ガバナンス構造改革」が着実に進んでいる事を再認識。やはり「個別開示」の意義は極めて大きいと実感した。さらに興味を覚えたので「世の中お騒がせ企業」に対する議決権行使状況にまで手を伸ばしてしまった(こうなると完全に脱線)。

勿論、データの整理・分析は、講演や東京でのお仕事があるので、その隙間時間を使って作業を続けた。そして、昨晩、とりあえずは信託4行を対象とした分析の枠組とプレゼン用資料が完成\(^o^)/ これからは、主要な投資顧問会社や保険会社等の個別開示状況を加えるという「楽な作業」に移行。保険会社は非開示の先が多そうなので、まあノンビリと取り組めばよいと考えている。

こんな具合に「世の中の大いなる変化」を実感できると、「飽き気味」であった本業に対する意欲が一気に回復してくる。今年の10月末で弊社は設立から丸5年、12月末には開業丸5年となる。新しいビジネスサイトの立ち上げは多忙ゆえに「放置状態」にあったが、当分は趣味サイトである「稿房通信」の方を手抜きして、本業の方に時間と資源を集中しようかなとも考えている。まあ、明日になればまた気が変わるかもしれないが…

「伊達と酔狂」でやる仕事とは、そういうモノなのである!

トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所 臨戦態勢へ!

昨日からほぼ2週間ぶりに八ヶ岳オフィスに滞在している。ポストは郵便物で半分程埋まっていたが、幸い今回は緊急の郵便物はなかったので一安心。でも2週間オフィスを離れるのは、やっぱりちょっと無謀である。

この滞在期間中は、台風18号の襲来と見事に被りそうなので、トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所をフル稼働させて、様々なデータを収集せねばならない。昨日は、観測機器のWi-Fi接続状況やバッテリーの消耗具合を確認。室外気温・気圧観測計と風速・風向計が少なくなっていたので新しい電池に替えた。これで気象観測に対する備えは万全だ!

これまで稿房通信で何回か、私が川崎自宅や出張先から、スマホで八ヶ岳オフィス周辺の気象状況を確認する画面を紹介してきた(http://triglav-research.com/?p=15627 等)。トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所は『Netatmo』の観測機器ですべてを構築している。

その第1目的は、世界中どこにいても八ヶ岳オフィスの室内・室外の様子を確認出来る状態を確保することにあるのだが、実は、もうひとつ大きな役割がある。インターネットを通じて、世界中に設置されたNetatmo機器が観測している数値をほぼリアルタイムでモニターする事だ。

Netatmo weather stationは、室内の状況をモニターする親機と外気温等をモニターする子機(ワイヤレスモジュール)から構成されている。そして親機の位置情報をもとにweather stationの設置箇所を地図上に表示し、子機が観測する外気温、湿度、気圧を時系列でグラフ表示してくれる。さらに当日を含めて5日間の天気予報も示すのだ。

地図上で興味のある地域のstationをクリックすれば、正に、ピンポイントでこれら3項目の情報を無料で得る事が出来る(必要なのは機器購入代のみ)超スグレモノである。ちなみに、下記は、今日の午前6時頃の関東・中部地区の一部分の気温を示した簡略マップである(マップの縮尺を調整すれば、もっと多くのstationが表示される)。

トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所をセンターにした広域マップ。実際のNetatmo stationの台数はもっと多い(縮尺の関係で簡略表示されている)。IoTの進化と社会生活への定着が進んでいる事を実感。同時に我がオフィスの涼しさ(もう寒さかな?)にも驚く。右下の気温に応じた配色もわかりやすいなぁ….

中央の青い六角形で囲まれたのが(印は私が付した)、トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所のデータである。外気温は12℃。川崎自宅に近い「町田」設置のstationは21℃を示しているので、車で2時間も要しない場所であるにもかかわらず9℃も温度差があるのが確認できる。地図が表示する中には10℃のstationが1カ所あるが、オフィスの所在する八ヶ岳西麓はそこに次いで低気温となっている(今日なんてちょっと肌寒い!)。

北海道や東北と比べたらどうかなと思って、それぞれのエリアのマップを表示してみた。やっぱり北海道は寒い。北部には、既に気温10℃以下のstationがゴロゴロある。役員慰安旅行で訪れたばかりの札幌は? オイオイ、14~15℃で八ヶ岳より暖かいじゃないか…あっ、富良野がちょうど同じ位の気温だ。お花畑周辺は確かに八ヶ岳と似たような気候だったな。函館は17℃とやっぱり暖かいなぁ。

北海道と東北の簡略マップ。やっぱり北海道の北部は八ヶ岳より気温が低いんだな… 同じような気温は、富良野と青森、そして岩手の北部辺りだ。八ヶ岳オフィスは自宅から車で2時間弱の距離なのに、気温は富良野と同じ。やっぱり標高1,300mってのは特殊な環境なんだな。

あれっ、東北は八ヶ岳西麓より全然気温が高いぞ。でも、青森と岩手北部がちょうど同じ位だ。「土偶さんの宝庫」である北海道・青森・岩手は、やっぱり八ヶ岳と気温が近いんだな…なんて具合に、Netatmoのマップだけで、結構、私の好奇心を満たしてくれるのだ。

さらに、我が気象観測所のように、雨量計、風速・風向計も設置してあるstationは、機器別にそれぞれ別マップで表示され、雨量、風速・風向の時系列変化も観測できる。台風が気になったので、午前8時過ぎに、沖縄と鹿児島に設置されている風速計をいくつかポチッとしてみた。沖縄の1台では風速31m、鹿児島の別の機器ではもう24mが記録されていた。

トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所もフル装備の状況で観測データを送り続けるので、Netatmoユーザーの皆さん、どうぞご活用下さい。最後に、台風18号の被害が大きくならない事を心より祈りたい。

あっ忘れてた。Netatmoは、風速・風向計、雨量計を含めたフル装備状態でも¥43,634(Amazon)で、気象観測ユニットを揃える事が出来る。MEGA DISASTERの脅威が日常化する今日、私は「本当に安い買い物」だと思う!

花畑を見て思う

手塩に掛けて育てた花々が満開となり、初秋の野を鮮やかに彩っている。今日は、文章ではなく、写真を楽しんで欲しい!

ちなみに、花を育てたのは、私ではないし、勿論、花畑も我が家(川崎自宅&八ヶ岳オフィス)とは無関係である。これらは、9月7日(木)、北海道の富良野から美瑛へと通じる「花人街道237」で花畑をハシゴした際に撮影した写真のごく一部だ。

今年は、例年よりもやや早く仕事に飽きてしまった。7月中旬頃から「仕事関連の残りエネルギー」が怪しくなってきたので、恒例のエアラインのマイレージサービスを使った「役員慰安旅行」を9月6日(水)~9日(土)の3泊4日で組んだ。全国各地を講演で巡業して1年間で溜まったマイルの一部を使って、飛行機、ホテル、レンタカー代をすべて賄う「ほとんどゼロコスト」の旅である。

2013年の弊社開業以来、北海道各地を訪問するのが「役員慰安旅行」の基本だったのだが、昨年は、例外的に「鳥取・島根・岡山」の旅とした。メインイベントであった「出雲大社詣」の御利益は抜群で、直後に次男の結婚が決まったのは稿房通信でも紹介済みである。

息子達の結婚については、まだ長男と三男が残っているが、神頼みばかりでは申し訳ない(情けない)ので、社主と相談して、今年は基本路線に戻す事とした。1泊目は札幌、2泊目千歳、3泊目は函館と道央・道南を旅する予定を組み、2日目に訪問したのが、これら「花人街道」の花畑なのだ。

今回はマイルをかなり思いっ切り使ったのだが、それでもまだ40万マイル位残っている。それだけ頻繁に国内出張して、地方でお金を使ったという事だと思う。自分では「地方創生」への貢献と考えている。

外国人観光客ばかりを大切にしないで、私のような「旅芸人稼業」の日本人にもっと優しくしてくれても良いのではないか… 日本人のビジネス出張客が蔑ろにされているような思いが年々高まっていて、インバウンドに頼った地方創生への取り組みに対しては、やや違和感を覚える。

有名な「ラベンダー」の開花期は既に終わっていたが、それは承知の上で、むしろ色とりどりの初秋の花を堪能したいというのが社主のご要望だった。私は、千葉県の最南端、1年中花が咲いているような町で生まれ育ったので、花を見てもあまり感動する事はないのだが、花人街道の花畑の美しさとスケールの大きさには圧倒された。

役員慰安旅行の目的は、リフレッシュして、尽きかけている仕事に対するやる気を再燃させる事にある。だが、今年に関しては「逆効果」だった。美瑛や富良野の広大な花畑や農園を見ていたら、金融という「虚業界」に戻るのがさらに嫌になってきた。

太陽フレアの影響で、帰りの便は欠航になるかと期待したのだが、残念ながら定刻通りに運航した。さすがオフィス・セルフビルドの棟梁Tさんが働くANAである!

ああ、今週から嫌だけど、また仕事だ… 美しい花畑の写真を掲載して、真面目に働く稿房通信読者をイラッとさせて、せめて憂さ晴らししよう!

暑い日はお仕事休みましょうよ…

バリ島から戻り、八ヶ岳オフィスで3日間過ごした後は、当然ながら『お仕事』が待っていた。ひたすら講演で全国を回る日々である。

昨日は、朝一番に大阪でプレゼンし、トンボ帰りの東京で事業会社にプレゼン。最近、保険会社からのお座敷が一気に増えてきたが、事業会社向けは初めてだ。

今日は、朝一番で広島、午後は岡山で計3件の講演が組まれている。吟遊詩人活動も、ここにきて顧客層が拡大してきた。

そろそろ、幼稚園からも『ちぎんさんのおはなしきかせてくださ〜い』みたいな依頼が舞い込むかもしれない。

「ちぎんさんはね、はたらきものでがんばりやさんなんだけれど、もらえるおこづかいがへってきているんだ。でもね、まだ、おかしやおもちゃをまえとおなじようにかっているんだよ。みんなもそうなったらどうする? そうだよね。くふうしなければいけないよね。かんきょうてきおうってことばおぼえて。とても、たいせつだから… ちぎんさんはね、これからそれにちょうせんするんだよ。ちほうそうせいっていって、みんながすんでいるまちをげんきにしようとがんばるんだよ。おうえんしようね!」とでも話そうか?  

芸の道を極めるには、どんな顧客層にも対応出来るよう、常に万全の準備をしておく必要がある。でも、森友学園からの依頼だったら、どう話そう…

それにしても、全国どこに行っても異様に暑い。どんな環境でも、ビジネスの際には、スーツ、ネクタイを完璧着用というドレスコードを有するトリグラフ・リサーチとしては『苦行』の日々が続く。

我がオフィスの環境はどうだろう? と思い、iPadからトリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所にアクセスした。

外気温は18.9℃、4日間締め切ったままのオフィス内でも24.6℃と正に別世界だ。

八ヶ岳西麓標高1300mというロケーションとフィンランドから輸入したログキットの調温・調湿効果により、夏場は『楽園』状態である。

何でこんなに快適なオフィスを構えているのに、スーツ着て全国飛び回らねばならないんだ! 素朴な疑問と耐え難い怒りがこみ上げてきた。

森林インストラクターとしての私だったら、幼稚園の子供たちにこう伝えるだろう。

『あのね、こんなにあついのは、ちきゅうさんがおこっているからなんだよ。にんげんってわかるよね。にんげんがちきゅうさんのことをかんがえずに、わがままばっかりするから、もういやなんだって。つらくておねつがでてきたんだって。こういうときはみんながのんびりとおやすみするの。おしごとなんかしちゃいけないんだよ。ちきゅうさんもっとおこっちゃうと、どか〜ん、がらがら、さぶ〜んって、たいへんなことになるよ。みんなでちきゅうさんありがとうってまいあさいって、たいせつにしようね!』

軍事ヲタクではない!

人間、予期せぬ質問を受けると、それなりに慌てるものだ。本業である「銀行調査」に関しては、そんな経験はほとんどないが、先週@東京での会食や面談の際に、同じ類の想定外の問いかけを2人の方から受けて、正直、面食らった。

質問の内容は簡潔に表現すると「軍事ヲタクだっけ?」である。「はぁ~ 誰が?」自分が軍事ヲタクだなんて意識はまったく無かったので、最初に質問を受けた際に、何故にそんな事を聞くのか、逆に問うてみた。理由は意外や意外…5月18日配信の稿房通信(http://triglav-research.com/?p=17090)の写真キャプションに「F-35A(航空自衛隊のF-4戦闘機の後継機)」や次期イージス艦 「27DDG/28DDG(8200t型ミサイル護衛艦)」等の記述があったためらしい。

最初の質問から2日後にほぼ同じような問いかけを受けた際には、ピーンときたので、稿房通信の写真の事かと尋ねた。ビンゴだった。面白かったので、2人目の質問者には「実は名刺(肩書き)を常に5枚使い分けていて、その内のひとつが『軍事アナリスト』なんですよ。」と真顔で(勿論、冗談で)答えた。その後、否定するのを忘れたので、もしかすると真に受けてしまったかもしれない。まっ、イイか…

そんなやり取りを通じて、いくつか驚いた事がある。

ひとつは、依然として稿房通信の読者層に「金融業界関係者」が少なからず存在するという事実だ。今回質問を受けた1人目は銀行関係者、2人目は金融プレス系の方である。読者諸氏はお気付きと思うが、今や稿房通信は、私の趣味情報発信の場だ。4月にWebスタイルを更新(高度化)した際に、旧『銀行業界鳥瞰図』と『隣の金融機関』は、メインメニューからサブメニューへと降格させた。最近の投稿へのアクセスは、完全に【縄文土偶探訪記】主体であり、寄せられる情報も日本全国の「土偶愛好家」さんがほとんどだ。ゆえに、広い意味での金融業界関係者が依然として稿房通信、それも細かな写真キャプションまで読み込んでいるという事実は、正直、意外だった(こんなもの読まないで、ちゃんと仕事をしましょう!)。

ふたつめは「F-35A」「27DDG」なんて用語は「一般常識」だろうと思えた点だ。どうも日本人は、我が国(=自分達の生活)の防衛・治安を担っている自衛隊員・海上保安官・警察官・消防官等の皆さんへの感謝・尊敬の念が希薄なように思える。その背景には、防衛や治安に関する基礎教育が十分でない事に一因があるのではなかろうか? 北朝鮮のミサイル発射が連日のように報じられている中、防衛等に対する基本的知識をしっかりと学ぶ事は大切である。個人的には「金融教育」よりも優先すべきだと感じる。自衛隊の次期戦闘機・イージス艦の名称をWebに書いた位で「軍事ヲタク」と思われてしまう現状は、ちょっと悲しい。

ここでしっかりと事実をお伝えしておきたいが、私は「軍事ヲタク」ではないが「戦闘機」は大好きだ! より正確に表現するならば戦闘機・車・筆記具」等々、洗練された美しいフォルムを有するアーティファクト(Artifacts)に限りない愛着を覚える。既に八ヶ岳オフィスは、縄文土偶さん達のレプリカによる占拠状態にあるが、八ヶ岳本宅の4畳程の「ホビールーム」には、世界の名戦闘機のミニチュアがズラッと並んでいる(正確に数えた事はないが、35~40機はあると思う)。

八ヶ岳本宅のホビールームに並んだ世界の名戦闘機・戦闘ヘリのミニチュア。別の本棚に置いてある分を含めると35~40機はあると思う。コレクション数、投じた資金の両面で、既に「縄文土偶さん」のレプリカコレクションには及ばない。

左から、F-15J Eagle、F-16 Fighting Falcon、F-14 Tomcatのミニチュア。先週、某所で元自衛隊のF-2(F-16を日米共同で改造・開発)パイロットの方と偶然、お話しする機会があり、とても楽しかった…

軍事的興味ではなく、土偶さんやかつてのLand Rover、Pelikanの筆記具「自然の美観シリーズ」等々を愛でるのと同じく、その思わずウットリするような美しさに魅了されてのコレクションなのである。繰り返しになるが、私は断じて「軍事ヲタク」ではない!

トリグラフ・リサーチ 稿房主
@魔都『東京』


銀行小説家の道か? それともジオラマ作家か?

最近、真面目に働き過ぎている自分がちょっと心配だ。「仕事の合間に土偶見て、温泉回って、気が向いたら今日は休暇!」みたいな生活を送っている人間がこんな事を書くと、イラッとする読者の方が多いかもしれない。でも、子供の頃から他人をイラッとさせるのは結構好きだったので、読者がそう感じたらちょっと嬉しい。Webに「いいね!」ボタンなんて表示するのは私の主義・主張に反するが、「イラッ!」ボタンだったら付けてもよいかな…

一昨日は、朝6時前に川崎自宅を発って甲信越巡業。今年になって、新幹線にはもう何回乗っただろうか? 昨日は、朝から丸1日苦手な東京でお仕事だ。朝イチで、昔のお客さんだった株式ポートフォリオマネージャーに地域銀行の現状についてレク。その後、お昼はプレスの方と会食。午後イチはお役所系の研究所の方と意見交換。午後3時半からは、年2回の恒例となりつつある地域銀行東京支店長さん向けの90分間の講演。終了後は、午後8時20分まで食事会で盛り上がる。ロマンスカーに乗って川崎自宅の最寄り駅「新百合ヶ丘」に着いたのは午後9時ジャストだった。今日も朝から東京でのお仕事である… こんな生活送っていたら、90歳位までしか生きられそうもない気がする。

55歳になって「吟遊詩人活動」にも疲れてきたので、そそそろ「文筆業(銀行小説家)」に路線変更しようかと思う。そうすれば1年中、大好きな八ヶ岳で過ごす事が出来る。ほとんど冗談で、何人かの東京支店長さんに「私、地域銀行の経営統合を小説風に全部書いて行こうかと思うんですが、ご協力いただけますかね?」と尋ねてみた。皆さんお酒が回ってた事もあり「そりゃあ皆さん、大久保さんだったら全面協力ですよ!」的なそつの無い言葉が返ってくる。こんなだから東京支店長達さんは、どんどん偉くなっていくんだな。妙に納得した。

「豚もおだてりゃ木に登る」ってのは昔からある諺ではなく、1970年代のアニメ「タイムボカン」で用いられて、世に定着した言葉である。このブタさんになってしまった私は、早速お洒落なペンネームを決めるために「姓名判断」の本をとりあえず4~5冊読もうと決めた。何事もまずはしっかりとした基礎知識を持つ事が肝要なのだ。

そう言えば、昨日は苦手な東京であるにもかかわらず、かなり感動した事があった。講演会終了から食事会までの時間に、森ビルさんのご厚意で六本木ヒルズ43Fにある「ジオラマ室」を見学させていただいたのだ(森ビルさん、本当にありがとうございました)。広々とした室内には、1/1000スケールの「マンハッタン」「上海主要部」、そして日本の首都「東京」がもの凄い迫力でドーンと広がっていた。事前の予想を上回る「壮大さと緻密さの見事なコラボ」である。

こちらが「東京」のジオラマのごく一部。日本のトランプ、旧『銀行業界鳥瞰図』に何回かご登場いただいたY副本部長が「俺のビル(Yタワー)どこだ? 47階建てなんだが。ああ、あった。」と呟いていた。ゴジラがビルを壊したくなる気持ちがよくわかった…

東京支店長さん達も「ウチのマンションがあった!」とか「支店のビルはどこだ?」みたいな感じではしゃいでいる。東京の「穴場的スポット」としてはかなりのグレードである。

六本木ヒルズ43Fから撮影した東京タワー周辺の風景。ガラスの映り込みがあるので、こちらが実物の光景である事がわかるだろう。

このジオラマは、ヤバいぞ! 文筆業ではなく、ジオラマ作家の道がお洒落かな? 自宅に帰ってから、kindleストアで検索をかけたら「小島隆雄のミニチュアワークの世界」なんて、そそるタイトルの本があった。思わず「1-Clickで今すぐ買う」しそうになったが、辛うじて心のブレーキが掛かった。「まずは縄文土偶の世界を極めなさい」— その通りだ!

こういう予期せぬ誘惑があるから東京は「魔都」なのである。

トリグラフ・リサーチ 稿房主
@魔都 東京

旅芸人のお気に入りスポット — 『東京駅の隠れ家』

幣社設立後は1年の営業日数の内、おおよそ3分の1を地方出張で飛び回る生活が続いている。昨年に限定するならば、ほぼ4割に達した。ゆえに、飛行機や新幹線での移動時間は、私にとって重要な仕事のための時間であり、同時に休養の場でもある。

作業に集中できて快適な環境を確保できるように、会社設立時に作成した『旅費規程』で、役員の国内出張は、飛行機はプレミアムクラス、新幹線はグリーン車と定めた。31歳の時に、当時はすごい勢いで東京マーケットでの存在感を高めつつあった外資系金融(ガイシキンユウ)の世界に身を転じた。そのため、若い頃から、個室に秘書にグリーン車みたいな歪んだ仕事環境に慣れてしまったのかもしれない。

だが現在は、極めて出張が多いのも事実なので、体力・気力共に充実した状態で講演やプレゼンに臨むために、移動手段についてはケチらないようにしている

飛行機も新幹線もシートの場所まで、ほぼ決まって(決めて)いる。余程の事がない限り、飛行機は最前列の窓側、新幹線は逆に最後列の窓側である。これ以外の条件のシートだと、なぜか落ち着いて仕事が出来ないのだ。空港のラウンジなんて、第4のオフィスみたいな感覚であり、お決に入りの席は5番目位まで優先順位付けをしている。我ながら本当に面倒な性格だと思うだが、こんな些細な拘りも私流のLifehack(仕事術)の一環なのだ。

全国各地の銀行本店の近くにも、勿論、時間調整のためのお気入りのスポット(喫茶店)を定めている。昨日の甲信越トリップでは、正にその内のひとつで、超お気に入りのケーキセットを堪能した。

昨年末までは、お気に入りスポットを決められないでいた場所が1ケ所だけあった。「東京駅」である。私の場合、東海道・山陽新幹線を利用する際には「新横浜駅」が起点であり、ここにはド定番のスポットがある。だが、東京駅の場合は、苦手な人込みである事に加え、お店が多過ぎて、どうしても「ここだ!」といった絞り込みが出来なかったのだ。

だが、今年に入って状況は一変した。全国各地のお気に入りスポットの中でも最上級のものを遂に「東京駅」で見つけたのだ。八重洲中央口のほぼ正面にある「ビューゴールドラウンジ」である。

昨年の春先だったと思うが、川崎自宅に「ビューゴールドプラスカード」なるクレジットカードの申込案内が届いた。ちょうど、モバイルSuicaのオートチャージ用に、ビューカードを保有しようかなと考えていたのでグッド・タイミングだった。案内書にサラッと目を通すと、入会特典として新幹線グリーン車利用券2枚等々がつくとの事。初年度の年会費なんて軽く回収できるなと即座に判断し、カード発行を申し込んだ。

やがてカードが手元に届き、すぐにモバイルSuicaに紐付けした。その後、グリーン車利用券等の特典が別便で送られてきたのだが、封を開けただけで、未利用で放置。厳密に言うと、なぜか自宅書斎のScan Snap iX500の裏側に隠れて、その存在を忘れたまま年を越したのである。そして、年が明けた1月5日、年賀状のスキャン作業をしていた際に、特典チケット類が入っている封筒の存在に気が付いた。改めて特典内容を確認。「ヤバい。グリーン券の利用期限は今年の3月9日ではないか。早く使わなければ!」— 正直、ちょっと慌てた。

そして、「ビューゴールドラウンジご利用券」なるチケットも2枚同封されていた事に気が付いた。こちらの利用期限は今年の2月28日である。「はて?ビューゴールドラウンジって何だ??」すぐにWebで検索し、この時点で初めて、「ビューゴールドプラスカード」のホルダーは、東京駅発のグリーン車を利用する場合は、この「ゴールドラウンジ」を利用できる事を知ったのである。

どんな感じのラウンジなのか、やはり1回は試してみようと思い、今年最初の東北巡業(1月16日)の際に興味半分で訪れたのだった。そして、初回利用時からもう「トップレベルのお気に入り」となったのである。八重洲中央口正面という最高のロケーションに加え、快適な施設、良好なサービス、どれも大満足だ。ラウンジの概要については、こちら→ https://www.jreast.co.jp/card/first/viewgoldplus/vglounge/ をご覧いただきたい。

受付を済ませ、自分の好きなシートを選ぶと、女性スタッフがメニューをすぐに持ってきてくれる。ドリンクは、おかわり自由との事(した事ないけど)。その後、注文したドリンクとおしぼり、焼き菓子、さらには、ラウンジ開業1周年記念で青森の林檎ストレートジュース「トキ」がサーブされる↓

ラウンジ開業1周年記念品である青森林檎ストレートジュース「トキ」はとっても美味!持ち帰りを想定しているらしく、小さなビニール袋と一緒に手渡される。これも私のお気に入りである「昔懐かしカツサンド」と組み合わせた新幹線車中でのランチも、最近の出張の定番となりつつある。ラウンジのチェアは、私好みのしっかりとした造りであり、テーブルもiPad Proで作業する際に、ちょうど良い広さと高さだ。本当に快適に出張前の準備が出来る!

「なんて充実したサービスなんだ!」— もう感動モノである。あまりにも気に入ってしまい、今年に入ってもう「5回」も利用してしまった。苦手だった東京駅も、現在では、すっかり「楽しみの場」へと変貌し、ビューゴールドラウンジは「東京駅の隠れ家」となっているのだ。

JRさ~ん、素晴らしいラウンジを提供してくれて、本当にありがとう<(_ _)>

トリグラフ・リサーチ 稿房主
Lifehackの部屋